今週は3冊文庫本を読んだ。あすみの家計簿シリーズの1〜3。
これまた姉に勧められて読み始めたのだけど、さらさらーっとあっという間に読み終えてしまった。

派遣社員あすみの家計簿1、2、3

大手企業に勤めていたけど、あまり真面目に仕事もせず、使いたい放題お金を使っている20代女子が、婚約者に騙されて無一文になった上に、会社も辞めてしまい、収入0という悲惨な状況から始まる。
最初は、無一文で収入0なくせに、浪費癖が抜けないわ、友人に頼ろうとするわ、ひどい目に合わされたのに元カレに未練たらたらで、イライラがつのってくるんだけど、1巻が読み終わる頃には、やっと「おおー頑張った」と褒めてあげたい気持ちになる。

そして1巻読み終わったら、次が読みたい！次はどうなるの！と気になって、出張に行く新幹線でさらっと2巻を読み終わってしまった。
あれほどぬるい事ばかり言っていたあすみが、すっかり逞しくなり、（たまにやらかすけど）ちゃんと働き、家計簿を書き、全うに生活をしている姿に頼もしく感じる。

3巻目では、なんと大手人気企業の派遣として働きつつ、Uber Eats的なバイトもするという、本当に逞しく成長し、そして1本筋が通ったかっこいい女性になっていく。
彼氏や何かに依存することもなく、私は私がやりたいと思うことだけをやる、というスタンスを貫く姿がかっこいい。
元カレがさらにダメ人間になっているけど、そこにも人間として優しく接してあげてて大人だなあと思った。

家計簿の付け方とかそういうお話と思ってたら、そこは全然出てこなくて、単純に物語として面白い。
でも、お金を得ようとするスタンスがすごくいいな、と思った。ちょうど支出をもう少し切り詰めたいと思ってたところでもあり、そのあたりの心意気というかやり方が参考になった。

周りに振り回されることなく、自分の心で自分がやりたいことを判断して、その通りに行動してる姿が読んでて気持ちよかった。
最近「可愛くてごめん」の歌詞が妙に好きで、自分軸で生きるよ！てのに不思議と惹かれてしまう。
（たぶん自己肯定力が弱いせいだと思う）

最新巻はまだ図書館予約中なので、また読むのが楽しみ！（other girl）というサブタイトルだったから、スピンオフ系のお話なのかな？
自分を大切に生きたいものだ・・・（しみじみ）