誰にでも、辛い経験や早く忘れたい悲しい出来事はあります。

早く忘れたい・・・

前向きにならなきゃと思えば思うほど忘れられない・・・

人はどうしたら、ひとつのことを忘れられるのでしょうか？

心理学である実験がありました。

３つのグループに分け対象物の映像をしばらく見せました。、その後

Aグループ　　対象物のことを覚えておいてください。

Bグループ　対象物のことを考えても、考えなくてもどちらでもいいです。

Cグループ　対象物のことだけは決して考えないでください。

１年後、対象物をはっきりと覚えていたグループはどれだと思いますか？

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・正解はC

考えるなと禁止されたグループだったのです。

思考を抑制することが、皮肉にも却って活性化させてしまうのです。

忘れようとがんばると、脳には覚えておけという、

指令になっちゃうなんて、

じゃあ、どうすればいいのでしょうか？

それは、泣きたいときは我慢せず泣きたいだけ泣き続け、思いっきり悲しい失恋ソングでも聞いて

思い出に浸りたいだけ浸り、大騒ぎしたければすればいいのです。

すると、ある瞬間に心が満足し　「あほらし・・・」と自分がばかばかしいと思う時が訪れます。

人は半年も過ぎると自然と対象への興味を失っていくようにできているらしいです。

ここで、一つ注意があります。

中途半端に無理に明るく振る舞ったり、気分が上がる曲を聴くのは逆効果だそう

なぜなら、悲しい気持ちには意味があり、心を閉ざした状態なので、身体には自然な現象なのです。

そんな時は無理せずに心に沿った行動を取った方が効果的なのです。

感情を無理に押し込めず、出し切った方が、気分がスッキリして

早く立ち直る近道なんですね！

なんでも、ありのままが結局はいいということみたい。

全てのことには意味がある。

感情にフタをせず、悪いものは出し切る。

心も体も同じ。気持ちも循環させる。出して入れる。

悪いものや、溜まったものは出す。

すると、新しいものが生まれる、入ってくる。

自然の摂理なのですね。