昔見たテレビでこんなことがテーマになっていた。

「男女間で友情はあり得るのか？」

答えは「NO」だった。

その理由は次のように説明されていた。

むかしむかし

原始時代のころ

男の人は狩りをするため団結し、行動を共にした。

一方、女の人は新しく自分の夫となった男が前の旦那との子どもを殺そうとするので、新しい夫から子どもたちを守るために団結し行動した。

このように、男女では団結し行動する理由が違ったので、本能的に男女間の友情はありえない。

こんな説明だったように思う。

注目すべきは女性側の理由で「新しい夫は前の旦那の子どもを殺そうとする」との部分。

本能の部分で、新しい夫は前の旦那の子どもを殺そうとする、つまり疎ましく思うということなのか？

決して児童虐待は新しい父親ばかりがするものではない。

しかし、実際にそんなケースも多々あるわけで、これが本能とかそんなレベルだとすれば、より一層自覚する必要があるのではないか？

そして前夫の子にいらっとして手を挙げてしまう人に聞きたい。

「あなたは原始人ですか？それとも現代人ですか？」と。

多くの人が迷わず（しかもむっとしながら）「現代人だ」と答えるだろう。

だったら、たとえ本能的には拒絶反応がある対象かもしれないが、自分が愛した女性の子どもであることに目を向け、しっかりと愛情を注いでほしい。

いつか生まれるかもしれない自分の子どもと同じように、愛しみ立派な大人になるよう育ててほしい。

この世の中はなかなかろくでもないが、目の前の人を愛することから世の中は変化して行くのだと思う。

どうか自分が生きている証の一つとして、子どもを愛情いっぱい育ててほしい。