理解出来ないことを言う人間を異常者だと思ってしまう病
私は現在このような病にかかっております。
というか、まぁ世界中の多くの人は、このような病、と言うよりは気質を持っているのではないだろうか。
自分と意見が食い違う場合や、そもそも何を言っているのかわからない場合や、自分の常識の中では考えられないような行動をとる人たちは、私にとっては異常者である。
このような思考パターンを持っている人が多いのではないかと私は思っているが、別にこれは何ら悪いことではないし、普通のことだ。
ネットを見ていても、なんでこんな馬鹿なことをするんだろうかと、この人たちをおかしいんじゃないだろうかと思った事は無いだろうか。
私はよくある。
この人たちは、頭が悪いんじゃないだろうかと思った事は無いだろうか。
私はよくある。
まぁ確かに本当に頭がおかしい人は世の中にはいるが、、、
いや、これは、差別的な意味を持っていっているわけではなくて、後先考えずに、非道徳的なことや、犯罪的なことを行う人のことをおかしいと思っているだけだ。
当然、このようなことがあるとしても、
なんでこの人たちは、こんな会話で盛り上がっているのだろうか、であるとか、なんでこの人たちは私の言っていることが理解できないのだろうか、とか
考えることが多々あると思われる。
しかし、そう思っている時、相手もまた同様のことを考えていることが多々ある。
単純に話が食い違っているだけ。
単純に、人生の哲学が、その人と一致していないだけ。
相手のことを理解しようとする心が少し足りていないだけ。
客観的になって、冷静に分析してみると、相手が異常者なのではなく、自分自身が、相手に歩み寄る気持ちが足りていないだけのことがよくある。
そして、相手には歩み寄る気持ちがない状態で、相手のことを理解しようともしないで、相手が悪いと一方的に決めつけて、、、
そんな時に、抱く感情が、「あの人は異常者なのか、頭がおかしいのか」と言うようなものである。
ゆっくりと時間をかけて、相手のことを思いやる気持ちで、相手の気持ちをよく考えて、相手が何が言いたいのかをよく理解しようとする心さえあれば、相手のことを異常者だと思いたくなるような気持ちも湧いてこないのしれない。
だが、しかし、毎度、毎度、相手のことを理解できるわけもなく、寛容の精神を常に持ち続けることができるわけでもなく、相手を異常者だと思って、心の安心を得たい時はやはりある。
だからといって、それを内心に留めるわけでなく、相手に言ったり影でこそこそと悪口を言ったり、そんなことをしても自分にメリットは無い。
ただ、その一瞬、気持ちよくなるだけだ。
言いたくなる気持ちもわかるが、やはり最終的にその言葉を表に出すことによるメリットはあまりない。
そんなことは、わかっていても、言いたくなるが、
ここはぐっと押さえて思うだけに留めておこう。
ついでに言うと、その人が1人でいるときは、異常な行動や発言が見られないにもかかわらず、大人数でいるときは、異常な行動や発言をしてしまう場合がある。
そういう時は、大抵自分に味方がいると錯覚して気が増長してしまっているだけだ。
自分自身では気づいていないし、もはや覚えてもいないが、もしかしたら自分が複数人でいるときは、第三者からは異常者だと思われていたかもしれない。
1人でいる時が、本当の自分で、複数人でいるときは、また別の自分だと言うわけではない。
ひとりでいるときに出る自分も、複数人でいるときに出る自分もそれはやはり自分なのである。
周りから異常者だと思われないように心がけていきたいが、、、、
この文章も読む人が読めば、頭がおかしいのかと思われてしまうことだろう。
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