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今求められている価値とは【プロセスエコノミー】

前回、お金の本質を学んでみて自己投資が大切(であろう)と感じました。
同時に、やみくもに自己投資するのではなく周りに価値を与えられる自己投資をしたいと考えているが、そもそも「今ってどんなことに価値があるのか」を考え始めました。

その際にある本と出会い【プロセスエコノミー】という言葉を知り、面白いと感じたため、アウトプットがてら記事にします。


読んだ書籍

要約

この書籍を簡単にすごく簡単に要約すると、下記となります。

アウトプット(完成型)ではなくプロセス(過程)に価値が出る
(物理的な商品やサービスそのものではなく、製品やサービスが持つ背景やストーリーが、それ自体の価値を高める要素となるという考え方)

プロセスエコノミー あなたの物語が価値になる

プロセスに価値が出るようになった理由

下記の理由によりプロセスに価値が出てきた。

  1. 消費者の意識の変化::近年、消費者は製品やサービスを選ぶ際に、その製造過程や提供過程にも注目するようになった。
    例えば、地域社会への貢献や環境への配慮などが重視されるようになり、これらの要素が製品やサービスの価値を左右するようになった。

  2. デジタル技術の発展: デジタル技術の進歩により、製品やサービスの製造や提供において、プロセスに関する情報が容易に収集・共有されるようになった。
    消費者は製品やサービスの製造過程や提供過程についてより詳細な情報を入手しやすくなり、その情報が価値判断に影響を与えるようになった。

  3. ブランド価値の重視: ブランドは単なる商品やサービスの名前やロゴだけでなく、その製造過程や提供過程に関するストーリーや価値観を含むようになった。
    消費者はブランドの背後にあるストーリーや価値観に共感し、そのブランドに忠誠心を持つ傾向がある。

マーケティング観点

書籍内では、マーケティングの関連でも述べられており、キーワードとしては【マーケティング4.0】及び【6D】の2点があります。

・マーケティング4.0
下記4つの段階があり、現代は「4.0」に該当

マーケティング1.0=製品中心のマーケティング⇒機能的価値訴求
マーケティング2.0=顧客志向のマーケティング⇒差異的価値訴求
マーケティング3.0=価値主導のマーケティング⇒参加価値的訴求
マーケティング4.0=経験価値志向のマーケティング⇒共創価値訴求

マーケティング4.0とは

・6D
現時点では「2.Deceptive」まで推進されているようだが、今後技術の発展等により3以降が急速に推進される可能性が高い状況

1.Digitized=デジタル化
2.Deceptive=潜在的
3.Disruptive=破壊的
4.Demonetized=非収益化
5.Dematerialized=非物質化  
6.Democratized=民主化

2030年:すべてが「加速」する世界に備えよ」より

なお、この6Dは「エクセンポネンシャル思考」のフレームワークとなるものである、とも述べられている

まとめ

今回は書籍内容を元に、「プロセスに価値が出るようになった理由」を所感込みで書いてきました。
次回は「人がプロセスに共感するメカニズム」を所感含めてまとめていきます。

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