雨の日には。

本日は雨でしたので化繊の着物を着て仕事に行きました。化繊というか、ポリエステルの着物です。別名は洗える着物。読んで字のごとく洗濯機で洗えますので、汚れがついても平気なのが強みです。

しかしながら、この化繊の着物、まだまだ着物として市民権をもらってないのが現状。なぜかというと、いわゆる着物ポリスと呼ばれる、着物の着方や格について注意をしてくる方々は、正絹の着物より化繊のほうが圧倒的に多いのです。化繊の着物ですと、着物初心者で何も知らないんだと見てしまうらしい。そういうわけじゃないんですけどね。敢えて化繊を着ているんだけどな。
また、帯合わせを半幅帯ではなく、袋帯に変えたほうが良いとか、小紋に袋帯をあわせることはできないなど注意してくる方も、化繊の着物では多いです。中には、化繊の着物のせいで、正絹の着物の価値が落ちたではないか!と言ってくる方もおられます。別に雨が降っているから化繊を着ているわけで、変な言いがかりをつけるのはやめてもらいたいけど、若い人が着物を着ていると何か言いたくなってしまうのでしょうか。道や駅などで呼び止められて、こういう批判をされるのはやめてほしいものですね。
まあねえ、確かに古典箏曲をだいじにしている人が、沢井忠夫さんは大嫌いだ!と言うのもわからないわけではありませんが、でも、伝統文化が、時代に合わせた工夫は必要なのではないかなと思いますよ。最近は雨が、多くて泥はねなどしやすいですから、それは、洗える着物があった方が便利だよね。
だから、やたらに批判するのはやめてもらいたいです。
ほんとに、之ばかりは何回経験しても、落ち込んでしまいます。
特に化繊は着物愛好家の方から見たら、邪道なのかも知れませんが、でも、やむを得ず着てる人もいるわけですからね。

拝読有難うございます。何かの参考にしてくだされば嬉しくもいます。