侍道

20XX年、将軍家がいまだ権力を握っている町お江戸TOKYO。武士は刀を捨てチンカスを売っていた。

チンカス売れないなーと茶屋の前を通ると、芸者から声をかけられた。

「イカしたお兄さん、ちょっと遊んでいきなよ」

芸者は自らの股間をモミモミしながら話す。噂に聞いたことがある。トゲトゲのキンタマを持つ芸者の噂を・・・。こいつがそうだったのか。芸者は察したのかトゲトゲのキンタマを見せてくれてぽっと顔が赤くなっていた。右のキンタマが異常に下がっていた。聞くと、お座敷に呼ばれて芸を披露しているという。キンタマをモーニングスターみたいにぶん回したり、キンタマを黄色く塗って菊の花みたいにしたり、伊東四朗の頭をぺちぺちしてIQサプリを出禁になったり、シルバニアファミリーの家を浅間山荘みたいに壊したり、クロノトリガーのOPの時計の振り子のモノマネしたり(1番評判がいいらしい)、アナルセックス(なかやまきんにくんのアーノルド・シュワルツェネッガーの言い方で)をしているそうだ。

「お兄さん強そうだねえ、なんかやってたのかい?」

「いえ、あっしはただのチンカス売りでさあ」

芸者は「そうかい」とキンタマをもみもみしながら煙草に火をつけた。キンタマが固くなると玉袋をトゲが突き破ってしまうため、常に揉みほぐしているのだ。それから芸者は生い立ちを語ってくれた。自分が将軍家の嫡子であること。ある日キンタマが突然尖りだして「忌みキン」として城を追い出されたこと。その日から芸者となったことを教えてくれた。芸者に「辛いか」と聞くと、「自分のやりたいことをやるだけよ。城は追い出されたけど、私の右のキンタマには将軍家の誇りが、左のキンタマには勇気が宿っている。私はこの子たちを愛しているわ」と言ったあと、煙草の灰をトンとやったら灰がキンタマに落ちて「も゛み゛の゛木゛ッ゛ッ゛ッ゛!゛!゛!゛!゛」と叫んで軽く吹っ飛んだ。

立ち去ろうとすると、芸者に「チンカス売りさん、あんたに頼みたいことがあんだ」と引き止められた。「あなたに私がやりたいことをその目で見届けてほしいんだ。私が弱さを捨てるために。私がやりたいこと、それは ”キンタマで着地すること” (ジープにキンタマをくくりつけ爆走し100mぐらいで離した衝撃でバク転しながらキンタマで着地するのが理想)。あんたにしか頼めないことなの」と覚悟を決めた顔で言った。「なんで俺が見てなきゃならないんだ」と言うと、芸者は「怖くて」と言った。

ジープに芸者のキンタマを括り付けると、周りには野次馬が集まってきていた。学生服を着たあばれる君がいて桑田の顔をして子供に石を投げられていた。

「じゃあ行きますよ」

「我ウィルキンソン愛す・・・ウィルキンソンみんな好き・・・(祈りを捧げている)」

ジープのアクセルを踏む。キンタマがぐんぐん伸びてほうとうぐらいの細さになり、100m地点にきたところでキンタマを”発射”した。バッチイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!芸者は宙を舞っていた。音が遅れてきた。まるで重さが身体から逃げだしたかのようにゆっくりと360°回転した。スト2の灼熱食らったときぐらいスローモーションだった。キンタマのタイミングと角度はバッチリ、初めからそう決まっていたかのようにキンタマが地面に着地した。

「リ゛ノ゛へ゛ー゛シ゛ョ゛ン゛ッ゛ッ゛ッ゛ッ゛ッ゛ッ゛ッ゛!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

ズドーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!バチバチバチバチバチバチバチバチバチバチバチィッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

「大丈夫か!!!!?!??!?!?」

「斯様なわたぱちを我が愛でるとは・・・」

芸者は混乱しており、白目(黒目が色素を失って白に)でひょっとこ顔をしていた。見ると、キンタマの下にわたぱちが挟まっている。何者かが着地地点にわたぱちが置いてキンタマに直撃させたのだ。許せない・・・。芸者を見ると、完全にキンタマが心臓に刺さっていた。右のキンタマだった。キンタマがわたぱちにびっくりして急いで身体の中に逃げようとしたところ、運悪く心臓まで達してしまったのだ。

「これを・・・」

芸者は心臓に刺さっていない方のキンタマをくれた。キンタマのトゲトゲがパカッと開いた。キンタマは弱い自分を守るために尖っており、その必要がなくなったため開いたのだ。中には「01」と書かれたちいさな紺碧の種が入っていた。

「それは勇気の種。残りの1回分、アンタにあげる」

新しいことに挑戦する恐怖、勇気がいる。親に捨てられ、居場所もなくし、絶望の淵に立たされてもなお、芸者は本当にやりたいことに挑み続けたのだ。この勇気の種を使って。右には誇りを、左には勇気を。右の金玉が尋常じゃなく下がっていたのは勇気の種を使っていたから。芸者は人生を”生きた”のだ。

「おーいウィルキンソンや・・・ちょいと炭酸が効きすぎてやしないかい・・・?」

「死ぬな!お前にはまだやりたいことがたくさんあるんだろう!?やろうぜ!俺も付き合ってやるから!」

「最後まで付き合ってくれてありがとうよ・・・”お侍さん”」

「・・・!!!」

「"こういうこと"が・・・本当にやりたかった・・・」

芸者の身体は軽くなっていた。「感謝でした。とっても」そう言い残して家に帰る。物置の奥にある刀を取り出し、上半身裸(背中に矢が刺さっている)で下半身アグモンの格好にココリコ遠藤のハンチングを被り家を出た。将軍家の城へ向かった。城へ入ろうとすると門番に止められた。

「貴様見かけん顔だな、何者だ」

「出張チンカス売りです」

「チンカスなどうちには必要ない、去れ!」

「じゃあコイツはどうですかい?―――”絞霞(しぼりかす)”!!!!」

―――妖刀”絞霞(しぼりかす)”(その鮮やかな切れ味から出る血が少なく、血液に刻まれた”赤い”というDNAごと断ち切るため血が白くなる。チンカスみたいな射精に見えることそう名付けられた)。懐から刀を抜き、門番を斬(ざん)。刀を振り抜いた勢いで鞘へと収める。遅れて白い鮮血が飛び散る。死に際に「見事な剣裁きであった・・・!」と門番。「刀の振り方なんて忘れちまったよ」そう呟き、城中を征く。新撰組の格好をしたあばれる君が桑田の顔をして釜茹でにされそうになっていた。目指すは天守閣の最上、将軍の間へ。

天守閣の最上階。将軍の間へきた。ここまで来るのに誰とも会わなかった。5分くらいで着いた。いよいよだ・・・。襖を足で蹴り開けると、将軍が鎮座していた。

「下が騒がしいと思えば、何やらネズミが一匹迷い込んだようDESUNE~!」

「このキンタマに見覚えはあるか?」

「Hum... 海の幸DESUKA?ワタシは海の幸大好きDESU!でも、煮ても焼いても食べられないトゲトゲキンタマは大嫌いDE~~~SU!!!!」

「解(かい)した」

―――”絞霞(しぼりかす)”!!!刀を殺すための最短距離で振り抜く。将軍の身体から男の潮吹きみたいなほぼ透明な汁が飛び散った。浅い。

「NOOOOOOO!!!!ま、待て!ワタシはアナタを高く評価してMA~SU!ここで問題DE~SU!ワタシの部下になり炭酸の抜けたドクタァペパーぐらい甘い生活を送る or DIE(ダァ~イィ)?」

「江戸中の自販機に、ミスティオとさらっとしぼったオレンジを復活してもらおうか!ロング缶で!!!!!」

「大大大不正解DEEEEEEEESU!!!!!!!!!!」

”絞霞(しぼりかす)”を抜刀する瞬間、将軍が後ろを向きゆっくりと尻を出してアナルから仕込みピストルを発砲した。ゆっくりすぎて普通に右肩を直撃した。右腕はもう使えないな・・・。

「SHINEEEEEEEEEEEEEEEEEEEE!!!!!!!!!!!!」

俺はここで死ぬのか・・・。死を覚悟した瞬間、脳内に走馬灯が駆け巡る。ビキニの日焼け跡の全裸のあばれる君、四千頭身後藤の衣装を着たあばれる君、ケンタウロスの格好をしたあばれる君(背中に矢が刺さっている)、愛想笑いをしているあばれる君、桃鉄でケロロ軍曹の帽子を8億で買うあばれる君、こまりがつお(困り顔のかつお)柄のアロハシャツを着たあばれる君、あだち充のキャラと同じ顔のあばれる君、頭文字Dの86の排気口にれんこんのはさみ揚げを詰めるあばれる君、はじめの一歩の鷹村VSホーク戦を漫画村で読んでいるあばれる君、ウンコを食っているあばれる君、巨人軍の格好をしているあばれる君、鬼束ちひろの月光が流れてスポットライトが当たってジグザグジギーの「何この握力~♪」のダンスをやっているあばれる君、向上委員会でウケているあばれる君。全員が桑田の顔をしていた。巨人軍の格好をしたあばれる君が桑田の顔をしてニカッと笑った。

意識が戻る。俺もここで終わりか・・・。すべてを諦めたその瞬間―――勇気の種が光出す!!勇気が全身に流れ込んでいく。芸者が言っていた”本当にやりたかったこと”。俺にもかつてやりたいことがあった。やりたくても無謀だと諭され、面倒くさいと後回しにしてくうちに”できなくなった”。子どもの戯れだと自分に納得させた。それは大人ではなく、諦めだった。諦めないたった一つの方法が今ならわかる。それは、ただ一歩前に進むだけだった。あとは叶えるだけだ。あの日できなかったことを、実現する一歩目の勇気を!

俺の本当にやりたかったこと・・・それは!!

「―――”金堂∞夜遊(こんどうむげんよあそび)”!!!!!」

”金堂∞夜遊(こんどうむげんよあそび)”(コンドームで無限に遊んでいた夜という意味男なら一度は抱くコンドームで遊びたいという好奇心。見つかったら絶対に怒られると知っているからこそやりたくなる”禁断の技”(カリギュラ))。俺のやりたかったこと、それは「刀の切先に使用済みコンドームを括り付けクルクル回すこと」!!!!!

クルクルクルクル・・・・・・・・・・

やってみると意外とすぐ飽きたのでやめた。将軍は引き金を引こうとしてお尻に手が届かず「Oh…ヒューマンエラーDE~SU笑」と言っている。どうしてくれるんだ。この怒りは、将軍のお尻をペチペチすることでしか晴らされない!!!!

「うおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

ペチペチペチペチペチペチペチペチペチペチペチペチペチペチペチペチペチペチペチペチペチペチペチペチペチペチペチペチペチペチペチペチペチペチペチペチペチペチペチペチペチペチペチペチペチペチペチペチペチペチペチ

「いやん!あっ!ちょ・・・やめっ///////////~~~~~~~~ッッッッッッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

「うおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

ペチペチペチペチペチペチペチペチペチペチペチペチペチペチペチペチペチペチペチペチペチペチペチペチペチペチペチペチペチペチペチペチペチペチペチペチペチペチペチペチペチペチペチペチペチペチペチペチペチペチペチ

「ひっ、ひぃ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ッッッッッッッッッッッッッ///////////////////////////////////////////////////////////////////////!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

ペチペチペチペチペチペチペチペチペチペチペチペチペチペチペチペチペチペチペチペチペチペチペチペチペチペチペチペチペチペチペチペチペチペチペチペチペチペチペチペチペチペチペチペチペチペチペチペチペチペチペチ

「~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッ////////////////////////////////////////////////////////////////////////////////////////////////////////////////!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

将軍は「お尻がどっか行ってしMATT」と言って、桑田の顔になりかけたが抵抗して男梅みたいな顔をしてファイティングポーズを取るも「プッ」と屁をこいたあと桑田の顔になった。

「殺す前にひとつ教えてくれMASUKA?何がアナタをそこまでそうSASERU??」

「金玉を1つもらったのだ」

将軍は「そりゃ桑田の顔になるわけだ」みたいな顔をした。将軍のアナルに刀を突き刺すと、将軍はメスイキ&想像妊娠&絶命&不死鳥として復活&原付で亀ハウスへゆっくり移動した。その後も将軍家の統治は100年近く続いたが、ショッキングピンクの船に乗った若林正恭がお江戸TOKYOを支配した。


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