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枡野書店イラストレーション教室 内容

イラストレーション教室開催

目黒雅也のイラストレーション教室
毎月(月三回)開催します。

絵を描くことは自由です。絵を描くことが苦手な方、何を描いていいかわからない方、お好きな画材を持って来て下さい。私の先生だったイラストレーターの安西水丸師はその人の絵の良いところを見つける名人でした。小さな子供の絵はどれも素晴らしいです。それは「無心」で描いているからです。大人になり、美術教育や絵に関わる仕事など、様々な影響を受けて本来の自分の感性を紙に描くという楽しさから離れてしまっている方が多いです。
プロを目指す方も、趣味でも、老若男女問いません。画材が分からなければコピー用紙でも、鉛筆一本から始められます。ご自身に合った画材に出会えるようアドバイスもします。絵は、(その人が 何をどう見るか)が大切です。絵を描くことは、物や景色、人を”観る力”を養います。ありふれた風景でも、見る人によって受け止め方は様々です。イラストレーションは、そんな見え方をどういう風に整理し、表現するかを学びます。 さらに言うと、自分の見(観)方が出来てくると、描くことだけではなく、他人の作品に対する”審美眼”も備わって来ます。文章を志す方など、別ジャンルの創作活動にも良いトレーニングになりますので、是非遊びに来て下さい。

ペン画、水彩、色鉛筆、ハガキ絵等自由なタッチでそれぞれの個性を活かしたイラストレーション制作を指導します。プロ志向、趣味、似顔絵など相談応じさせて頂きます。
*油絵 コンピュータ使用 は非対応

●場所 枡野書店(南阿佐ヶ谷徒歩5分)

●日程 毎回予約制
8月開催日
8月5日土曜日
8月12日土曜日
8月26日土曜日

9時30分〜12時30分

●一回5000円

●指導内容
基礎練習と課題をやって頂きます。質疑応答、講評の時間を設けます。自主作品の講評も可能です。家庭での練習課題なども相談可能です。
基本指導項目は一部下記に掲載します。指導方針の目安にして下さい。

画材
各自用意 自由にご用意下さい(色鉛筆 水彩 ハガキ コピー用紙 画用紙 など)
*事前相談可能です。ペン、コピー用紙、スケッチブック、筆、色鉛筆など貸し出し用を一応用意しますね

●ご予約 ご相談 なんでもご相談ください。
meguro@design-combi.com
お申し込み頂き次第 詳細要項・指導方針全部等を送信させて頂きます。

twitter Facebookからのメッセージも可

イラストレーション指導方針 一部公開

【イラストレーションの基本的な考え方】
●イラストレーションは人に伝えるための絵
●イラストレーションはルールに縛られないで自由に描ける
●古代文字や壁画からもイラストレーションを学べる
●「おしゃれ」はマンネリ化に繋がる
●「味わい」はうるさくならないように
●イラストレーションは上手さに感動させるのが目的ではない
●イラストレーションは想像の力を借りて完成するものがあっていい
●”アート性””抽象性”はイラストレーションから離れる場合がある 
●イラストレーションは技術以上に観察力が大切
●同様に技術以上にアイデア(切り口)が大切
●イラストレーションはその時代を描いている部分も必要
●”まねる”ことから入っていい
●デッサンはあまり関係ない

【イラストレーションの描き方】
画材
●紙を選ぶ 紙はキメの細かさ、厚さ 水分吸収性、白の色味で選ぶ
●線を選ぶ 太さ、強さ、滑り、色、着彩との関係性 耐水性か水溶性か
●着彩をどうするか 色鉛筆 水彩 インク 顔彩 コンピュータなど
●紙との関わり 水張り ペラ ボード
●紙以外 木 プラスチック 金属類 その他
環境
●描きやすい部屋を作る
●描きやすい机を選ぶ
●描くときにかける音楽を選ぶ
●描く場所 家の外にもアイデア、スケッチを描く場所をつくる
描くときの考え方
●モチーフの寸法にこだわりすぎない
●画像の場合は自分の視点に置き換える
●思い切りの良さ 直感で描く
●線は速くならないように
●毎回新鮮な気持ちで描く
●明るい色から塗る
●手慣れた絵はつまらない 
●モチーフを直視する (感覚として)斜めから見ない 斜めからみるとアートになり、閉じた世界観になる場合があるから
●線画を描く 線のみで
●音楽を描く
●食べ物を描く
●生き物を描く
●景色を描く
●植物を描く
●人間を描く
●イメージを描く
●モノを描く 大きなモノ 小さなモノ
●イラストレーションマップを描く
●描き文字を書く
●文章に絵を描く
●描き足りないより描きすぎの方が良くない
●沢山描きすぎれば”上手く見える”が本質としては埋没する
●実物を見て描くことにこだわる必要はない
●自分の得意なモチーフを持つ
●着彩は線を活かしも殺しもする
●構図で悩むこと

【生活内でのイラストレーション】
●散歩をする。散歩の仕方、考え方をもつ
●人との関わり方 距離感を掴み、嫌いな人をよく観察する

【仕事としてのイラストレーション】
●原画サイズ(縮小 拡大の変化が一つの個性にもなる
●描きたいジャンルを考える
●他のイラストレーターを知る
●画風を捨てることも必要
●描かない理由を作る 疲れた時、飲む時 など
●色気を感じる絵を描けるように 風景でもモノでも
●どんなデザイナーでも扱える絵を描く
●どんな編集者でも分かる絵を描く
●提案時にあえて没になる絵も用意する
●周りにいる素人の意見を聞く
●下手から逃げない うまくなろうとするより描ける絵を探す
●下手は個性 崩れや歪みに逆らわないで活かして
●文章の裏をとる 裏まで読み 解釈してあえて描かないことも
●構図次第でだれでもイラストレーターになれるが、底は浅い
●デザイン次第でだれでもイラストレーターになれるが、底は浅い
●模倣や知識でもイラストレーターになれるが浅い
●デザインや構図の枠外に広がる絵を描く
●絵に文章をつける
●ネガティブな文章はネガティブから逃げずに良いところをだれも傷付かないように描く
●納品した絵は必ず良いと信じる
●最も重要なのは絵を見る目を養うこと
●仕上がりを見つめる時何人かの自分を持つ
●編集者の意見が正しいことも多い
●編集者の意見に従う場合もプラスαを
●交流は行かないというのも一つの個性
●WEBの媒体は活かしたいが、以下は注意 迷うなら出さない ネガティブ発言をしない 他人へ意見しない 愚痴らない 愛想を振りまかない

【イラストレーションの見せ方】
●個展は疲弊するもの
●コンペは審査員や条件で選ぶ
●コンペを選んでだす
●コンペは一つ入選すると(他のコンペにも)入選する可能性がある
●コンペは大賞を取らなくていい
●コンペは入賞しても何も起こらないから期待せず(というくらいのリラックスした気持ちで)
●コンペは練習試合
●有名イラストレーターの言葉が正しいとは限らない
●コンペの審査が正しいとは限らない
●今回はこの予算だが今後埋め合わせを、という相手は信じない (逆に言えば受けると決めたなら一期一会の気持ちで仕事をし、過剰に期待しない)

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