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ギターを弾く上で音楽理論の基礎は勉強するべきなのか?

よく議論される題材です。

結論はすごくシンプル

いきなり結論から書きますが、音楽理論を勉強するべきかどうかは音楽がどう聴こえているかで決まります。

コード進行やソロのフレーズなんかが曲を聴いてすぐギターで弾けるならば音楽理論は必要ないでしょう。

でも、曲を聴いて何をやっているのかまったく検討が付かなければ音楽理論は勉強するべきです。

前者の人が音楽は感性だというのは納得出来ますが、後者の人がそう言うのはなんか納得できないし説得力が全然ないです。

理論を勉強すること耳が成長する

僕はおそらく音楽の才能がなかったと思います。でも、理論を勉強することで曲を聴けばコード進行や大体どんなことをやっているのか分かるようになりました。

おそらく、それは色んな音楽のルールの名前を覚えたからだと思います。

音楽だけではないかもしれないですが、人間の認識としてまず「言葉」が生まれることでそれを理解することが出来るのではないでしょうか。

例えば、コード進行一つ取ってみてもトニック、サブドミナント、ドミナントという用語があります。

トニックは安定や緩和、ドミナントは不安定や緊張とよく説明されます。試しにC→G7を繰り返し弾いてみてください。(この場合Cがトニック、G7がドミナントになります)

落ち着かそうと思ったらCのところじゃないと終われなくないですか?

こんな感じでコードの響きを言葉で説明してもらえれば、不思議とそう聴こえてきます。

それだけでも意識して曲を聴いてみると今までまったくまとまりのなかったものが一気に整理されて聴こえてくるようになります。

音楽理論をよく知らない人は自分の好きな曲のコード進行をギターで弾きながらその流れの緊張と緩和だけでも意識してみて下さい。

おそらく緊張の部分ががドミナントで緩和がトニックである可能性が高いです。

まずはこんな感じで音楽を「言葉」にすることから理論の勉強は始まります。

ここでは「理論書に載っている言葉」で説明していますが最初の話の前者の人(聴いてギター弾ける人)はおそらくそれらを「自分の言葉」に置き換えて理解しているのではと思います。

理論の勉強は「言葉」と「音の響き」を覚えること

理論書を最初から最後まで読んでも音楽理論を理解したことにはなりません。

必ずその用語が示す音を鳴らしながら響きも一緒に覚えて行かなければなりません。

ここで気を付けたいのが耳馴染みのない響きは音楽理論として理解できない場合があるというです。

例えばジャズではドミナントのところで緊張を出すためにややこしそうなテンションをたくさん付けますがジャズを普段から聴き慣れてない人にはいくら言葉で解説しても理解出来ないと思います。

もし、自分は音楽理論が必要だと思ったら実際に音を出しながら納得できる部分だけ覚えていくと良いでしょう。

また、分からなかった所はまた音楽を聴く幅が広がった時、勉強し直すとすんなりと理解出来たりします。

是非これらを意識して取り組んでみて下さい!

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