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初アナリシス 赤城より東海5年の集大成をこめて ~個人戦編~

初めまして、東海高校2年の生田と申します。今、僕はこうしてPCに向かい生まれて初めてアナリシスを書いています。引退試合から書き始めるというのもまた変な話ですね。ホントは全日本大会が引退試合だったのですが某ウイルスのせいで、行けなくなってしまったので、インターハイが引退試合になってしまいました。(悲しい)

ですがインターハイがあってくれたおかげで、ほとんど何もできなかった高2のオリエンでしたが、それでも自分にとっての引退試合、5年の集大成の大会として臨む大会となってくれたのは本当に幸運なことでした。このような状況下で、大会を開くというのは一筋縄では当然いかないだろうし大変なことであったことは容易に想像が着きます。ですがこの大会を開いてくれて本当に有難かったです。ありがとうございました。

これもまた自分にとって一つの”区切り”として、それなりに意味のあることだと思います。なにぶん初めてのことで誤字や、文法ミスが多数散見されるとは思いますがご容赦ください。同級生のプロアナリシスターの方々とは、比べずにお願いします…

さて、僕がインターハイに出場するのも今年で三年目となりましたが、何度経験してもこの緊張感になれることはありません。今年も例に漏れず朝ごはんで配られたおにぎりは全然のどを通らなかったし、緊張しすぎたせいか、3時くらいまで全く瞼が貼り付かなくて絶望したりしてました。まあそんな感じでメンタルがよわよわだったんですが、スタート枠に入った時には嘘みたいに平常になって、個人戦は落ち着いて走れました。そのおかげでうまくレースをまとめられたかと思います。というわけで前置きはこの辺で競技面のアナリシスに移ります。

ME  4.7km  ↑100m

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まず、プログラムのMEクラスの優勝設定から、このきわめて植生の良いテレインでミスをしない範囲でいかにスピードを出して走れるかということが勝負になるとは思っていました。数分のミスで表彰台からは遠のくだろうと。実際入賞者のラップを比較すると1位(藤原)から6位(牧戸)までのタイム差は約4分と今回の順位がどう入れ替わってもおかしくなさそうです(それだけこの世代の層が厚いということかも)。ただ、その中にも5→6や10→11などの難易度の高いレッグもあるので、簡単なレッグでミスらずスピードを出し、難レッグではミスを抑えて走る。そこの塩梅をうまく調節できた人が勝つ試合だったと思います。


<レッグ毎分析>

S→1

赤城個人1

△→1はコース全体にかかわってくるので、1ポではミスらないように割と慎重に行ったのですが、真下にあったために気づかず、20秒ほどロス。ここで自信をもって下れるようになりたいです。

1→2→3

赤城個人2

1→2では脱出の方向をミスったけど、途中で修正できました。2→3は絶対突っ切ったほうがよかった。

3→4→5→6

赤城個人3

3→4は特徴物がいっぱいあるのでそれをつないで上手く道に乗れました(トップラップ)。5→6が難所でここでミスってしまったというのを結構聞きましたが、自分はぴったり南側のピークにあてれてうまくいけました。沢を超えてから距離感的にもそろそろと思っていたところでぴったり来たので気持ちよくいけました。ここまではほとんどミスなく中間速報でも1番だったみたいです。

6→7→8→9

赤城個人4

8→9で北の道か南かそれとも真っすぐ行くかでルートが分かれたようです。僕は結構走れそうだと思ったので、真っすぐ行くことにしました。結局ここの不安定な足場で盛大にこけて足を打撲してしまったのですが(この時の木片がまだ手に刺さってます)。ただ、どのルートから行ったとしてもあまりタイムは変わらない気がします。5ポから並走してた伊藤は、北ルートから行きましたが到着の時間はほぼ変わりませんでした。ここで重要なのはいかにミスらないかということです。

9→10

赤城個人5

とりあえず道に出ようと、北に走りましたが前レッグでこけた足が痛んでスピードを上げて走れなかったのが痛かったです。

10→11→12

赤城個人6

勝負レッグの10→11。まず地味に10ポの脱出が難しく感じました。10ポが沢底にあり脱出方向がアタック方向に鋭角なので、疲労して気を抜くと、北の尾根線に流されて行ってしまいます。僕がミスったのは11ポ付近で、謙ちゃんも同じミスをしたらしいのですが、一本前の道をポストのある道だと勘違いをしてしまい、そこで2分ほどロスをしてしまいました。コンタリング中は「まっすぐ行っているつもりでも斜面に流されて下ってしまっている」ということを考えながら走ってたのですが、あとからログを見ると逆に意識しすぎてやや上りすぎていたようです。自分としては(ポストより)下側に出たと思って道に出てからは上った訳ですが、道の終わりを見てようやくリロケートできました。やはりそこも確実性のない未熟さが現れてしまいました。今思えば、しっかり道の分岐を確認するために西側にエイミングオフするのがベストだったと思います。ここはリスクを負うレッグではなかった。

11→12でも自分では真っ直ぐ走ったつもりだったのですが、気づかずに薮に巻かれて大きく西側に逸れてしまいここでも30秒のロス。ミス後のリカバリーにも課題が見えました(団体の方がやばかったですが)。

12→13→14→15→F

ここはしっかりとミスなく走れたかなと思います。10ポで伊藤と別れてからは、ずっとひとりで走ってたので、特にゴール前での接戦や競り合いなんかはありませんでした。(やりたかった)


<最後に>

こんなに長い文を最後まで読んでくださりありがとうございます。ここまで読んでくださった人はいるのかな?ひとまず、個人戦はこんな感じで筆を置こうと思います。上手く書けているでしょうか……

結果としては選手権個人3位となかなか良かったです。去年の2位は、自分のレースもあまり良くなく、偶然勝ってしまったような感じでしたが、今年は実力で勝ち取れたかなと思います。東海として表彰台を独占できたのも非常に嬉しかったです。今まで藤原、早川、森の俗に言う東海3本柱の一歩後ろにいるような気がしていました。ですが今回の大会で、3人と肩を並べられたかなと。

今回のレースでは比較的うまくまとめられた個人戦だけでもかなりの改善点が見つかりましたが、一体団体戦ではどうなってしまうのでしょうか。というわけで団体戦に続きます。(多分)


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