袖の長い着物、どうする?

お久しぶりです!
やっとこのサイトに向けて書こうという気になりました。しばらくの間体調を崩してしまっていたのですが、単なるいいわけだよね。それはいかんのです。ちゃんと配信の仕事をしよう、と自分に言い聞かせてがんばる私です。
さて、本日の話題ですが、リサイクル着物愛好者の方であれば、一度や二度はぶち当たる問題。それは何かといいますと、着物の袖の長さです。
最近では、着物の袖の長さは49センチと言うことになっています。プレタ着物などはみんな49センチで作られております。しかし、リサイクル着物ですと、50センチ代はザラにありますし、60センチから70センチくらいまである着物も珍しいことではありません。最近は50センチ代でも袖が長いと注意されたという人のお話も聞いたことがあり、着物の袖の長さは49センチでなければならないという定義は、一層厳しくなっているようです。
でも、ちょっとまってください。そうなってしまったら、よりたくさんのお着物が処分されてしまうことになりますよね。袖丈が49センチ以外の着物を使ってはいけないというのであれば、私なんかはよけいに締め出されてしまうことでしょう。私は袖丈の長い着物をたくさん持っていますが、どれも可愛らしい感じで、捨てがたい柄付きなんです。不思議なことに袖の長い着物は、可愛らしいとか華やかな柄付きであることが多いため、ああ、着てみたいなあと言う気持ちが湧いてしまうのですよ。それなのに、49センチではないとだめ!という注意を受けるのであれば、その楽しみも半減してしまいます。中には親切に袖を詰めたらなんて言ってくれる方もいましたが、私は長いそでのまま着たいタイプなんですよ。その意思は、変えなければいけないものでしょうか?
そんなわけで、49センチでなければだめだ!といばる人がいっぱいいる中で、リサイクル着物では、50センチから、70センチくらいの袖丈の着物がワンサカ売られています。もしかしたら、袖の長さは近い将来、49センチで統一されてしまうかもしれませんが、それよりも、平気で袖の長い着物が売っているという、矛盾が発生しているわけです。注意をする方はありがたいんですけど、リサイクル着物では、袖の長さを統一するのは無理なのでは?なんて思うのです。
さて、その袖の長い着物ですが、49センチ!と威張っている方々の目をそらすためにはどうするか?私がしている対策をお話しましょう。
まず初めに、袖の長い小紋などであれば、振袖として着るのがおすすめです。特に、袖が丸みの大きな元禄袖であれば、小紋ではなく、小振袖として、振袖の仲間に入れてしまうほうが安全です。衽と上前で柄が繋がらないと振袖ではないと言われることもありますが、衽と上前で柄が切れている中振袖、本振袖も蔓延っている時代なので、それとおんなじ感覚で良いのです。70センチくらいの袖のある小紋であれば、礼装用の丸帯、袋帯などを締めて、小振袖として使ってしまいましょう。このとき、小振袖は、振袖の仲間なので、名古屋帯や二重太鼓を締めてしまうのは厳禁です。そうではなく、文庫や立矢などで、可愛らしく装うのがコツです。
では、すでに柄の位置が決まっている訪問着や付下げの場合はどうでしょうか。こればかりは、柄の位置を変えることはできないため、小振袖とみなすことはできません。でも、袖丈の60センチから70センチギリギリくらいの訪問着も、ほんとにたくさんあるんですよ。それらは、使い道がないとわかっているからか、安い値段で入手できることが多いため、規格外だったとしても欲しくなって、買ってしまう、なんてことをよくやらかしました。そんなわけで我が家の訪問着は、袖が長いのですが、やっぱり駅やレストランの中などで、袖が長すぎるよ!なんて威張ってるおばさんに何度も遭遇してしまい、余計なお世話だよ、なんて思ったことは数々あります。
そんな袖の長い訪問着や付下げを着て注意をする、威張ってるおばさんに遭遇しないようにするには、袖を短くしてしまうしかありません。でも、着たい!というかたは、冬季限定になりますが、49センチの袖丈の羽織や道行きコートなどを用意し、それを着物の上に重ねて着るようにしてみてください。多少、羽織の袖がもこもこになりますが、そこまで細かく見る人は少ないです。ただ、羽織やコートは外で着るものなので、室内に入ったら脱いでください。この方法は小振袖にもつかえます。
そんなわけで、袖の長い着物をどう扱うのか?において、私がいつもしている工夫を書いてみましたが、具体的にどんな感じなのか、写真でおみせしましょう。
まず、小紋を小振袖にしている例です。

このお着物も、大変袖が長いのですが、柄が派手なので、振袖の仲間に入れてあげても、違和感はないと思います。
規格外ではなく、かわいらしいのでなにかに使いたいきもちを持つのが大事です。
つぎに、訪問着の例です。

こちらも袖の長い訪問着。これに、49センチの羽織や道行きコートをつけてしまえば、長い袖をごまかせます。

2例お見せしましたが、どちらも袖が長いことを、注意されたことがありますお着物です。
人の着物に何だよ?と言いたくなりますが、きっとなにか注意をしたくなってしまうんでしょうね。そういう人って。なんとかならないかなあ?
今回は袖が長い着物をどうするか?で、エッセイをお送りしましたが、着物に限らず、本に書いてあることと、実際に手に入れたものがぜんぜん違うということは、身近にあるのかもしれません。そういうときは、規格外だからと言って捨ててしまうのではなく、他の使い方ができないか、考えるのが大切です。それこそ、ものを大切にすることの、現れ何じゃないかなと思うのですよ。
だから、このお着物は袖が長いからだめ!じゃなく、工夫をして他の分野に使ってみよう!と発想を変えることが大事だと思います。
最後まで読んでくださり、ありがとうございました。

拝読有難うございます。何かの参考にしてくだされば嬉しくもいます。