見出し画像

人生における壁について

生きていると、ときどき目の前に壁が立ちはだかるときがあります。

困難や失望、ときに痛みを伴うこともあります。

多くの人は壁を目の前にすると、
壁を越えようか、避けようか、といった具合に、
壁をどうするかと考えるのではないでしょうか。

でもその手前で、あるひとつの考えを持ってみてはいかがでしょうか。

今日はそんなささいな提案です。

私はこの考えを持ってから、自分の人生を肯定的に捉えることができるようになりました。

それではいってみましょう。


人生の壁ってこういうこと。

人生の壁ってなんなんでしょうか。

問題や困難、試練?

あるとき、ヌッといきなり出てくるものなのでしょうか?

何かよくわからないけど、人生の障害となるもの。

私はそんな風に考えていました。


でも、そうではありませんでした。


壁はずっと前から見えているもので、壁が現れたのではなく、私が壁に近づいただけだったのです。

例えば、
東京見学にきて、遠くには東京タワーが見えていました。
「へぇーこれが東京かー。」
なんて歩きながら探索します。

そうしてあちこち歩いていく中で、東京タワーの目の前に着いただけ。

この目の前に立ちはだかる東京タワーがいわゆる壁なのではないのでしょうか。


つまり、人生の壁が目の前に現れたのは、
そこまで人生を歩いてきた証でもあり、
遠くから見ていた景色の目前まで来た証です。


こう考えてみると、人生をしっかり味わってると思いませんか。
かつて見ていた遠景が目の前にきたのですから。

壁を越えるということは、
その向こう側を見ることですし、

壁を避けるということは、
違う方向への冒険とも言えます。

人生を丸いドームと捉えるなら、

たぶん、私たちは、1つの人生でドームの中のすべてを知ることはできないと思います。

だから、
一方向に進むもよし、
ドームの隅々まで見てみるのもよし、
神秘的なまんまるの天の上を眺めるのもいいでしょう。


人生の壁が現れたとき、
あーついに、ここまで歩いてきたか。と、
生きてる実感を感じてみてはいかがでしょうか。

そのあと、
この壁をどうするか、と考えると、
より人生を味わえるのではないかと私は思います。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?