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ネガティブ感情の扱い方

昨日、同僚に剣呑とした言葉の矛先を向けられる、ということがあった。

思えば、転職してからほとんど初めてのことだった。
というのも、逆を言えばそれほどまでに、今の職場のメンバーは基本的にセルフコントロールに努めていて、他者への配慮も出来る。良い時も悪い時も自分自身の今の状態をオープンに伝える、というような自己開示も適切に行える人たちだ。
だから私も、そうありたいしそうであろうと意識して行動している。

私の転職経験の中で、ここまで環境に恵まれたことはなかったと、改めて思う。
自分がその環境に身を置くことで、相乗的に「引っ張りあげられている」という感覚を持つこともあり、日々感謝を感じている。


だからこそ逆に、昨日の出来事はかなり印象的で、少し後を引きそうに思えた。
立場的には、お互い役職のついていないフラットな関係だし、業務的にも同じことをしているわけではない。それでも組織の在籍年数から言っても、それぞれの業務(相手は資格職、私は事務職)の経験年数から言ってみても、はるかに私が新米ということになる。

相手の性格的に、忙しかったり疲れたり、何か引っかかっていることがあると多少ピリピリした雰囲気が表に出がちで、周囲を緊張させる存在であることは、以前から何となく感じていた。

仕事への真摯な態度、責任感も合わせて、そういう傾向に拍車がかかっているのだろうと推察していたのだが、いざ、自分にその矛先が向くと、しばらく動悸が止まらなかった。


ざっくりとした経緯としては、社内のチャットツールで私がある件の状況確認と提案、そのあと相手から直接電話がかかってきて、私の認識や解釈の齟齬と、事前に相手が全体共有していた内容について確認した、という流れ。

これだけ書くと、単によくある仕事上の風景という印象だが、この電話でのやり取りを、相手と同じ場所にいて傍で聞いていた(私の所属するチームは遠くない所に2か所拠点がある)マネージャーが心配してわざわざ駆けつけてくれたから、余程心配をかけたのかと思う。「洗礼を受けた」と言っても良いのかもしれない。

しばらくドキドキしていたのだが、昨日は金曜日。
後に尾を引いて、週末を台無しにしたくなかったから、メンター(私のチームのマネージャーでもある女性)の時間を少しもらって話を聞いてもらった。

メンターも同様の経験が何度もあり、かなり同情的に話を聴いてくれた。
私もただの愚痴にしたくなかったので、相手への情報共有の仕方を確認した。相手と私では業務や時間の使い方が違うので、使用したツールが適切だったかどうか、気になったのだ。

メンターから、相手の個性への配慮すべきポイントなども聞いて、少し落ち着いた私は、それでもやっぱり今回のお互いの齟齬について、感情的な点以外で残る視点に気づくことができたと思う。

これは、私だけでなく、彼女の抱える課題でもあり、チームの課題でもあると感じる。

情報共有を「適切に」行うには、どのようなツールで、どのくらいの分量で行う必要があるのか。

その情報が本当に全体共有が必要なことなのか、それともチーム関係者が持っておけば問題のないレベルのものなのか。

事実、チーム内で情報共有に関して課題意識が強まっていて、共有するのにかかる時間も、受け取って読み解くのにかかる時間も、メンバーをかなり圧迫してしまっていて、その負荷を何とか軽減したいと模索中なのだ。

私たちのチームは、デスクワーカーの方が少なく、勤務体系も事務方はフレックス制だが、ほとんどのメンバーはシフト制であるという多様性もある。

昨日のこともまさに、「情報共有に関して」のやり取りをしていてこういう顛末になったのだから、よくよく検証してみる必要があると思ったのだ。

ドキドキが収まったところで、私の意見を再度チャットツールで冷静にまとめて、「本件は終了とする」(私の心の声)


帰宅後、素晴らしいミュージカルの動画や、娘とのスキンシップ、絵本の時間、十分な睡眠をとる。

今朝はこうしてnoteを書いている。

雨で朝散歩は中止にしたけれど、今日は友達が教えているヨガクラスに参加するつもりだ。


そんな話。

アイディアを形にするため、書籍代やカフェで作戦を練る資金に充てたいです…