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【週刊プラグインレビュー】 Streaky / Colour box

さて今月2記事目です。

気づいたらもう11月。BFもうすぐ始まろうとしているわけですが、前回のBFから12か月も経っているとも思えず。
一瞬ですぎる時間にちょっとした焦りを覚えざる得ません笑

さて、今回はお手軽プラグインなのもあってライトな記事になると思うんですが、お手軽系の割りには、思った以上に勉強になったので、ご紹介したいなと。

それでは、今回もやっていきます!
プラグインレビュー!

Colour boxとは?

Colourboxについて紹介するにあたって、まずはStreakyという方を紹介しないといけない。彼のシグネイチャープラグインとしてリリースされているから、取り上げるところが大きいからだ。

Streakyは殆ど唯一といっていい、ちゃんとしたキャリアを持っているマスタリングエンジニアのYoutuberで(失礼かな?)最近はキャッチーな路線に行っているものの、以前は相当コアな情報を発信していた。

キャリアも25年間マスタリングエンジニアをやっていて、メトロポリス出身。その後、自信のスタジオを構えてサラウンドも精力的にチャレンジをしている。Youtube界隈で結構情報の確度が高いと個人的には思う数少ない一人だ。

最近は教育分野でも精力的に活動をしていて、いわゆる独立したマスタリングエンジニアとしてのムーヴという意味でも参考にしている笑
発信力に軸足を置いているという意味では、僕も彼ほど覚悟が決まっているわけではないが、似た傾向にはある気がしているので・・・。

リンクを貼っておくので色々見てみると良いと思う。

さて、そんなStreakyが肝いりで出したプラグインがColourBoxなわけだが、内容としては至ってシンプル。
3ノブに1ボタン。微調整は不可能なお手軽プラグインである。
彼がそれを出したこと自体が意外だった。
というのも、彼はちゃんとプロのマスタリングエンジニアの音をしていて、性格も比較的神経質な方面だと感じるからだ。

で、実際に試してみて、お手軽・・とはいえ、なかなか勉強になったのでご紹介したい次第だ。

機能面

さて、そんなColourBoxだが、どんな機能があるか?について見ていこう。

Warmth
トラックの低中音を調整するためのノブ。

Clarity
ミックスで個々のサウンドをバランスするときに、サウンドを薄くせずに明瞭さを得るのは難易度が高いことあるが、このClarityは瞬時に明瞭さを適用するとのこと。

Focus
M/SのEQによって位相やステレオバランスに影響を与えることなく迅速にトラックの存在感を引き出すことが出来る。

Saturation
Streakyのお気に入りのハードウェアの歪をサンプリングして、丁度いい量のSATを追加した。光っている”S”ボタンを押すことで、SATが微量増える仕組みになっている。

検証してみる。

4つしか機能が無いのでさくさくと。
それぞれフルテンの状態のときで見ていく。

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