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FP2級受検当日雑記

3日前の日曜日にFP2級の試験があったので、それに関することをつらつらと書いてみようと思う。

受検を思い立ったのは去年の10月くらいだ。3級を5月に受検してからサボり気味だったので、そろそろ受検しようと思い、ハロウィンの前日にテキストを買いに行った。3級試験と被る部分も多いので3ヶ月弱のスケジュールで大丈夫だろうと今回挑んだが、かなりタイトな感じになってしまった。

ちょうど仕事の繁忙期が12月、1月だったのでそれと被ってしまい、言い訳ではないが、思っていた勉強時間は確保できなかったのが大きな要因だと思う。FP2級は6割をとれば合格と言われているが、年末の時点では実践問題の得点率が4割代で、試験直前にギリギリ6割代に乗せた感じだったのでかなり絶望的な状態で本番を迎えた。

それでは当日の様子などを書いていく。

まずこういう試験にはクルマで向かうようにしている。自動車等の乗り入れは禁止されているが、周辺の駐車場に停める。クルマであれば寄り道や車内での食事、昼寝などができるからだ。また、個人的にクルマの運転はリラックスできるため、それもかねて遠足気分でクルマで行くようにしている。

朝は早めに起きてコメダ珈琲店へ寄った。モーニングセットを頂くためだ。朝は外気温2度とかなり冷え込んでいたので、コメダ珈琲では初めてホットコーヒーを頼んだ。(いつもはたいてい冬でもアイスコーヒー)モーニングを食べながら勉強ノートを中心に最終確認をしたが、鼻水が止まらなくてあまり集中できなかった、どうやら風邪をひいてしまったようだ。

それから試験の1時間前くらいに会場から徒歩5分程度の駐車場に着いた。まだ時間があるのでテキストを読み直した。試験の45分前くらいに会場へと向かった。試験会場には思っていたよりは人はいなかった。前回の3級は総合大学で人がごったがえしていた。同年代の若いひとがほとんどで時たまオジサンオバサンもいるという具合だ。

自分の番号の席に着くと筆記用具や電卓などを用意して机の上にならべ、ノートやテキストの最終確認を行う。勉強を始めた時は試験当日は遥か先にあるように感じられたけど、その遥か先に感じた当日が今は目の前にある。我々が時計を通じて認知する「時間」は一定の速さで進み、誰しもが同じ時間量で生きるけれど、それでも「もうこんな時間」「あれはもうそんな昔のことか」と錯覚することは多々ある。今回の試験もそういう感じだ。

まずは午前が10時~12時でマークシートの学科試験である。想定では60分で完成して途中退出だと思っていた。試験が始まるとけっこう見たことない用語が出てくるような気がした。勉強不足なのか緊張のせいなのかはわからない。60分が経過したがまだ最後まで解き終わっていない。3級は60分で完成していたので、ここが2級の違いだ。試験中は鼻水が垂れてきて集中力を削がれた。

試験では「見直し」が大事だと口酸っぱく言われる。事実そうであるし、否定のしようが無い。ただし、マークシート4択のような問題は知識的に知っているか知らないかなので、悩めば悩むほどよいというものでもない。知っていればすぐに解答できるし、知らなければ消去法などで絞り、あとはどれか正解らしきものを決めるしかない。わからないものは時間をかけてもわからないと割り切る方がいい。そんなこんなで適当に見直しをして80分で退出した。途中退出する人はほとんどいなかったため、少し不安になったが割り切るようにした。

昼食は近くのスーパーで買ってクルマで食べようと考えていたが、お惣菜に特に惹かれるものが無かったので、近くにあったハンバーグレストランのビッグボーイに行った。久しぶりに行ったのでよくわからなかったが、全体的に高い。ハンバーグを300グラムとライスのセットで1700円くらいになってしまった。ランチでこれは予算オーバーだ。店にはFP受検者であろう若者が続々と入ってくる。隣で食べていた青年もFP受検者だったと思う。食べた後はクルマに戻って昼寝をした。

お昼からは13時半~15時で記述式の実技試験だ。ハンバーグをしっかり食べ、昼寝もしたのでエネルギーには満ちあふれていた。値は張ったがハンバーグは元気をもらえる。いざ、実技が始まってみると、どれも全然わからないような気がした。落ち着けば解ける問題も解答を出すのに時間がかかってしまった。

半分の45分が経過したところで、まだ全体の4割程度しか解答できておらずかなり焦り始めた。「時間オーバーになるのでは」「まったく点が取れないのでは」とネガティブになった。試験直前期に集中して取り組み、やっとできるようになった債権の利回りの計算もなぜか焦って解けなかった。後で見直すと正しい計算をしていたにも関わらず、小数点を打ち間違えおかしくなってしまっていたようだ。

結局、試験時間の90分ギリギリまで問題を解いた。途中退出どころではない。しかも2か所空欄のままだ。後で解こう、考え直そうと思ったところに戻る時間も無いくらいギリギリだった。学科の時間を実技に配分できたらなと思うくらい時間が足りなかった。また、全然正解できていないような気がした。

少しガッカリしながら会場を後にしたが、もう勉強をしなくてもいい(落ちていても次は5月)という気持ちで少し解放感に包まれた。3ヶ月弱であるがいくつかのモノを犠牲にしてきた。遊びも交友も趣味も読書も付き合いもだ。そう資格取得には犠牲がつきものだ。それらを取り戻すというか、試験が終わった今はそちらを優先させたいと思った。

その後はまず、スーパー銭湯へ行った。風呂に入るとドッと疲れが出てきた。次に、もつ鍋と焼き鳥の店に行ってお疲れ会をした。まだ、合否は出ていないがご馳走をたらふく食べた。

家に帰るとSNSなどで解答速報などが出回っていた。なるほど、ネット社会やSNS社会はこういった反応も早い。だが、こういう早さはプラスにとらえても良いだろう。さっそく気になって確認してしまった。

まだ、合格は確定していないがあくまで自己採点(資格予備校やYouTube情報による)では学科が6割ちょっとで実技は7割になっていたので、少なくとも合格最低点は取れているだろうというこになった。まったくできていないと思っていた実技が意外と正解していたのはビックリした。一方、リサイクルショップで高値で売れるだろうと持ち込んだ物は予想以上に安く買いたたかれることがあるので社会というモノははよくわからない。自分の想定は当てにならない。

一応、今回でFP2級はとれたという想定で次の資格も考えたい。ちなみにFP1級はかなり難しく、それだけで食える資格ではないそうなので現段階では受ける予定はない。尊敬するFP講師のほんださんがそう言ってる。今回はこのほんださんの動画のおかげで苦手分野を克服できた。

勉強が終わって解放感に包まれているが、「何か勉強しなくていいのか」という気持ちに駆られる。試験勉強をしていた慣性がまだ働いているということだ。この感覚は大学受験の浪人が終わった時の感覚に似ている、あの時は大学の合格証を手にしているのに遊べなかった。

次はとりあえず簿記3級あたりをサクッと受検しようかなと思う。以上!

3級受検時の記事はコチラ↓



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