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仕事で言ってはいけない口癖。

今回は私が今まで働いてきた中で、ちょっとこの人は信用できないなと感じた人の口癖を紹介します。

私は12回の転職を成功させて、11業界で働いてきました。多種多様な人たちと一緒に働いた経験に基づいた話です。

もし、仕事仲間にこの口癖を言ってる人がいたら気をつけてください。
もし、自分がこの口癖を言っていたら、改めて言わないよう工夫することをお勧めします。

では、いってみましょう。

危険な口癖1、普通・常識

「普通に考えて、」「普通はこうでしょ」「常識的に考えて」というように、普通を口癖にする人たちがいます。

なぜこの人達が危険かというと、普通という基準は主観的なものだからです。

例えば、これを読んでいるあなたの普通の成績と、私の考える普通の成績は同じではありません。

しかし、普通が口癖になっている人達はこれが理解できません。自分の普通は、世界の普通と同じだと思っており、自分の普通と違う人間は世間知らずな人と思い込みます。

また、この人たちの『普通は』というのは『私は』ということです。
でも、私という個人的なものではなく、もっと大勢の人達の意見だよと後ろ盾を使っているわけです。

これにより、彼らは自分の発言に対する責任意識が欠けています。
自分だけの意見じゃない、批判するなら世間を批判しろ。と思っています。

この感覚を持つ上司がいた場合、甚大な被害を引き起こします
・多様性が認められない
・変化がおきない
・アイデアが生まれない
・取引先や顧客目線になれない
・部下が意見を言わなくなる
もちろん課長より部長、経営者といった上の人がこの特徴を持っている場合は、より被害は大きくなります。

成果よりも自分の正しさ(エゴ)のために仕事をしている人が多いです。

危険な口癖2、現実

「現実的に考えて」「現実を見ろ」といった口癖です。

一見まともなことを言っているようですが、ものすごく消去的で後ろ向きな考えです。

彼らの言う『現実』とは『過去』のことです。
今までのことを想定して、過去の実績から考えて、といった具合に。

彼らの特徴は失敗を恐れます。しかし、彼らは自分では知的だと思っている節があります。

以前、働いていたときこんなことがありましまた。

前期の売上の200%を達成する。という目標が下りてきました。

簡単な目標ではありません。なので、現状のままでは到底不可能であり、思い切った策が必要になります。

しかし、彼はこう言います。
『現実的に考えて200%は不可能です。130%あたりが妥当でしょう』と。

彼の気持ちは、『200%なんてどこをどう見たら出てくる数字なんだ。ちゃんと過去の実績を見ろよ。バカなのか?』

彼らの視点は、200%達成できるか?どうか?の視点しかありません。なぜ200%必要なのか?の視点はありません。他者の視点や思惑まで考えが及びません。

そして一番の特徴は、未来は過去によって決まると思い込んでいます。

つまり、学校で成績の悪い人間は仕事できないし、成果が出せない新人はこれからも成果が出せないという価値観を持っています。

そんなことないと反論するでしょう。
でも、自分の想定を裏切る結果を出すと、
運がよかった、たまたま、今度はそううまくいかない、と言った具合に成果を認めることはありません。

極論を言いますが、彼らは成長を認めません。
正しいのは自分の過去から見た予想です。

危険な口癖3、特殊だから

『うちって特殊だから』『うちの職場って特殊だから』こんなことを言う人がいます。

11業界渡り歩いてきましたが、特殊な仕事なんてありません。

業種、業界問わず、仕事の基本はどこも同じです。
社会に貢献すること。必要とされない事業は淘汰されます。
そしてすべての仕事は最終的に売上をあげるか、コストを下げるかの二択に帰結します。

特殊だからと言うのは、言い訳にすぎません。

まとめ

仕事で使ってはいけない口癖。
●常識・普通
●現実
●特殊だから

仕事というのは、サービスの提供者側であることを忘れてはいけません。

自分の正しさやエゴを主張するための場ではありません。

仕事の目的、サービスの出口を見失っている人とは良い仕事はできません。

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