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コロナだからこそ学ぶ。なぜ海外デザイナーは高給で、残業がないのか。

皆さんは、自分が作ったデザインで請求した金額(売上)は大きいのに、自分がもらえるお金は少しだなと思ったことはありますか?

いわゆる、利益率が低い(手元に残るお金が少ない)状態です。

コロナ禍において、個人や企業の努力より風向きの方が強くなってしまっていると感じます。
風向きとは、所属している会社や商売の種類によって、めちゃくちゃ売れたり、売れなくなってしまうことです。

海外デザイナーが高給で残業が基本的にない状態は、上記に対するヒントを与えてくれます。今回はそちらを軽くご紹介。

①高給編:海外は売上は大きくないが、手元にお金が残る

海外では、スターバックスなど超有名企業を相手にしても、もらえるお金は国内企業と比べると全く多くありません。

?ではなぜ給料は高い?
売上は少ないのに、給料が高い理由は、簡単です。

極力、自分でやってます。作っています。
例えば、デザインだけではなく、映像、企画、メディアの戦略などなどです。
結果、自分の手元に残るお金が多くなります。
その他のTVや雑誌などに載せるお金や有名人などを使うお金はあまり使いません。

メディアや有名人を使おうと使わまいと、お客さんのやりたいことは変わりません。

商品をたくさん売ることです。

海外においては、
『君、デザイナーなんだからなんかいいアイディアあるよねぇ?なんか一発逆転しちゃうやつ。』
という圧が全然日本より強いです。

そのときに、雑誌に載せましょう、有名人に協力をしてもらいましょうと安易に口にするのは、
『なんだ、この人あんまりクリエイティビティのないデザイナーだなぁ』
と、がっかりされてしまうわけです。

そのため、アイディアでなんとかならないものだろうか?と考えるのが海外のデザイナーの第一歩なのです。

中間への支払いや本当に必要でない支払いを、いかにアイディアでカットできるのか?
ここに対するお客さんからの期待がデザイナーに対する報酬=手元に残る金額に影響をしているのです。

つまり、お金を使わずにアイディアと実行力でなんとかしているから海外のデザイナーはお金をたくさんもらえる。
です。

①の学び

これからは、予測や実績の数字を直接出せないような取組はなるべくカットされます。

でも
デザイナーは幸いにも、ものづくりができます。

しかし、それが本当に人に作ってもらうほどのことなのかという疑問を抱くお客さんも増加しています。
ラクスルやストライキングリーなど、誰でも名刺やウェブサイトを作れる時代です。そのために、アイディアと物づくりを組み合わせて提供することで、結果的には頼んで良かったとなってくれるはずです。

まとめると、、、
・ものづくりとアイディアを掛け合わせよう。
・なるべく自分で作って早く出す。
 ※海外では腕利きほど柔和で動きが軽い
・入る金より、残る金に注目する

です。

②時短編:なんでも自分でやるのに早く終わる?

私が働いた海外の国々の会社では、ほぼ残業はありませんでした。
と、同時に会議もほぼありません。

キックオフ、プレゼンなどを除くとほぼそれぞれが自由にせわしなく働いています。

重要な点は、皆自分の力量を理解していて、自分でアイディアを考えるから、意味不明な戻しや意志の不通・摩擦が少なく最短の時間で最もいいアイディアを具現化できるのです。

つまり、チームは作っていますが、独立した人間が固まって集団を形成しており、頼り、頼られる関係ではありません
※ポジションの違いで連携はします。


いや、時間的な問題だけでなくて、会社に愛着はないのか?
みんなで定時後も勉強会をしたり、ワイワイするだろう?

語弊はあるかもしれませんが、海外のデザイナーは会社に愛着はありません。
その時、その時、必死で、持つことはできないのです。
なぜなら、それほど長く一つの会社に勤めないし、勤められないためです。


基本的に日本だけが長く勤めることを大前提としており、
5年、10年勤めたとしてもまだまだ、と思う人もいるかもしれませんが、
海外なら、『何があったんだい、そんなに?』というムードになると思います。
なぜなら、
ヘッドハンティングが来るほどの活躍をできてないの?
出世を諦めたの?
それとも大出世したの?
ということになるからです。

会社と自分は別であり、会社では会社の結果を時間以内に残し、残りの時間はリラックスでもいいし、次のステージを考え、実行
する
という時間配分になっています。
つまり、会社も自分も仲間も基本は独立したプロ
だから、自分の時間配分は自分の責任において、きっちり使う
結果、会社に残業ばかりもしてられない。後々のキャリアが怖いからね。
という感じです。

②の学び

これからは、日本の会社も社員を生涯雇い続けることは難しくなります。
人口が減り、経済も鈍化
しているからです。

でも有能な人は失いたくない。一人一人をちゃんと見て、評価しようという流れです。
でも心配ご無用。私の知る限り、ある会社でハマらなくても、次の会社で大活躍する人もいます。

そのために、自分の責任は自分でとる感覚で、将来を設計できると、
もっと時間をこう短くして、こう使いたいなと思いつくものだと思います。

まとめると、、、
・残業を含めて一つの会社や場所で多くの時間を使うのは恐ろしいこと
・自分の時間を作って、自分の責任で将来を設計する
・結果的に、労働時間が短く、高給にもなる選択が見える。

です。
ちなみに、海外でデザイナーを引退する人たちはスローライフを選ぶ人も多いです。



コロナにおいて、デザイナーとして影響を受けている人もいると思います。
そして、努力ではどうしてもどうにもならないレベルのことも多いと思います。
そのときに、上記の中から少しでもプラスの学びがあれば幸いでございます。

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ではまた:)