見出し画像

少しお休み、ニラ玉、トースト、トマト、トウモロコシ、フルーツ

私たちの身体は「多くの生命」が内に生きていて常に「死んで生まれて」いる。「神経細胞・脳や感覚器官・卵巣・心筋」は生まれたときに出来ている以上には出来ない。皮膚・粘膜の細胞は深層で作られて、外部に排出される。赤血球や免疫系の「遊軍的細胞(居場所が決まっていなくて何らかの役割を持っている)」は次々と作られて破壊さされる。壊し屋やリサイクラーと言う方々を私たちは「免疫」と呼ぶ。

居場所が決まっていて、次々と作られながらある程度のスパンで破壊されていく細胞もある。慎まやかに逸脱することも増えすぎることも減りすぎることもない。ほとんどの細胞はこれに入る。平滑筋細胞のように一定の蠕動しか行わない(意志で動かすことの出来ない)筋肉も含まれる。血管や消化器に分布する。心筋は横紋筋でありながら意志で動きを制御できない。
「筋組織(横紋筋:骨と骨を繋いで身体を動かす)・脂肪組織(すべての細胞の膜に使われる脂質のお財布)・骨(血液内のカルシュウム均衡を維持する)」はミネラルや様々な代謝物の保管庫であり貪欲である。黙っていたら際限なく増えようとする。
だから「インスリン」と言う仕組みが必要になる。他の細胞が食らうべきブドウ糖を際限なく吸い込んでいくのだ。

ある種の特別な機能を持った組織、分泌系の組織(甲状腺・膵臓・腎臓)も一回破損したら再生はしない。しかし、それは細胞コロニーとしての身体のの同一性を担保している。

細胞自身は分裂も再生もしなくともその細胞の膜タンパクや様々なオルガネラ(細胞内臓器:ミトコンドリアなど)は作り直され続けていく。「機能するかどうかの確認」をして交換するのではなく、「定期的に交換する」と言うメンテナンスの手法なのだ。
そして「ブドウ糖」は(全てのマイクロバイオームにとって)作り直される際に必要な代謝物である。生命の共通の通貨である。
ケトン体も使われると言うが、ケトン体というのはジーゼルエンジンの燃料のようなものである。生命が維持されるためには、「電気」のように素早く小回りがきくエネルギーとしての「ブドウ糖」が必要なのだ。

しかし、彼ら(DNAを受精卵と共通にするマイクロバイオーム)は厳しく管理されている。自由に増えることも勝手に死ぬことも許されてはいない。会社員みたい。そこから逸脱するのが「ガン」である。言ってみれば定年退職であるが、すぐに消えていく。

無論、受精卵とDNAを共通に持っていないマイクロバイオームもどのコロニーにも存在する。結核や梅毒と言った感染症を発症させるマイクロバイオーームもいれば幻覚を見せてくれるある種のカビ、細胞を渡り歩きDNAの「言葉」を伝えてくれる「生命:ウイルス(コロナやインフル)」もいる。

彼らはスキを見ては多く増えようとするが「遊軍」はいつも叩こうとする。


とんでもない数の血糖値の自己測定から色々なことを知った。
暁現象ドーンフェノミナ・ソモギー効果」と呼ばれる現象がある。明け方に突然血糖値が上がる現象である()(2
何もてべていないのに血糖値が上がるのである。肝臓で糖新生によってブドウ糖が作られて血液内に放出されるのである。身体のああゆる場所でブドウ糖は使われて新たに身体のパーツを作り直されるのだ。しかし、インスリンに依存するI型の患者は筋肉と脂肪が再生されない。やがて痩せ細り死を迎えるのである。

僕はまだ少しインスリンが出るのでブドウ糖を脂肪と筋肉組織が食らう。それでも、一時間10mg/dl程度の低下しか起こらない。普通の人はブドウ糖は高くならないのだ。

メタモルフォーゼというのは身体が多くの生命から出来ていて、あるタイミングで大きく壊れて新たな機能を持つことをさしている。もちろん「政治的に正しい生命科学」ではそんな事は考えていない。

体は、グラディエーションを持って壊れていく。なだらかな坂なのだ。階段ではない。
かつて家族で食事を作っていたときは、その人に合わせた食事を用意したのである。そして、食卓では家族が「貪欲を」戒めたものである。

残念ながら「昨今の売っている食事」は貪欲を戒めることはない。白衣を着た連中が太鼓判を押してサプリを売るのである。

とは言っても、「ライフステージ」と言う言葉を使ってもう少し細かい分析をして入るようである。杓子定規な定義であって一人一人を見つめることはない。あくまで「症状」に対しての「良く効く薬」を処方するための類型なのだ。更年期だとか思春期だとか典型的な言葉で人をグルーピングするが「良く効く薬」が何をするかなどということは考えてもいまい。

商売人は、薬が売れればいいのである。患者は恙無く人生の終りを迎えたいのである。僕は、医師ゃには行かない。


20代の頃から随分無理をしたから、メタメタな身体である。
しかし、僕のために頑張ってくれた身体である。
何とか良いものを食べて共に生きて健やかな人生の終りを迎えたい。
この身体というコロニーに生きるマイクロバイオームたち皆で「チームマサヤーん」である。


食材が生命を失ってから皿に登るまでの時間と距離が大事である。
血糖値細胞を破壊することはない。
血糖値が上がる食事は炭水化物が美味しすぎて細胞生命たちにとって重要な物が入ってこないのである。

フルーツをいつも剥いてもらえる。
食欲がなかったが美味しいのである。
トウモロコシの季節である。
できるだけ、生命に溢れた食事を作って食べよう。
今日はニラ玉とトマトにサンドイッチ。


息が苦しかったので、血糖値を測った。
血糖値が低かったので慌ててお菓子食べた。
あっという間に140を超えたのである。
さすが血糖値エリート。
緊急事態とは言っても、ほどがある。
美味しかった。

2023/06/06














#暁現象
#ドーンフェノミナ
#ソモギー効果

厨房研究に使います。世界の人々の食事の価値を変えたいのです。