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遊戯王マスターデュエル(MD)~ダイア1到達デッキ 斬機転生~

 はじめまして。ラベ(note内での別称マサトル)です。本日はマスターデュエル(MD)にて2/6に日付が変わったあたりの時点でダイア1に到達したデッキの解説を記事にしました。このデッキはプレイに慣れてからはダイア5からダイア1まで1日で到達しているためトップメタに近い可能性は十分にあります。
 斬機転生デッキということで、その名の通り流行りのサーキュラーを手に入れた斬機に、罠と破壊耐性で手堅い転生炎獣要素を組み合わせたサイバースデッキとなります。2月の後半から恐らくスプライトが来たりサーキュラーなどの規制が少しずつ来たりがあるかと思いますが、この組み合わせにより息は長いと考えておりますので、ぜひ参考にしていただければと思います。また、このデッキは比較的ジェムにも優しいかと思います。転生はストラクがあり、斬機+閃刀姫のパックを頑張って剥いてもらえれば、あとのURは汎用カードばかりです。

 早速ですが、デッキ構築は以下の通りとなります。

 コンセプトの概要としては、サーキュラー初動の斬機ギミックが既にメタられているため、貫通札となったり別方向からの攻めとなったりする転生を相方にする方針に至りました。基本は先行から展開することを想定していますが、転生要素のおかげで、斬機ギミックに対する流行りの手札誘発であるドロール&ロックバード/屋敷ワラシ/ヴェーラー泡影を貫通できる場合が多いです。特にもドロールは斬機ギミックのみでは致命傷ですが、転生要素ではガゼルからの展開がサーチを含まず、デッキからの特殊召喚と墓地からの炎属性や罠の回収であるため引っかかりません。(後述の展開例②にあたります。)
 また、転生要素は専用罠であるロアーやレイジの質の高さも光ります。斬機専用罠である超階乗が最大4妨害の凶悪罠であることには変わりないのですが、ワラシ/墓穴の指名者/抹殺の指名者/禁じられた一滴/レッドリブートなどの対策カードは存在します。(因みに増殖するGでも2枚ドローされます。)これらに臆せずサポートにもなりうるロアーは本当に心強いです。そして、貴重な対象を取らない除去札となるレイジも含め、いずれもサンライトやファルコで使いまわせるのがありがたいです。環境におけるその他のサイバース族の組み合わせの例としては斬機+@イグニスターが挙げられますが、こちらは先行のジ・アライバルなどによる制圧や後手のガッチリ@イグニスター+アップデートジャマーを素材にしたアクセスコードトーカーによるワンキルのしやすさが売りとなっているかと思います。それと比べて斬機転生デッキは、展開力やワンキル性能を持ち合わせながら、罠や柔軟性や安定性によるコントロール要素が備わっております。

 さて、この構築で意識したポイントは以下となります。

 Ⅰ.〈斬機関係〉
サーキュラーの効果発動のための斬機ネームモンスターとしてサブトラ(もしくはアディオンでもよい)まで採用。サブトラは炎属性のため、サンライトウルフにリンクできたりサンライトウルフで回収できたりすることも意外と嚙み合わせがよい。一方、ダイアは初動の事故防止のために1枚採用にしており、後述の展開例③でサーキュラーのコストをダイアにすることもあるため、柔軟に召喚権をレディデバッカーや転生モンスターに使用することも想定している。(レディデバッカーのサーチ先はカゼルかスピニーのみだが後述の展開例②に繋がる。)

 Ⅱ.〈転生関係〉
展開力が足りておりランク3のミラージュスタリオもデメリットを考えると無理して狙う必要がなく、転生ネームが少なくヴェーラー泡影を打ってもらえるかも分からないため、フォクシーは不採用。一方で、後述の通りランク4はダランベルシアンでデメリットなしのアド(もしくは誘発チェック)となるため、ジャガーに加えてファルコの採用。(フォウルも採用圏内かもしれない。)

 Ⅲ.〈サイバースサーチ魔法〉
サーキュラーがなくても一応戦えるため、スモールワールドやその中継にもなるサイフレームガンマの不採用。一方、手札コストになっておいしい転生要素のスピニーやジャガーなどがいるため、サイバネットマイニングは最大枚数。

 次に先行の展開例を4種に分けて①~④の順で紹介します。①は斬機のみの場合、②は転生のみの場合、③はレベル4×2の場合、④は①→②(③→②)の場合です。それから後手と2ターン目以降の戦い方①~⑤を解説し、最後にこのデッキの弱点とそれに対抗できるカードを踏まえた総括を行います。

 ①. サーキュラーのみの場合
 展開札がマイニングのみでも優先して狙う。着地点は超階乗+ヒートソウル(+リンク先にリングリボー)。
 サーキュラーでシグマ落とし、サーキュラーで超階乗をサーチしながらダランベルシアンでダイアをサーチ→スプラッシュメイジからヒートソウルでワンドローしつつ、拮抗勝負などの罠ケアで余ったレベル4斬機をリングリボーとして添える(個人的にはトランスコードトーカー温存のためにこの展開としている)→相手ターンに超階乗発動で、エクシーズ素材にダイアが入ったラプラシアンによる妨害を行う。
 ※超階乗でラプラシアンを出す場合、相手が烙印やふわんだりぃずと分かった時点で先うちするとよい。(烙印融合やふわんだりぃず通常召喚に対して素材にしたダイアによる効果無効を間に合わせるため。)また、墓穴の指名者やDDクロウによる墓地妨害に対してはダランベルシアンを妥協して出す。(相手視点では、効果無効を付与するダイアを妨害するのが正着。)
 ※転生罠を素引きしている場合は、リングリボーではなくベイルリンクスとする。(レイジ素引きの場合は転生リンク召喚まで行う。)

 ②. 転生のみの場合
 この展開ではガゼルがキーパーツとなる。
 ②-1. まずは他に展開札がなくガゼルに通常召喚権を割く場合の紹介。展開しないと始まらないので、素直にカゼルでスピニーを落とし、スピニー蘇生でミラージュスタリオを出して、デッキからジャガーを特殊召喚→ジャガーをベイルリンクスへ→2体でサンライトウルフ→墓地のジャガー効果でミラージュスタリオをデッキに戻しながら蘇生(サンライトでガゼル回収)→ジャガーをリングリボーにして2体でヒートソウル。
 ※以下にもいえることだが転生罠を素引きしている場合は、ヒートソウルまでいかずにサンライトウルフは残すようにする。(レイジ素引きの場合は転生まで行う。)
 ②-2. ここから応用していき、例えばレディデバッカー1枚の初動では、ガゼルをサーチしてベイルリンクスを転生させることで同様の展開となるし、転生罠を素引きしている場合は、ヒートソウルまでいかずにサンライトウルフは残すようにする。(レイジ素引きの場合は転生まで行う。)
 ②-3. 次は②-2の更なる応用で、ガゼル+スピニーの展開である。(レディデバッカー通常召喚で揃った場合を含めてもよい。)スピニー通常召喚から入りベイルリンクス→ガゼル特殊召喚時にスピニーを落とす必要がないので、ロアーを優先して専用罠を落とし、最後にサンライトウルフで回収する。
 ②-4. 最後にガゼル+ジャガーの展開。ジャガー通常召喚から入り、ガゼルでロアーを優先して罠を落とす→サンライトウルフをリンク召喚してそのまま転生→墓地のジャガー効果でサンライトをデッキに戻しながら蘇生(サンライトでガゼルや灰流うららなどの炎属性モンスターを回収)→サンライトで罠を回収し、ジャガーをリングリボーへ
 ※②のまとめとして、サーキュラーやレベル4×2が絡まないと必然的に転生での展開となる。ガゼル+αの場合は臨機応変な対応となるが、ガゼルで罠を落としてもサンライトで回収+発動出来る場合は積極的に狙い、ガゼルで罠を落とそうとしたときに手札誘発を受けたら柔軟にヒートソウルを着地点とするような工夫をする。

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