見出し画像

肉体をハックする仕事 -2023年5月20日(土)

・地球誕生から、単細胞生物が生まれるまでの期間より、単細胞生物が多細胞生物になる期間の方が長いらしい。
・細胞の進化においては、0→1より、1→100の方が時間がかかっているということ。
・動物の眼は1度の変異を元にして、そこから進化している。

・単細胞生物が進化して、現在の60兆個の細胞を持つ人類ができている、と聞いてもあんまりピンとこない。
・なので、記事を読んでも、へえーなんかすごいことなんですねえくらいの感想だったが、以下の記述を見てびっくりした。

動物の「目」や哺乳類の「胎盤」は共通先祖に起きた1度限りの変異を起源としていることを考えると、多細胞化を促す進化圧力(需要)は相当に高かったことが伺えます。

https://nazology.net/archives/126342

・眼は、生き物によって様々な形を持っていたり、数も違ったりするするが、遺伝子は共通らしい。
・調べてみると「PAX6」という遺伝子があり、これが眼の発生を制御する遺伝子とのこと。
・そして、これは全ての脊椎動物と、多くの無脊椎動物が共通で持っていることがわかっていて、それが意味することは、現代を生きるほとんどの生物はPAX6を変異により獲得した共通祖先から枝分かれしているということになる。
・ちなみに植物や菌類は持っていない。

・生物の起源となる最初の生き物は、海から生まれたと言われている。
・それが数を増やしながら、変異や進化、淘汰を繰り返し、現在の形になっているというのが現在の定説だ。
・ダーウィンの提唱する自然選択説を考えてみると、厳しい自然環境によって生き残ったものは、より時代に適しているということになる。

・となると、生物の多くに「PAX6」があるというのは、眼がいかに重要な器官であるかを示している。
・何十億年も前の世界を見ると、PAX6を持っている生物と持っていない生物がいたはずだが、持っていない生物のほとんどは淘汰されてしまったということだ。

・だから何?という話ではあるが、生きていく上で必要のない知識を知るというのは非常に楽しい。
・こういうロマンのある特集をテレビでやってくれればと思ったが、すでにやっていた。
https://togetter.com/li/1275554
・5年も前。テレビ持ってないから知らないだけだった。
・他にも、こういうロマンあるものを知っている人がいたら教えてください。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?