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心からの親切

 「おはようございます。駅の係員なんですけど、ご乗車までお手伝いしましょうか?」
 最近、駅での視覚障害者に対する声かけ運動も進んでいて、駅員さんもよく声をかけてくださる。これはすごくありがたい。乗り換えの時に迷ったり、どの方向の電車に乗ればいいのかわからない時などは助かる。
特に駅員さんにサポートしていただくのが、特急とか新幹線とか座席指定の列車に乗る時。自分の指定された座席番号を探すのが難しいので、有人改札のところで駅員さんに社内まで誘導をお願いします。そうすると、ちゃんと対応してくれるんです。でも、これには、条件があるんです。駅員さんも忙しいので、15分位前にお願いをしないと、「今手が空いている人がいないから、すぐには対応できないです。」と言われてしまうことも!まさに、この間そんなシチュエーションに!関西に出張に行かないといけない日、準備をしていて家を出たのが遅れたのと、朝の通勤ラッシュで電車が遅れたのとで、東京駅の新幹線の改札を通ったのが発車5分前!しかも、駅員さんに話しかけようと有人改札に行ったら、そこも行列で、駅員さんと話せたのは発車3分前!(もっと時間に余裕を持てよってことですよね、反省!)
 「すみません、誘導できる駅員が来るのに5分ほどかかってしまうし、私も改札を離れられないので、次の新幹線でしたら対応できるんですけど…。」
 やばい!そんなことをしたら、出張先に着くのが遅れちゃう!
 「わかりました!そしたら、新幹線が発車する番線と座席番号を教えてください!」
 「あっ、はい!19番線から発車する新幹線で、座席番号は11号車11列のA席です!」
 「ありがとうございます。」
 階段を上がり、停車している新幹線に乗り込む。乗ったところは8号車だったから社内の通路を11号車まで移動。そして、11号車の中をうろうろしてたら、車内販売のお姉さんが声をかけてくれて、無事着席できました。席に座る直前に、新幹線が発車!ふーっ、よかったあ!ちなみに、なんで8号車に乗ったのか分かったかというと、新幹線はドアの横の手すりに点字で何号車なのか書いてあるんです。ありがたい!
 特急列車では、こんなこともありました。駅員さんにお願いしたら、特急が来るまで時間があるからとホームの待合室に連れていかれ、「列車がくる直前にまた来るので待っててください。」と言われました。しかし、列車接近のアナウンスが流れても来てくれない。ついには列車が入線してきた!乗り遅れちゃうじゃん!とりあえず、列車に乗るしかないと思って車内に入ったら、親切な乗客の人が座席まで案内してくれました!本当に助かりました!
 2番目の事例はちょっと例外的。基本的にはどの鉄道会社でも駅員さんはちゃんと対応してくれます。でも、駅員さんは業務としてサポートしてくださいますが、そうじゃない車内販売の人やお客さんが手伝ってくださるのは、嬉しい!
 今回は鉄道について書きましたが、お店で買い物をする時とか、そこで働いている人はもちろん親切にしてくださいますが、それ以外の人にもいつも助けられています。そして、そういう人からは、本当に親切にしてくださっていることを感じます。皆さん、いつもありがとうございます!!