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かつおの藁焼き目指して 〜四国一周の旅1日目〜

旅の構成要素の基本、それは「移動手段」「食事」「温泉」の三つだと思う!

どんなに素敵なインスタ映えスポットに行こうが、大自然を感じながらのアクティビティをしようが、三つの構成要素をおろそかにしたら度は台無しだ。

ということで、乗り鉄のまっしーは、移動手段にこだわりつつら、貪欲においしいものを求め、最後に温泉で体を癒す究極にシンプルな旅にでた。

そんな僕は、9月21日から23日の3連休を利用して、四国旅行を満喫してきました!今回から3回に渡り、「まっし―流鉄道旅行四国編」をお届けしたいと思います!!

** 飛行機で徳島空港へ**

9月21日午前7時40分、モノレールを降りた僕は羽田空港第2ビルの2階をANAのカウンターを求めてふらふら歩いていた。

すると、「何かお手伝いしましょうか?」という優しい女性!聞くとANAの職員の方ではないですか!なんとグッドタイミング!流石大手の航空会社は気配りがしっかりしてますね。そのままカウンターまで誘導してもらい、事前にアプリで購入していたQRコードを見せて無事発券官僚。出発ロビーまで連れて行ってもらいました。

ボーディングブリッジではなく、バスで飛行機まで移動。そして、8時55分、ANA281便は滑走路へと向かうのでした!

ちょうど台風が沖縄にきていて、那覇空港へのフライトは欠航になっていたけれど、徳島へは到着が10分ぐらい遅れただけで、無事到着!(でも、結局旅の後半では台風に翻弄されることに…)

徳島空港に到着

10時20分過ぎに、無事徳島空港へ到着!搭乗客が全員降りた後、グランドスタッフの女性が僕を駅へ向かうリムジンバス乗り場まで連れて行ってくれました!めちゃくちゃ丁寧語で話してくださるんだけど、ところどころに訛りがあってつい和んでしまいました!ついでに、現地情報をゲットしようと試みたところ、

 「徳島の名物って何ですか?」
 「鳴門金時ですね。」
 「お土産を買いたいんですけど、何かお勧めはありますか?」
 「鳴門金時を使ったお菓子は沢山ありますよ。」

結局短時間の間の会話では、何を聞いても鳴門金時に辿り付いてしまった!地元の魅力知らなすぎ惰ロ!そして、逆に質問された。

 「この後徳島ではどこに行かれるんですか?」
 「今日は、徳島でお昼を食べた後、列車で高松を経由して高知へ行きます!」
 「そうなんですね…。」

 乗り鉄の不思議な行動パターンに対する、ごく一般的な微妙な反応をされました(笑)。
 バスで徳島駅に着いたのが、11時ごろ。まずは、緑の窓口へ行き、今回の度のパートナーであるJR四国の「バースデイ切符(13,000円)」を購入!

バースデイ切符は、誕生月の三日間JR四国の特急、しかもグリーン席に乗り放題(ちなみに、まっしーは9月14日生まれです)!素晴らしい!しかも、土佐くろしお鉄道にも乗れる!ありがたやー!ちなみに、なぜみどりの窓口の場所がわかったかというと、ズバリ直観です!改札口の脇をしばらく行った処にあるのが定番なので、それを信じました!

今回利用する特急のグリーン席(グリーン席がない特急は指定席)をすべて予約してもらい、ほっと一息!この時点で、11時20分。最初に乗る特急が、13時25分発なので、まだまだ時間はたっぷり!ということで、ランチタイム―!駅に隣接してショッピングセンターみたいなのがあったので、とりあえずそこをグルグル歩いてみる。1階に衣料品とかがあり地下にはお土産とかレストラン街があるみたい。15分ぐらい歩くと自力でこれくらいは把握できる(ただの不審者?)。

そして、ふらふら歩いた末、適当に入ってみた店が定食屋で、刺身定食があった。しかも、店員にメニューを教えてもらうと、なんと鳴門鯛も入っているとのこと!これは食べるしかない!

刺身はそこそこ量があったし、鯛も美味しかったし四国旅行最初の食事として満足!その後、結局鳴門金時のパイもお土産に買って、いざホームへ!

いざ、四国一周の列車旅へ

自動改札はなく、ホームは4番線まで、徳島県内には電化区間がないので、もちろんすべてが気動車。気動車はエンジンを搭載した列車のことです。

県庁所在地の駅として少し寂しい感じもしたが、久しぶりに聴く気動車のうなる音に旅への期待を覚える。座席番号が見えないので、駅員さんに指定された席まで案内してもらい、13時25分、高徳線特急うずしおはゆっくりと徳島駅を出発した。

1時間ほどの旅、途中山がちなところもあったが、あっという間に高松駅に到着した。

高松駅は頭端式ホームで、終着駅らしい雰囲気を感じる。

列車が両方向に向かう東京駅や上野駅のようなターミナル駅とは違い、同じ方向へ向けて出発していく!音の空間の広がりが度の情緒を感じさせるような、これから目的地へ向かうことを改めて実感させるような、そんな趣がある。規模は違うけれど、ドイツのミュンヘン中央駅で感じたような、鉄道の旅にふさわしい駅だった。なんて、めちゃくちゃ書いたけど、結局駅構内のコンビニで「かまど」というお菓子と、うどんのセットを買っただけで、滞在時間は40分ほど(今回の度では、香川はぜんぜん観光できませんでした…)。

15時13分、「サンポート南風リレーゴー」が出発!なんか電車の加速度やモーター音を久しぶりに聞いた気がしてしまう(笑)。そして、15時38分に丸亀に到着!リレーゴーというだけあって、岡山から来た南風に6分の乗り換え時間で乗車!しかも、ここからはグリーン車の旅。1列と2列シートがあり、今回は1列シートに着席!なんか座席の幅も広いし、肘掛も立派だし、自分がリッチになった感じがしちゃいますね(実際は格安に乗らせてもらってますけど笑)。

再び始まった気動車の旅。阿波池田を過ぎると、本格的に山岳地帯に。右に左にカーブを通過し、いくつものトンネルを潜り抜け、スピードはそれほど速くはないが、ローカル線の特急列車の雰囲気を存分に発揮しています。途中、有名な小歩危、大歩危も通過。アナウンスで「これから左に小歩危が見えて参ります。その後、線路は皮を超えて右側に大歩危が見えてまいります。」という。僕は進行方向左側に座っていたので、とりあえず小歩危をパシャリ!

今南風が走っているのは、香川県の多度津駅から高知県の窪川駅を結ぶ土讃線。17時41分に高知駅に到着したが、土讃線はまだ久保川駅まで続いている。ということで、続きは2日目に制覇するとして、この日は土讃線とお別れ。

ホームに降りると、駅員さんが待機してくださっていた(おそらく丸亀駅でグリーン席まで誘導してくれた駅員さんが高知駅にも連絡をしてくれていたのだろう)。個人的には、一人で駅をぶらぶらするのが好きだから、下車の時まではゆうどうしてもらわなくてもいいんだけど…。

でも、これからとさでんに乗りたかったから、路面電車の乗り場まで誘導してもらうことに!僕がひろめ市場に行くというと、「えっ!乗り換えがあるんですけど、大丈夫ですか?前に来たことありますか?向こうで誘導してくれる人はいますか?」とめちゃくちゃ心配してくれる女性の駅員さん。なんか、視覚障害者が一人旅をしているイメージはあまりないらしく、いろいろなところで、「着いた先で誰かと待ち合わせてるんですか?」みたいな質問はよくされる。だから、今回も「なんとかなるので大丈夫です!」と根拠もないのに自信満々に言って、路面電車に乗車!でも、はりまや橋での乗り換えは、信号を二つ渡らないといけなくて、結局同じ方面に乗り換えるという親子に助けてもらいました!お母さんが誘導してくれている途中、保育園ぐらいの男の子に「お母さんのお友達なの?」と聴かれ、一瞬困ってしまいました(笑)。本当に助かりました!ありがとうございました。

ひろめ市場で念願のかつおとご対面

無事、最寄りの電停に到着。Googleマップで方角を調べながら、なんとかひろめ市場の中へ!アーケードを通り抜けた先に、ありました!今日の目的、カツオの藁焼きを食べられる「明神丸」!以前、営業で四国を回っていたという会社の先輩が、「高知に行くならぜひ食べた方がいい」と教えてくださったので、来てみました。鮮魚店の一角に机と椅子があり、そこでしばらく待っていると、カツオの藁焼きが登場!

一切れがでかい!でも、藁の香りがしっかりして、専用のタレがカツオの味を引き立てていて、めちゃくちゃ美味しい!なにこのボリューム!あんまり美味しかったから、自宅にも藁焼きを送っちゃいました!この日の夕食は、藁焼きと小さないくら丼で満足!路面電車でここまで足を延ばした甲斐がありました。

帰りは再び高知駅まで戻り、駅からは今夜の宿である「ビジネスホテル空港」へ。今回、のんびりしてたら、3連休でホテルの部屋がどんどん埋まってしまい、手ごろな価格で泊まれるのは、高知市の隣南国氏にあるこのホテル!でも、ツイーンの部屋を一人で使っていいとのこと!これは期待!フロントの人に部屋まで案内してもらい、ドアを開けて中に入ると!布団が二つ…。アメニティグッズも部屋着も全部2セットずつ…。

いくらツイーンの部屋とはいえ、一人で止まるんだから全部1セットずつ用意してくれればいいんですけど…。布団が2枚敷いてあることに虚しさを感じながら、1日目の夜は更けていくのでした。