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小川洋子『密やかな結晶』 ハリウッド映画化へ@アマゾンスタジオ

小川洋子さんの『密やかな結晶』の実写映画化が、アマゾンスタジオで進んでいるようです。日本では1994年に出版されていますが、最近英訳版が出版され、2019年度「全米図書賞」翻訳部門、2020年度「英国ブッカー国際賞」最終候補作にもなりました。ストックホルムの本屋でも、英語翻訳版が棚の結構目立つところに置かれているのを最近見かけたところでした。

『ハンドメイズ・テイル/侍女の物語』を手がけたリード・モラーノが監督・製作、及び『エターナル・サンシャイン』のチャーリー・カウフマンが脚本ということで、最高の布陣で臨みますってのがわかりますね。

上の元記事によると、映画版のログラインは「名もなき島の名もなき海岸。あらゆるものが徐々に消えてなくなっていく--最初はリボンやバラのような小さなもの、やがて写真も。しかし消えていったものたちのことを記憶できる人が稀にいる。だが記憶警察が一度消え去ったものは完全に永遠に葬り去られるようにしている。ある若い小説家は、自らの編集者がその数少ない記憶をもつ存在の一人だと気付いた時、その編集者を床の下に匿う。追っ手が徐々に迫り来る中、二人は真実をその手から離さないよう戦う」

小説を読んでいないので内容的にどうなのかはなんとも言えませんが、日本語版をこっちでも手に入れることができるか探してみます。なければ英語で読むしかないですね…。でも『ハンドメイズ・テイル/侍女の物語』とか『エターナル・サンシャイン』を思い浮かべる限り、パキパキっとした近未来のダサいSFじゃなく、もっとふんわりとしてでも感情に強く訴えるような映画になりそうな感じがします。

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