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「ソ連」にて #1

1度しか書かない。「35年前」の話である。遠いとおい昔のようで、つい最近のようで、やはりずっと過去の話だ。

ロシア語学習者として、一度は訪れておきたかった国。ソビエト連邦。
これが、初めての飛行機搭乗で、初めての海外旅行だった。

当時の写真がいくつか残っていて、しかも当時としても最新技術だった「フォトCD」に焼いていたおかげでデジタルで残っている。もっとも、そのデータ形式が古過ぎて、JPEG変換に手こずったわけだが。

こんな時代だからこそ。

こんな時代だからこそ、彼の国の話を綴っていこう。
まぁ、遠い過去のその時代の話になるわけだけれども、こういう情報があってもいいじゃないか。

表題に据えている写真は、そのまさに初めての海外旅行ということで利用した航空機はアエロフロート。
聞くところによると、この会社のパイロットは軍人上がりの人で構成されていて、巡航高度まで上がる際に、日本の航空会社なら気圧に配慮して段階的に高度を上げていく所を、戦闘機並みにぐぃーーーんと上がっちゃう。
…かどうかは、ジェット機がそもそも初めての体験だったので、よく覚えていない。その話が本当なのかどうかも詳しく調べてわけではない。
でもありそうな話だ。

今回はもう一枚。

ハバロフスクのホテルでのひと時。

テレビのいかつさ

回転式のチャンネル。昔の漫画で見るようなアンテナ。
日本のも昔はこんな家具調なでっかいテレビだったが、少なくともこの時代にはリモコンになっていた。チャンネルもプッシュ式だったろう。

日付は2月も末。
日本を飛び立った時は確か2度で、寒い寒い言ってたけど、現地ハバロフスクはマイナス18度。当然外は一面銀世界。呼吸をすれば、吸うときに鼻の中が凍る感じ。

日本はあったかいのだ。


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