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四万十川の天然鮎に魅せられて 〜四国一周の旅2日目 前半 〜

四国一周の旅 1日目はこちら

「最近は、カツオの藁焼きの藁を手に入れるのが大変なんですよ。」

衝撃!藁焼きの現状!UNEPで議題にすべきなのでは?っていうのは大げさにしても意外な現実。カツオが不漁とかだったらわかるけど、藁ですよ。その原因は、稲が機械で刈り取られるようになってしまったから。機会で刈り取ると茎が粉砕されてしまい、乾燥させても燃えづらいらしい。だから、しっかり長さのある藁を手に入れるため、昨晩行った明神丸では田んぼも持っているらしい。って、タクシーの運転手さん物知り!ホテルから高知駅までの約15分、いろいろ教えてもらって楽しかったです。

⚫︎二日目スタート!!

というわけで、9時10分に高知駅に到着!今日は、のんびりした1日のスタートなのです!

とりあえず、駅の構内をふらふら。そういえば、会社でお世話になっている先輩にお土産を買わなくては(今回は四国4県でそれぞれお菓子を買うってきめてるんです!)。とりあえず入った店のレジでお土産があるか尋ねると、向かい側にお土産屋があるということ。そして、言われた通り向かい側の店でレジにいた店員さんに聞くと、ありましたよ「かんざし」。高知でめちゃくちゃ有名な和菓子。大好きなんですよ、これ!ってお土産を買うだけじゃだめなんですよ。だって、今回ホテルは素泊まりだったから9時半にしてまだ朝食を食べてない…。改札前に戻ったらパンのいい香りが!匂いにつられてパン屋さんに入って店員さんにお勧めのパンを聞くと、こちらも高知ならではの「ぼうしパン」!ソーセージのパンも買って、いざ特急列車へ!

9時53分、あしずり1号が高知駅を出発!土讃線後半の度がスタートです!この特急、なんと2両編成なんです。

さて、テーブルを出して本日の朝食!ぼうしパン、美味しい!特に中央の膨らんだ部分、バターがたっぷり使われていて優しい甘さ!和みますなあ!

ここでまっし―の車内での過ごし方をご紹介!寝る、ぼんやり列車の揺れを楽しむ、物思いにふける。以上です。これだけでいいんです。てか、こんなのんびり過ごせるなんて現代社会では超絶贅沢じゃないですか!ということで、優雅なひと時を過ごしているのでした(紹介するほど大したものでもありませんね笑)。

途中の久保川駅で土讃線の度は終了。ここからあしずりは、土佐くろしお鉄道中村線に乗り入れる。ちなみにこの久保川駅、この後すごくお世話になる。

11時32分、中村駅に到着!ここからは、普通列車で宿毛線の度です。

11時34分、宿毛行き普通列車がゆっくり走りだした。この路線、国鉄の未成線を土佐くろしお鉄道が引き継いで開通させたので、改行は1997年と新しい。てか、まっしーより1歳若い!なんかよくわからないけど、親しみを感じちゃいますね!

12時4分、宿毛駅着。ホームからけっこう下って改札口へ。立派な高架駅なんじゃ?って、駅の周りに何もない。人もほとんどいない。折り返し列車まで40分以上ある。暇だあ!一通り駅の周りを歩いてみたけど、暇をつぶせるような感じでもないし、ホームに上がるか。

「すみません、改札は12時はんからになります。」
 本当に暇になった…。ということで、改札前の柱に寄りかかりながら、本日のランチ場所をスマホで検索するのでした。
 12時50分に再び列車に乗り、13時20分に中村駅に戻ってまいりました。次乗る予定の特急までは、2時間弱ある。よし、昼食だ!さっき調べてたら、中村駅からバスで10分ぐらい行ったところに、「四万十屋」という四万十川の幸を使った料理を食べられる店があるらしい。駅員さんが駅前ロータリーにある観光案内所まで連れて行ってくださったので、リサーチ!

⚫︎毎度大雨の見舞われる

「すわっちょっといてください。」
女性スタッフの方言に癒されながら待つこと数分、バスの情報とかを調べてくださいました。それによると、高知西南交通の甲ヶ峯というバス停からだと近いらしい。バスもすぐに出発するということで、いざ乗車!乗ってしばらくすると、窓を打つ土砂降りの雨の音が!ついに台風が近づいてきたか)というか、僕も台風に向かっているような感じなんだけど…)。でも、バスを降りたら雨はやんでいた。そういえば、お盆休みに大学の友人と三重の志摩スペイン村に行った時も、ちょうど台風が来てて、15時に閉円するっていうから、目いっぱい遊ぼうと思ってアトラクションに乗りまくり、最後の船のアトラクションを降りた瞬間、土砂降りの雨が降ってきた。まっしーが旅行に行くと、台風に会う確率が高いけど、なぜか雨に濡れることはほとんどない。なんか、晴れ男なのか雨男なのか、はたまた曇り男なのかよくわからない…。

 バスを降りると、すぐ目の前が四万十川だった。水の流れる音が心地いい。

さて、ここからはGoogleマップの出番!僕は、マップは見れないから、「30メートル先、県道を左折です。」みたいな情報を頼りに進むのですが、バス停から店までは直線らしい。あとは、目的地までの距離を見ながら行くしかない。目的地までの距離が100メートルだったのが、120メートルになってる!やばいやばい、反対方向に歩いてたんだ。こんな風に調整しながら、ようやく目的地へ。建物の前には着いたけど、入り口がわからない。てか人の気配がしない!いちおう、換気扇が回る音とかはするんだけど、本当に営業してるのか?思わず電話をかけてみたら、今日は通常通り営業してるらしい。建物の周りをグルグル。入り口がないー!困り果てていたら、ようやく人が通りかかったので、入り口を教えてもらい、無事入店。なんか1階が売店で、食事をするのは2階らしい。2階はけっこう人がいたが、運よく窓側の席へ案内してもらえた。テラスの向こうには四万十川が見えるらしい。って、もう14時10分じゃん。バスを降りてから迷っていたら、20分以上経ってしまった!駅まで戻る時間を考えると、ゆっくりもしてられない!とりあえず、バスだとわからないから、14時50分にタクシーに迎えに来てもらうように、店員さんに依頼。そして、メニューは事前にネットで調べていたので、天然鮎の塩焼きと川魚のごりの丼(さすがに名物の天然ウナギは、まっしーにとっては高すぎました涙)。

四万十川の鮎に感動

まず出て来たのは、鮎の塩焼き!パリッとした皮!身はほぐしていてもポロポロと崩れないしっかりした感じだけれど、口の中に入れたらフワッとした柔らかさ!

天然鮎、うますぎる!
 
続いての登場はごり丼!あれっ、木匙が付いてきた。って、ごりの卵とじ丼なんだ!揚げたごりがトロトロの卵で包まれている。川魚特有のほろ苦さはあるけど、卵の柔らかな味がそれをフォローしてくれている。最高だろ、これ!
 ああーっ、美味しかったあ!今度はもっと時間に余裕を持ってこよう。そう思いながら、タクシーで中村駅に戻るのでした。

タクシーの車内で、ふとLINEニュースを開くと、現在四国に接近中の台風17号により、宮崎県で竜巻が発生したという。確実に四国に近づいてきている台風。旅の後半はいかに!