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夏の太陽、夏の月 155≪最終回≫ 夏の終わりに

この夏、人類は本当にコロナに負けたのか 

 早くも秋バージョンにラッピングされたビールも出て来ました、もう夏も8月も終わりですね。去年、退職後初めての夏に今年夏のコロナ終焉を予想して「夏の太陽、夏の月」というタイトルの日記風の活動記録をnoteで始めました。

 わたしの創作活動の方は試行錯誤、失敗もありましたが、まあまあ順調かなと思っています。これから年末にかけてもっとアグレッシブにやって行こうと思っています。

 そして日本をを取り巻く環境はデルタ株による緊急事態地域の拡大、感染者数の増加で、大方の予想に反して悪化の一途を辿ってます。

 一方、長雨で遅延されていた高校野球も今日、智辯和歌山対智弁学園という注目の一戦・智弁対決で行われました。パラリンピックも盛り上がり中盤にさしかかっています。プロ野球、Jリーグは観客数を押さえながらも無事開催中です。全国民希望者へのワクチン接種もこれからが勝負ですが、感染力が強いデルタ株の拡大により3回目の接種も視野に入れなければならないでしょう。

 わたし自身、MLB、FIベルギーGPのマスクなしの観客を見るにつけ人類がコロナに負けたとも思いませんが残念なことも多いです。そしてコロナからの復興も他の先進国・諸外国に比べかなり遅いように思えます。


 昔、日本はエコノミック・アニマル、モーレツ、24時間働けますかといわれた時代もありました。2020年の日本の一人当たりGDPは、購買力平価換算で世界第30位でした。台湾、韓国にも抜かれてます。日本は凡庸な先進国と呼ばれるようになってます。

 かって隆盛を誇った日本経済わ実感している世代としてはかなり悲しく感じますね。失われた30年に続き、コロナの影響もあり日本に活気、一体感が無くなりつつあるように思います。

夢や希望があった時代の本を読む

 最近、再び「ノルウェーの森」と「1964年のジャイアント馬場」を読んでます。対照的な2冊ですが、やはり読んでいるとむちゃくちゃ面白いです。

 両方とも日本が高度経済成長して上昇していく頃で、公害や安保、政治にも問題もありましたが夢や希望があったいい時代の話です。

「1964年のジャイアント馬場」は「1976年のアントニオ猪木」から引き続き読んでます。作者はわたしの大好きだったスポーツグラフイック「Number」編集部にいた柳澤健さんの作品で渾身のプロレスノンフィクションです。

 「ノルウェーの森」は一体何回読んだことだろう。若くして亡くなった同級生に勧められて読み始めたのですが、何回読んでも色あせない言わずもがなの超名作です。ジャイアント馬場やアントニオ猪木は当時私のヒーローでしたが、ノルウェーの森は等身大の人物を登場させ、心の震えや感動、そして悲しみを淡々と切ないまでに描いた作品です。(←文庫本の後ろにもそう書いてます)


 今のわたしのヒーローは規格外の2刀流の大谷翔平であり、小説や絵本を書きながら好きな本を読み漁ってます。

 先の見えないカオスの時代ですが、秋に入っても前を向いて自分なりに頑張ろうと思います。「夏の太陽、夏の月」シリーズは今回で終わります。

追伸

 大谷が第一打席右手首にボールが当たったにもかかわらず今日で20盗塁を達成しました。ホームラン41本、40-20の達成です。智辯和歌山の中谷監督は選手としても監督としても夏の甲子園で優勝しました。プロ野球出身監督、智弁対決、奈良対和歌山のお隣り県対決としても注目されました。思えば県大会準決勝、初芝橋本との延長13回タイブレーク戦を制し、プロ注目の小園擁する市立和歌山に勝ってから波に乗ったように思います。

 F1ベルギーGPはよもやのフェラーリ―の予選Q2落ち、レッドブル・フェルスタッペンの意地のポールポジション。日本唯一の角田は今回も不振。かっての日本人F1ドライバー小林可夢偉がルマン24時間耐久レースで優勝した後だけに残念。レッドブル、メルセデスの戦いにマクラーレン、アルピーヌ、アルファタウリ、アストンマーチンが食らいつく。ホンダラストの鈴鹿の日本グランプリがコロナの影響で中止になったのは残念だが、ここ数年なかった一騎打ち。

いつの日か「夏の太陽、夏の月」の小説か絵本を書きたいと思います。

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