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ボローニャ旅行記2日目~誕プレは高級車?

1 はじめに


ボンジョルノ! 今回も、前回に引き続き、4月27日から30日まで行っていたボローニャ旅行について書いていく。早速私事になるが、4月28日は、真しろの命25周年の日だったので、もしかしたらちょっとスペシャルなことが起きるかも。


2 モデナの街で工場見学


4月28日、朝8時半。ホテルで朝食を取って出発準備を始めた。朝食は毎日同じで、クロワッサン、ハム、チーズ、サラダ、ケーキ、ドリンクをバイキング形式でいただくことになっていた。バイキングだったので、ガイドの方に手伝っていただいた。
ボローニャは、日中こそ20度を越えたが、朝晩はひんやりした空気に満ちていて、程よく目覚めさせてくれる。


朝食を食べてから真しろたちが向かったのは、ボローニャから車で50分ほど離れたモデナという、ボローニャよりも少し田舎の街だ。そして最初の目的地は、バルサミコ酢の工場だ。


バルサミコ酢とは、日本ではドレッシングなどに使われることの多い調味料で、焼いた肉に書けたり、サラダの隠し味にしたりできる調味料の1つだ。イタリア料理にはよく用いられているそうで、作り方はワインにかなり似ている。今回は、かなり長い間続いている工場の1つを見学し、作り方を見せていただいた。


かなり専門的な用語が多く、全てを理解するのは難しかったが、今回も、作るときに使用する樽や、何10年も使い込まれてきたという器具などをたくさん触ることができた。そしてそのあと、発酵された年数や材料が違う何種類ものバルサミコ酢を試食する機会もいただいた。


「これはこんな味」とレポートできないほど数多くのバルサミコ酢があり、少なくともどれも深みのある味わいだった。今回も五感を使って伝統的な調味料の作り方を知れた点では、大変学びの多い時間だった。


3 誕生日ランチ?


バルサミコ酢の工場をあとにした真しろたちが次に向かったのは、伝統的なイタリア料理が食べられるお店。今日はこちらでランチをいただくことに。サムネールの画像は、ランチでいただいたポルチーニダケのクリームパスタだ。


イタリアなど、暖かいヨーロッパの国々では、夜ご飯よりランチをたくさん食べるらしく、その言葉に従うように、真しろもたくさんいただいてしまった。ちなみに、これもヨーロッパではよくあることのようだが、ランチが終わるといったん店は閉まり、ディナーの時間(早くても7時半?)ぐらいに再びオープンするらしい。つまり、4時ごろに小腹が空いたからどこかで食べようという場合、かなり選択肢が少なくなるらしい。


そして、真しろがランチをたくさん食べたのは、ヨーロッパの慣習に従っただけでなく、ガイドさんや参加者の皆さんが誕生日を祝ってくださったからというのもある。今回このツアーに参加した理由の1つにも、ツアーの開催日が誕生日と丸かぶりだったので、自分への誕プレに参加したのだ。それをガイドさんに伝えると大変喜んでくださった。というわけで、かなり奮発して、前菜、パスタ、デザートとフルにいただいた。


4 誕プレは高級車?


たっぷりランチを食べたあと、真しろたちが向かったのは、あの有名なフェラーリの博物館だ。なぜフェラーリの博物館がここにあるかというと、ここがフェラーリの故郷だからだそうだ。正直、真しろは車を運転できないので、いったいどんな物かとワクワクしていた。


読者諸氏もお気づきの通り、フェラーリは大変高級で貴重な車なので、本当はベタベタ触ることは許されないだろう。しかし今回は特別に、たくさんのフェラーリの車を触る許可をいただいた。あまり車に詳しくないので、どこが高級感があって、どこがすごいのか、ちゃんと実感するのは難しかったが、車に詳しい参加者の皆さんは大興奮のようだった。


博物館の展示物を参加者と見る真しろ。

とはいえ、試乗させてもらったときには、車を運転したこともなく、車の部品に詳しくない真しろでも、やはりワクワクした。もしかして自分は25歳の誕生日に、フェラーリの高級車をもらえたのかもしれないという、ありえなすぎる妄想をしたものだった。


フェラーリを試乗する真しろ。

そして何より真しろをワクワクさせてくれた体験は、フェラーリの運転体験だった。もちろんかなりお金はかかってしまうのだが、7分間、運転のシミュレーション体験ができるのだ。ガイドの方と博物館の職員さん付き添いの下、人生でほぼ初めてのフェラーリの運転、いや、車の運転をした。もちろん実際に車が動くことはなく、振動などで動いている感覚を体験できるようになっているので、事故などが起きることはない。

7分間という短い時間だったが、車の運転とはとても神経の使う物なのだなと身にしみて感じたと共に、家族であれ友人であれ未来の恋人であれタクシーの運転手であれ、全てのドライバーさんに脱帽した。そして、たとえ自分が25歳の誕生日に高級車をもらっても、たぶんその日中に事故ってしまうほど、自分のドライビングテクは酷いのだなと理解した。


ちょっとマイナスな書き方をしてしまったが、いずれにせよ、視覚障害者でも車を運転したり、高級車を触りまくったりする体験はめったにできないことで、高級車そのものよりかけがえのない25歳の誕プレになったとともに、博物館の皆さんやガイドさんに感謝したいと強く思った。そしていつか、大切な人と遠くまでドライブしたいという気持ちがますます強くなった。いわゆる新たな旅の始まりをくれた体験と言っていいだろう。


5 夕食

たくさんランチを食べたのに、運転したからなのかすぐに腹ぺこになってしまった。車で1時間ほど移動してボローニャに戻り、今度はピザをいただいた。ちなみに、ボローニャまでの車の運転はガイドさんがしてくれた(笑)。


今回ピザを食べたのは結局このディナーだけになってしまったのだが、やはりイタリアのピザということで、生地も具材も美味であった。夕食のあとはホテルへ戻り、誕生日の夜の余韻に浸った。


6 おわりに


今までいろいろな誕生日を迎えてきたが、今回は25周年にふさわしく、忘れられない誕生日となった。車に詳しくなく、運転できないとはいうものの、あれだけ車に触ったり車を運転したりすると、興味を持たずにはいられまい。時間があるときにでも、いろいろと調べてみたくなる。そして2日目も、五感を使ってさまざまな体験を提供してくれたこのツアーの豪華さに、またまた圧倒されてしまった。


さて、いよいよ旅も3日目。ますます面白い体験が期待できる!


それでは今日はこの辺で。Have a nice day!

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