いやああああこんなはずじゃなかったのに

ソニーの決算でFGOの売上が悪かったっぽいという話について

こんにちは。入った会社でファイナンスができてなくて大変胃が痛いmassinaです。誰か投資してくださいませんか。
そんなわけで今回は少し現実逃避気味に休憩と称してソニーの2019年3月期第3四半期決算からFate/Grand Orderの最近の状況をまとめておきたいと思います。

過去に
Fate/Grand Orderの収益とアニプレックス、ソニーの業績
といった記事などでソニーの業績などからFGOの売上高、アニプレックスの業績、ディライトワークスの業績など予測してまいりました。
その中で、ソニーの決算資料からFGOの数値を予測するにあたり、ここを見てくれということで

● 売上高はソニーの開示資料の音楽セグメントの「映像メディア・プラットフォーム売上高」に含まれ、急に成長している分がFGOと見做せそう
● 利益はソニーの音楽セグメントの営業利益の急に成長している分の結構な部分がFGOから

というような話をしております。
で、今回の第3四半期(2018年10-12月)でそれらがどうなったかを見ていきますと、まず売上高の音楽セグメントの大半がFGOでできている「映像メディア・プラットフォーム売上高」については前年同期の677億円から576億円と15%ほど減少しています。水準としては4-6月と同程度と言えるかと思います。

弱い理由は実際にプレイしている方々それぞれ思うところがあると思いますが、四半期でイベントと新規キャラを見直してみると

● YOYで見ると一昨年10-12月は刑部姫、アビー、エレちゃんでよくガチャ回ってたけど今四半期はガチャ強かったの虞美人くらい?
● QOQで前Qがスカスカしかりお姉ちゃんしかり水着BBしかりでよくガチャ回ってたと思うのでガチャ疲れもあったか?
● イベの勢いがやや落ちている?

というような感じは割と一般的な印象として受け入れられるのではないかなと思います。

利益面では音楽セグメントの利益は今四半期は1,471億円となっていますが「EMIの連結子会社化による再評価益1,169億円及びEMIの持分約60%の取得にともない発生した持分法投資損失52億円の計上」というのがありましたので、これを調整すると約354億円となり、前年同期の393億円比で10%減となってます。音楽制作におけるデジタル配信が100億ほど増収してますから、利益はこちらである程度カバーできている感じでしょうかね。

決算説明会ではFGOに関して以下のような質疑応答があったようです。

まあアクティブ率やMAUを維持しつつARPUが落ちたって話なのはそういう意味では本編の新章が配信されたということとガチャが弱かったのではということとそれなりに整合性が取れますね。

ということで結論的には

● 10-12月期のFGO売上はスローダウンしているが水準感は4-6月と同程度
● サプライズかどうかでいえばややネガティブサプライズかもね
● ストーリーやキャラ次第で普通に復活しそうだけどどうですかね
● 利益率的な方は特に違和感はないかな

といったところでしょうか。

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