人間、同じデッキを使い続けると飽きが来る。多少味変をして楽しむこともあるが、たまには思い切って、一気に違う味わいのデッキを触る事も乙なものだろう。

普段「ニックフィット」を使っている「シェリ」が、今回そんなことを思ったのかは分からない。が、今回彼が使ったのは「ボロスイニシアチブ」。普段のニックフィットと速度感も全く異なり、高速なストンピィデッキである。

これに対する「クリコマ」は「ハンマータイム」で迎え撃つ。これも非常に高速なデッキであり、《巨像の鎚》をあらゆる手段でクリーチャーに装備させ、一気に殴り勝つデッキである。

双方速度を是とするデッキ達。普段ゆったり目のデッキを回すシェリは、この速度勝負を制していくことが出来るのだろうか。

■Round 1

先手を貰ったシェリは、《古えの墳墓》を展開。続くターンで《魂の洞窟》を展開すると《猿人の指導霊》を追放し、《練達の地下探検家》を展開。一気にクリコマに圧力をかけていく。

クリコマは《獅子の諸飾》を盤面に送り込み、何とか出血を抑えようとするが、そこに更にシェリは《宮殿の看守》を展開。《獅子の諸飾》を吹き飛ばし、一気にライフを詰めていく。

流石にこの爆発力にはついていけなかったか、ここでクリコマが畳んだ。

クリコマ０ーシェリ１

■Round 2

2ゲーム目、クリコマは《ウルザの物語》をデッキコンセプトである《巨像の鎚》を展開。更に《オパールのモックス》《極楽のマントル》も展開し、一気にクロックを高めていく。

が、これに対し、シェリは無慈悲にも《月の大魔術師》を投下。クリコマの《ウルザの物語》を封じていく。クリコマは対応して《ウルザの物語》を起動、構築物トークンを生成していく。

何とか構築物トークンで攻め切りたいクリコマ。しかし、頼みの綱のトークンも《宮殿の看守》で吹き飛ばされる。一気に状況がひっくり返った状態で、シェリは《練達の地下探検家》を投下。ひっくり返った状況をしっかり自分のものとして、シェリが2本先取し勝利した。

クリコマ０ーシェリ２

■Round 3

■デッキリスト

■対戦動画