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その胃痛も私と同じ胆石症かもしれない

胃痛と長く戦っている人は、胆石という超音波検査かMRIでしか見つからない病気かもしれないから検査してほしい。という記事です。

■胃痛との戦い

胃が痛い。ご飯が食べたくない。
いつからそう思っていたのかもう、思い出すことができない。
かれこれ2年ほど、私は胃痛と戦っていた。

胃痛といっても、場所は下腹部から胃や鳩尾までさまざまで、大抵1.2時間すると良くなっていた

だから大丈夫と思っていた。
単に石の位置が変わっていただけだったのに。

胃痛の種類はこんな感じだ。

・何となくお腹の中がグルグルと回るような感じがして、気持ちの悪いもの。
・吐き気が強いが吐きはしない悪寒。
・歩いていられないほどの激痛。
・吐けはしないが声を挙げられない激痛。
・吐いても治らない猛烈な痛みと激痛。

見て分かる通り、上から順に私が酷くなっていった経緯である。

といっても、その激痛も初めのうちは月にあるかないかだったので、大して気にはしていなかった。

ただ、いま思えば明らかにおかしかった兆候は
スーパーに行っても食べたいものが無い。何を食べたらいいか分からない」だった。

胃痛に効くとされる対処療法は色々と試した。

・白湯をゆっくりと飲む
これは気持ちも安らぐし何だか痛みも和らいだ気がした。
・カフェインを適量飲む
カフェラテを淹れて飲んでみたが、これも多少は気が和らいだ気がした。
・胃痛に効くツボを押す
腕に数か所ある胃痛のツボは、確かに押している間は楽になるような気がした。

けれどどれも対処療法でしかなく、事態は悪化していく一方だった。

何故なら前文にも書いた通り、
改善されたのではなく「一時的に石の位置がマシになっていただけ」だった
から、
根幹的に何も解決していなかったのだ。

■最終的にどうなったか

というと、
私は出社するや否やお手洗いで盛大に吐き出し、背中をさすってもらい、

泣きながら内科で処方された胃薬を水で飲むということを3度は繰り返し、

地元に飛んで帰り、ようやく超音波検査を受け、
病院で「胆石だから今すぐ胆嚢を切れ」と言われ

社長に相談させていただき、お休みをいただいて手術いたしました。

あのとき優しくしてくださった株式会社イディーの皆さん、心から感謝しています。ありがとう。

■胆石ってどういう病気?

胆石(たんせき)という病気は、身体の中にある胆嚢(たんのう)という臓器の中に石が出来てしまう病気のこと。

ひとことで言えば
体内に石が出来て痛む病気である。

療法としては、

・薬で石を溶かす
・振動で石を破砕する
・胆嚢を摘出する

の大きく3方向が存在している。

ただ、薬で溶かしたり破砕する場合は溶けにくい材質の石の場合があったり、再発の恐れも残る。

私は両親ともに胆石経験者だったため、
ほぼ確実に再発するだろうと思い、胆嚢摘出を選んだ。

■胆石の怖いところ

胆石の初期症状は酷い胃痛と変わらないような症状が出ます。

が、石の位置が変わるとコロン、
と症状が良くなる
ので
大丈夫のような気がしてしまうのも特徴だと思います。

しかし、酷くなっていくと胆嚢が破裂して肝臓に癒着したり腐ったり…
20%ほど死に至ることもある恐ろしい病気です。

また、胆石の痛みは胆石発作といって、お産の時ほどの痛みとも言われたりしています。

そこまで痛くなってしまった人は、ある日救急車で運ばれて手術になることが多いそうです。

■胃痛持ちに伝えたいこと

内科で大量の胃薬をもらって飲み続けても良くならない、そんな貴方は胆石かもしれません。

昔は高年齢の贅沢病だなんて言われていたそうですが、遺伝性もあり、ストレスなども原因になり、今は私を含め20代の患者も多いそうです。

また、実は超音波検査のできる病院はお医者様が思っているよりも少なく、
また健康診断の項目にも必須になっていないため見落とされがちなのだと思います。

もし、検査をして何もなかったらガッハッハ!ビビらせやがって!と笑ったらいいと思います。

けれど、もしも。

もしも貴方が病気だったら。

一刻も早く見つけて、連絡や引き継ぎができるうちに入院の準備をして、覚悟を決めて対処するほうが、
ある日突然倒れて救急車に乗って…
なんてより、よっぽど良いと思いませんか?

何より、ずっと続く原因不明の苦しみを解き明かして、対策を打てたら良いと思いませんか?

どうか、腹部超音波検査を受けてください。

また、周りに胃痛に悩んでいるような方がいたらこの記事を読ませてあげてほしいです。

ひとりでも多くの胆石患者さんが軽度で済みますように。

祈りと、闘病中に心有る対応を取ってくださった株式会社イディー様に心から感謝をしつつ、結びとさせていただきます。

※あくまで胆石症にかかったことのある1個人の文章につき、数値や療法の科学的根拠についてはご了承ください。

▶️書いた人:ますだ

https://x.com/Masuda_tubuyaki?t=zQV8qL6iDQycN2mlz5boHA&s=09

▶️記事内に出てきた株式会社イディー様


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