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PMSと持続可能な働き方③

いつかは通る道(かもしれない)よ、諸君。

という思いが頭の片隅をよぎる。
透明なドアの窓越しに、部屋に入ろうとしては中の様子を察知してやめた何人かの同僚の気配に気づきながら、私は涙を止めることができなかった。

人生って、辛いことだらけだなぁと、改めて思う。
私が根がネガティブ(駄洒落でなく)だからそう感じるのだろうか?

PMSがこんなに辛いなんて、卒乳前には思ってもみなかった。

もっと言えば、授乳があんなに(睡眠不足で)しんどいなんて思わなかった。
もっともっと言えば、緊急帝王切開で死を覚悟するとは妊娠中にはつゆとも思わず、手術に至るまでの30時間を超える陣痛からの陣痛促進剤投与があれほど痛いとは思わなかった。(娘はへその緒が足に絡まっていて、おりてこられなかったのだとあとで判明)

妊娠中はつわりが酷くて「いつまでこの苦しみが続くのか」と思って耐えていたし、妊娠のごく初期は2度の流産に苦しんだ。
その前は妊娠自体出来る体ではないと思っていた(10年ほどピルを処方しない限り自然な月経がない無月経だった)から、フツーに子どもを産んで育てている知人をうらやむ気持ちと闘っていた。

こうやって過去を遡ってみると…

なんだ、私って結構、味わい深い人生を生きてるのかもしれないな、って気になってくる。

ホルモンとやらのせいで、ホルモンとやらのおかげで、色気もへったくれもないようなこの私が、何だかとってもストーリー性のある人生を送っているのかもしれない、と思えてくる。

やけくそかな。




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