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語り継ぐこと

私が中野トクさんことを継承もつけずに呼ぶのはおかしいと思い、中野先生と呼ぶことにする。

中野先生は寺山修司を遠くからいろいろいろ送って助けた。だから寺山は世に出ることができた。

この本を書かれた小菅さんは大変丁寧な仕事をなさった。だからこの本を通じて、中野先生のことを詳しく知ることができた。感謝である。

寺山修司も生きていれば86歳、段々と寺山という人は忘れられつつある。
いろいろと苦労したエピソードが多い中で、中野先生とのことは寺山の数少ないほっこりする話だ。
個人的には寺山の作品の中でも最も興味があるのは寺山修司の人生なので、こういう丁寧な本はとてもありがたい。

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