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三陸ワカメのアルバイト&インターン2023

こんにちは。岩手県大船渡市の小漁村、綾里(りょうり)に住んでいる阿部と申します。東北食べる通信など東北の一次産業振興に関わる仕事を2013年からしてきました。数々の農家漁師と知り合い、生産現場って面白い!を日々感じながら仕事をしています。2020年に、綾里という人口2500人ほどの漁村に移住し、そこからリモートや各地への取材などで仕事しています。

2022年から、私の自宅をゲストハウスとして、三陸漁業の体験事業を開始しました。

綾里はワカメやホタテ、ウニなど水産物が豊富な地域ですが、少子高齢化で漁業の担い手が減っており、生産規模も減少している状況です。70歳を超えた方が現役で肉体労働をしています。こうした状況を踏まえ、地域外の方が漁業に関わりやすい環境をつくっていきたいと考えています。

綾里でのワカメの収穫作業の様子です。なお、この映像は1月〜2月の「早採れワカメ」の収穫風景です。ワカメ収穫のメインは3月〜4月。この時期は岸壁に漁師たちの作業テントが並び年で一番浜が活気づきます。

一家総出の作業が2ヶ月ほど続きます

ワカメ漁の1日

ワカメ漁の朝は早いです。3時半に出港して漁場でワカメを刈り取り。6時くらいに港に戻ってきて、そこからボイル作業です。

ボイルしたあと、塩蔵します。茹で上がったワカメを流水でよく冷やした後袋につめ、これを飽和海水塩に漬け込み、塩をからめるのです。飽和塩水というのは限界まで塩を溶かした海水のこと。塩蔵することで、ワカメは1年以上日持ちする保存食になるのです。

ワカメを茹でて冷やし塩蔵する。これが6時から10時くらいまで続きます。ここで休憩。早朝から稼働していた人はここで仕事終わり、というパターンもあります。

その後は作業小屋で、選別や芯抜きというかなり地道な仕事が続きます。こちらは体力はいらないですが器用さが必要ですね。

こうした作業を日々、繰り返しています。私は去年体験して、最初の数日はワカメ袋が重くて腰がヤバかったですが4日目くらいで慣れまして、いい感じでワカメを茹でまくりました。早朝の仕事は爽快でしたよ。

ワカメ仕事を行う地域外の方を募集します!

人手不足に悩む浜の課題を解決したいなと思い、今年から私が世話人となり、地域外の方の募集いたします。漁業の世界を体験してみませんか?
力仕事ばかりではないので、体力にそれほど自信が無い方、女性の方も歓迎です。手作業もかなり多いです。(ただし日当は若干安くなります)

日当について

作業内容と時間により変動しますが、1日に7,000円〜12,000円の日当が漁師からでます。
例1)早朝3時半からワカメ刈り、その後10時くらいまでボイル・加工作業をして12,000円。
例2)朝7時から港でワカメのボイル・加工作業。昼休みを挟んで15時まで仕事をして日当8000円ほど。


受入期間(長期)

3月10日〜4月30日がワカメ漁と加工のハイシーズンですので、この期間で受入をいたします。長期の方、歓迎です!

1週間未満の滞在について

1週間未満の滞在・体験の場合、あくまで体験としての受入になり、日当がでるのは難しくなります。作業体験、インターンとして作業を行うことになります。

滞在施設

私(阿部)が綾里にて運営しているゲストハウスでの滞在となります。滞在中は部屋代、水光熱費、食材費、抗原検査費などで1日1500円の負担をお願いします。


食事

魚やワカメのいただきものが多いので、食事は充実しています!

新型コロナウイルス対策

ご参加される方は、活動初日1週間前から体温の計測をお願いします。体温が37.5℃以上だったり、体調不良(せき、発熱、味覚などの異常)がある場合参加することはできません。なお、参加する全ての方に現地で抗原検査を実施します。検査で陽性となった場合、活動に参加することはできません。

興味を持った方へ

詳しい内容をzoomなどでご説明します。まずは下記のフォームへご記入をお願いします。記入から1日〜3日程度でご連絡をいたします。


受入を行う綾里六次化プロジェクトについて

受入は、私が代表を務める綾里六次化プロジェクトが責任をもっておこないます。綾里六次化プロジェクトは、綾里地区の水産物の付加価値やPRのために運営しており、独自の加工品製造やネットショップの運営をしています。綾里漁協や漁協女性部と連携しながら、地域の方だけでは解決できない課題を解決すべく、地域の中と外を結ぶコーディネートを行っています。
設立:2018年
代表:阿部正幸
事業:ネットショップ「綾里漁協オンライン」運営 独自加工品の製造など
mail: info@koishihama.jp


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