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高品質の休日

モーニングとはつまり幸福である

朝、つまり一日の始まり。開始地点。ここに最高級の燃料を流し込めば最上のスタートを切れる事は明白だろう。

自分は朝食を食べる文化は無いのだが、それは朝に弱く時間が無いからであり、朝から素晴らしい食事をとる事が出来たらどれだけ良いだろうと思う。

素晴らしい朝食の一つとして頭に浮かぶものの一つ。そう喫茶店のモーニングが私は大好きだ。そんな至福の時間を楽しむ為に私は近所の喫茶店に顔を覗かせた。

地元で少し有名なご老人が営んでいる喫茶店なのだが、内装や雰囲気等、その全てが完璧で素晴らしい。レジに置かれているもう計算機部分が機能していないタイプライターの様なレジスター等頭を抱えてしまう位芸術的だ。

席では偏屈そうなご老人が新聞を睨みつけていて、店内にはひきたてのコーヒーの匂いが充満している。モーニングを楽しむにおいてこれ以上の環境は無いだろう。

カウンター席に着いた私はオーナーにアイスコーヒーのモーニングセットを注文する。このご時世しっかりとしたアイスコーヒー一杯にたっぷりの食事が付いて590円とは利益が出ているのか心配になる程の破格である。

忙しいのか出てくるまでに少し時間がかかったが、その時間さえも愛おしい程の和やかな時間が過ぎる。ぼうっと店内を見まわしているとトーストの香ばしい香りが鼻腔をくすぐる。

到着したプレートはまさに圧巻である。バターのたっぷりと塗られたトーストにコーン、様々なフルーツにゆで卵、更にはスープまで!こんな贅沢が許されて良いのだろうか。

コーヒーをじっくり飲み下しつつ様々な味を楽しむ。まさに至福のひと時。これで一日全力で活動できるという物である。本当に素晴らしい時間であった。

ワクワクさせてくれる一皿

映画「オッペンハイマー」

新宿のTOHOシネマズに私は足を運んだ。
今日は待ちに待った「オッペンハイマー」を視聴するのである。

私が好んでいる映画監督であるクリストファー・ノーランの新作映画であり、原子力爆弾の開発者であるオッペンハイマー氏の苦悩や葛藤を描いた作品だ。

細かい内容は割愛するが、ノーラン監督の魅せ方も相まって本当に素晴らしい映画体験であった。

原子力爆弾の開発に関わる内容である為日本での公開はされないと一時は言われており多大なるショックを受けていた私だったが、こうして大きなスクリーンで見る事ができて本当に感無量である。

更に、日本人だからこそ見るべき映画では無いだろうか。作った者、使われた者、責任と対価。身近であるからこそ、価値のある体験と時間であったように私には思える。

是非、劇場に足を運んでみては。

総括

有意義な休日なんてなんぼあってもいいので、ずっと全てを味わえるような心の余裕を。

何卒、よしなに。


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