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札幌交響楽団とベルリンフィルの3名の木管奏者との夢の共演inキタラ

今日もPMFの演奏会に札幌コンサートホールキタラに家族で行ってきました。

今回は、ホストオーケストラである札幌交響楽団とベルリンフィルの3名の木管奏者との夢の共演がでした。

1曲目は、ドヴォルザークの序曲「謝肉祭」カトリック教徒達が断食修行に入る前のお祭り騒ぎをあらわした曲、勢いがあって熱狂的で仕事帰りの聴衆の疲れをふっとばせたか?どうかな?というような演奏でした。
2曲目に、モーツァルトの協奏交響曲 変ホ長調、はじめて聴く曲でした。
4つの管楽器奏者たちの妙技を味わえる曲で、

ベルリンフィルからアンドレアス・ヴィットマンさん(オーボエ)
アレクサンダー・バーダー(クラリネット)
シュテファン・シュヴァイゲルトさん(ファゴット)
ホルンは指揮者のラデク・バボラークさん

の4名による独奏でした。

これは素晴らしかった、超一流の奏者たちが一音鳴らしただけで、会場がパ〜と明るくなる感じでした。

休憩を挟んで後半は、ブルックナーの交響曲第6番。

僕の大好きな曲です。

ブルックナーの9つの交響曲の中でも、あまり演奏される機会がない曲で、僕も実演では2回めということで、休憩時間からワクワクが止まりません。

ラデクさんが指揮棒を構えると、息を呑むような静けさと緊張感がホールを覆い、これはいい演奏になるなと期待したものの、はじまりは、ホルンも音がひっくり返り、ガタガタと全体が崩れるようだったけど、ラデクさん立て直し、巨大な音のエネルギーにまとめ上げる。

この指揮者凄いかも知れない。

第1楽章を聴いていると、いい演奏のとき僕はウィーンの街並みが見えてくるんだけれど、今回は、もうウィーンに帰りたいという気持ちが、心の奥から湧き上がってきました。

第2楽章も、美しく胸に迫ってくる演奏で感動。

第3、第4楽章と、集中力はキレず、ブルックナーの巨大なエネルギーの中に、オーケストラ、聴衆ともに包まれて、素晴らしい演奏でした。

何度かのカーテンコールでは、札響がラデクさんをたたえて、足を踏み鳴らすシーンがあり、ラデクさんも札響をたたえて、立たせようとするんだけど、オーケストラは指揮者のほうが素晴らしいと言って立ち上がらないでたたえあう光景は感動的だった。

とういうわけで備忘録的ですが、毎年7月は、クラシック音楽の演奏会とともに時間が流れていきます。

素敵すぎる。


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