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渡辺淳一全集角川書店版第17巻『化身』読了した。全24巻中17巻読んだ。あと少しだ。

  いつも定番のお月様、今日の晩は十八夜、今日も綺麗だ、なんか昔の恋人みたい。待ち焦がれている。
 渡辺淳一著『化身』、クラブで知り合った若い女性を囲って、衣料品店を出させ、散々貢いだあげく、捨てられる物書きの話。それなりに面白いが、もうなんかウンザリしてきた。
 いったん、この全集を読みだして、あと6巻(冊)、この著者の本、大好きで読んではいるが、こと女がらみ色恋官能小説は、あきた。読まなければよかったと思うこともある。
 自分が年取ったせいか、いまさら、そんなこと、頭の中に入ってくるだけ、「あぁ、またかよ。」、「好きやな。」としか言葉が浮かばない。
 親子ほど年の離れた女に惚れ、数千万円の金を出し、アメリカまで商売の勉強をさせて、あげくアメリカでの世話をさせた甥に寝取られ、帰国後は、大きく女の考え方が変わり、離れていく。ひたすらセックス、いやらしい書きぶりではないけど、ウンザリする。
 大衆向けに人気を博するには、愛欲がないと人気が続かないのか、仕方ないか。タレントや芸能人が、人気が薄くなると、不倫や離婚に走って、ゴシップになるのも同じか。
 伝記物は、文章力といい、内容の調査・研究といい、大変、素晴らしい。
 第18巻は「静寂の声:、日露戦争の将軍乃木希典の話だ。これはいい。
次は、太宰治全集を読もう。『右大臣實朝』が面白かった。NHK大河ドラマの実朝と、ちょっと違うところもあった。それが当たり前だろう。フィクションなんだから。今日、テレビに、その作者三谷幸喜が出ていた。この人の連載エッセイも図書館にあるの全部、読んだ。面白かった、この著者の考え方、人柄がわかるというものだ。
 今年の5月に渡辺淳一全集読み始めている。最後まで、読もう。

 女好きは誰でもそう。そればっかりのもいるし、女から寄って来るのもいる。いろいろだ。この主人公は、離婚して、次から次へと女を求める。そういう人生も落ち着かない。
 他人好き好きだ。
 そういう環境にも、考えもない。
 おやすみなさい。

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