袖が長いぞ!

皆さんこんにちは。昨日は暖かかったのですが、今日は曇って寒い1日でした。暖かいのはいいのですが、寒いのはやはり嫌ですね。そんななかでも、着物を着たいなと思ってしまう私。それは、相当着物が好きなのに違いないですね。いつでもどこでも、どんなときも、着物といっしょにいたいものです。
さて、本日のお着物は、ベージュに女郎花や、菊などを入れました小紋着物に、赤の半幅帯をあわせました。

このお着物は、ちょっと袖がながく、60センチを超えてしまいます。なので、小振袖ではないかなとも思いましたが、袖の形が丸みの大きい元禄袖ではないため、小振袖ではなく小紋に区分しました。ときどき、こういう対象者がだれなのか、よくわからない着物があります。着物の対象年齢は、柄や色である程度わかりますが、袖が丸みの大きな元禄袖なのか、それとも四角張ったたもと袖なのか、で判断することができます。丸みの大きな元禄袖であれば、若い人用ですし、たもと袖であれば、年配の方向きです。ある程度派手な着物は、元禄袖をしていることが多いので、若い人用だなあとわかることはできますが、最近は派手な着物でも、たもと袖をしていたり、対象者を示していない着物が、増えてきました。これはちょっと困りますね。若い人が地味な着物を着てもまずいし、その逆も、少々まずいです。
なので、袖の形で、対象者が、わかるというのは、とても便利な着物の特徴だと思うんですけど。それは、もう重要視されなくなってしまっているのかなあ?
着物は、洋服にはない要素をたくさん持ってるわけですから、袖の形で対象者がわかるのも、残しておきたいですよね。
日本独自の文化です。
だから、こういうふうに、ちょっとわからない着物というのは、なるべく作らないでほしいなあと思います。

拝読有難うございます。何かの参考にしてくだされば嬉しくもいます。