アナリシス

あだち充『H2』ネーム完全解剖       第32巻 第1話

長かった『H2』も最後のターンにはいる寸前。
残り二巻で一番大きな問題を回収するために英雄が動く。
また、古賀監督の意表を突く用兵が場を盛り上げる。

第1話 そんな理由で
P6下 石元のアップ。それを見ている明和第一・稲川監督の横顔。POVの応用

P7下 宇島東マネージャーの斜め横の顔。続いて英雄のロング。ページが替わって英雄のアップ。POVの応用。宇島東マネージャーの注意が英雄に向いたことを

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ビット・バイ・ビット

ステップバイステップ。
社会調査が大好き、キノコです。デジタルツールにより社会調査の手法が大きく変わってきましたね、という話と、ビッグデータを用いた社会調査についてです。
有斐閣っぽくない装丁です。

ビット・バイ・ビット -- デジタル社会調査入門
単行本(ソフトカバー) – 2019/5/13
マシュー・J.サルガニック (著), 瀧川 裕貴 (翻訳), 常松 淳 (翻訳), 阪本 拓人 (

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柳葉あきらプロフィール

柳葉あきら(yanagiha akira)
漫画家、漫画アナリスト

1998年『upsetぼ~いず』(毎日コミュニケーションズ、現 マイナビ)でデビュー。
【著作】
『銀の鼓動』(講談社)
『外道棋記』(集英社)
『アップセットボーイズ』(筑摩書房)
『骨董屋とうへんボク』(集出版)など

【漫画教育】
アミューズメントメディア総合学院非常勤講師
大阪成蹊大学芸術学部 元准教授
中野漫画スクール

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あだち充『H2』ネーム完全解剖    第23巻

二年の夏の甲子園は明和第一が優勝して幕を閉じた。2回戦で負傷した比呂はしようことなしの夏休みを迎える。
比呂、春華、ひかり、英雄、木根、小山内の恋、恋心が絡み合う。

第4話 海と比呂に、
素晴らしい構成である。
場所は一貫して海。だが厳密な三幕構成になっている。
舞台を一貫することで、場面転換のエネルギーを読者に求めない。読者も集中しやすい。あだちさんはここぞという時は場面転換を避けるようにして

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第18巻

夏の甲子園出場を決めた千川高校が、現地に乗り込むまでの巻。同じ東京の南地区代表に明和第一がなり、比呂と英雄の甲子園対決を読者にハッキリ意識させる展開になっている。

第1話 すごすぎだよ
現在進行形ながらノスタルジックな雰囲気がある。それは他の全員がこれから先の事を見つめている中で、主人公・比呂(そして春華)が辿り来た道の険しさを振り返っているからである。
最終2ページ「知ってます?」の場面が決ま

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第3巻

明和第一と試合をして勝てば野球部を作る。負ければ解散をする事になった千川高校野球愛好会。実に少年漫画らしく、いささかご都合主義的な展開。あだちさんは序盤の設定の少しぐらいの粗さは気にしないようである。作品の面白さが設定ではなく展開にあると見切っているからだ。
とは言え少年漫画らしいワクワクする展開であるのも確かだ。ボクは自分の初めての連載『up・setぼ~いず』(のち筑摩書房『アップ・セット・ボー

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