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I thought he would

それでは皆さん、一緒に声に出して言ってみましょう。

カシャッ!

チャキッ!

ぶわちゃんっ!

タッッ!

バシャン!

シャポッ!

チッ!

カッッシャン!

ぱたんっ!

シャポッ!

カチン!

ガシャッ!

しゅっ!

カシュッ!

ジャジッ!

かしゃしゃん!

バタンッ!

かっっっっ、、、、、、

おやおや低速粘りはいけませんね。


気を取り直して、、とまぁシャッターの音は十機十音でありまして、スナップを撮るときや自宅で空シャッター切るとき、そして酒の肴にもなってしまう何とも不思議なオノマトペなのであります。シャッター音だけで何時間も話をできるなんて人は、一度脳みそに曇りやシナプス切れがないか、クリニックを受診されるのがよろしいかと存じます。

私のシャッター音はやはりOM-2でありましょう。子どもの頃、父が家族旅行へ行くにも百名山に登るときにも、ずっとぶら提げていた黒い箱とガラスの目玉がこれでありました。修学旅行は写ルンですではなく、初めて父からOM-2を借りて奈良京都をまわったものです。

社会人になって初めて買ったのは35mm2.8付きのOM-1。もちろん中古で、直ぐに24mmと50mmを揃えることになったのも良い思い出です。フィルム圧着板裏には1974年だったかの低速修理の走り書きがある個体は、プリズム腐食が全くなく(10辺りから引っ張ってきたのか!?)露出計もバッチリ。小倉万葉1号という名前を付けて今でも現役なのであります。

その頃付き合っていた今の妻もなんとビックリ、同じSilverのOM-1を持っているじゃありませんか!しかも55mm1.2が付いてる。。実家に帰ってOM機が3台並んでいる姿は今でも鮮明に覚えているもんです。


小倉万葉1号のシャッター音は、

「     」

文字にはできないんですよ。それぞれの人にそれぞれのOMシャッター音があって、私が文字におこしても、ね、いや「あぁだよ」「こうだよ」になるわけ。でも、冒頭の音たちはきっとあなたの中で、これはアレかな、こっちはコレに違いない!とか楽しんでもらえてるんじゃないかなぁとも感じるんですね。

きっとそれぞれに、1番好きなシャッター音は絶対にあって、M3という人もいればRTSの人もいるかもしれない。カメラは写真を撮るだけじゃなくて、会話のネタにもなる不思議なマシンなのです。

今夜、誰かとオノマトペ、してみませんか?



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