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コミュニティ型雑誌「イコール」創刊実況記(1)

ロッキング・オン、ポンプ、という時代と共に駆け抜ける雑誌を創刊してきた橘川幸夫が、来年、創刊するのが「イコール」だ。

この雑誌の意義とは何かを、橘川さんの暴走に並走しながら暴走している者として、走りながら実況したい。

雑誌はいいぞ~

「イコール」の企画が始まってから、橘川さんから、この言葉を何度も耳にした。何を持って、「いいぞ~」とうれしそうに言っているのかを、紐解きたい。

雑誌が伝えたいことを端的に言うと、「いろんな面白いやつがいる。いろんな面白いことがある」ということなのだと思う。

インターネットが生まれてから、情報はあふれているが、文脈がないと、それらの情報との間に、意味のある出会いが生まれにくい。「イコール」は、それぞれの記事の執筆者が、自分が面白いと思った感覚をベースにして、「面白い人」や「面白いこと」を紹介する。執筆者に多様性があれば、様々な「面白い感覚」を通して、新しい人やことに出会うことができるだろう。

書籍なら、タイトルを見れば、何についての本なのかが分かる。書籍は、目的を持って購入するものなのだと思う。ところが、雑誌は、いろんな内容が雑然と詰め込まれている。特集記事をお目当てで購入したとしても、それ以外の記事も読むだろう。そこに、想定外の出会いの可能性がある。その面白さは、「面白いぞ~」の中に含まれる要素の一つだろう。この面白さは、橘川さんが開発した「未来フェス」とも相通じるものがある。一人が5分ずつ、自分が感じていること、実感していることを話していくトークフェスだが、次々と様々なテーマの話を聞くことになり、想定外の人やテーマと出会うことができる。

もう一つ。「面白いやつ」「面白いこと」というのは、時代状況の文脈の中で「面白い」のだと思う。だから、「今」を共有している人たちだからこそ「面白い」と思うトピックを詰め込んで、共に時代を生きていくような雑誌になるのだと思う。そういえば、「イコール」には、「時代ミーハーマガジン」というサブタイトルがついていた笑。時代の様々な最前線の取り組みを、面白がっていく仲間と出会いたいな。

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