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選挙と多様性

 投票所に入ると、係の人が部屋の隅の机へ連れていってくれた。そこでしばらく待っていると、点字を書くための筆記用具と小さな投票用紙、それから点字で候補者の一覧が書いてある紙をもってきてくれた。投票用紙を筆記具に挟み、ポツポツと点字を打ったら、投票箱まで誘導してくれて、投票用紙を入れて終了!点字の機会を用意してもらい、候補者リストを読んで投票用紙に書いて投票箱に入れる一連の作業に5分ぐらいかかるが、こうやってどこでも点字投票ができるようになっているのはありがたい。
 僕が最初に選挙権を行使したのは、2016年7月の参院選。そのすぐ後には都知事選もあった。19歳のうちに2回投票することができ、ぎりぎり選挙権の18歳引き下げの恩恵に肖ることができた!それ以来、「絶対この人!」っていう候補者がいるわけではないですが、毎回投票には行くようにしています。
 さて、今年も無事参院選が終わりました!結果に関しては特にコメントとかはないんですが、選挙シーズンが終わってほっとした感じです。何せ、選挙期間中は街中を歩きづらいんですよ。けっこう駅前で演説をしたりしてるじゃないですか。でも、そうすると演説を聞いている人たちが歩道の点字ブロックの上にいたり、演説が煩くて駅前の音響信号が聞こえなかったりして、困ることがちょいちょいあるんです。しかも、そういう候補者に限って社会福祉の改善とかを声高らかに訴えている。そんなマクロ的なことを語る前に、まず目の前の演説会場に誘導係を配置するとかもう少し気を配ってほしいなあって思うんです。
 今回の参院選では、れいわ新選組から障害のある議員が二人当選したことも話題になりましたね。ちょっと調べてみると、地方議会も含めて、障害のある議員も一定数いるみたい。多様性という言葉をやたら協調するようになった昨今なんだから、性別とか障害とかLGBTとか関係なく、いろいろな人が議員にいるっていいですよね。国とか各自治体を代表する議会に多様な人がいないと、いい施策も生まれないですよね。でも、多様性を生み出すためには、候補者も複数人いないといけないし、投票率もある程度確保しないといけない。政治に関心を持つって大事ですね!
 というか、ここまで書くなら自分が立候補すればいいじゃん!なんて思ったけど、高校で生徒会長をやって生徒総会を荒らしてしまったまっしーは、おとなしく選挙の度に投票所に足を運ぶぐらいにしておきたいと思うのでした!