マガジンのカバー画像

HORU members

21
HORUのチームメンバーによる大会、練習の振り返り、活動記録のマガジンです。
運営しているクリエイター

記事一覧

遂に開幕!ラフティング世界選手権

おはようございます。 日本では朝に公開していますが、ただいまボスニアは5月29日の夜9時前です。 5月30日(木)から開幕するラフティング世界選手権(通称 WRC)を翌日に控え、オフィシャルトレーニング、オープニングセレモニーが終わりました。 大会に出場するまでの簡単な経緯や出国直後の状況は前回の記事をご覧ください。 簡単な大会スケジュールがわかりましたので、こちらで共有させていただきます。 大会自体は4種目を4日に分けて実施します。 ライブ配信等に関しては、どうやらY

社会人選手が世界選手権に臨む意味

こんにちは、noteで発信をするのはかなり久しぶりです。 ポッドキャストもありますが、どうしてもポッドキャストは流れていってしまうので、記録として残すにはnoteかなと思い、筆を取りました。 ちょうど今世界選手権へ向かう飛行機の中でこのnoteを書いています。 今回はこの世界選手権が自分にとってどの様な意味を持つのかお伝えしておきたいと思います。 2023年イタリア世界選手権への出場 昨年6月イタリアの世界選手権に出場しました。 これは、各カテゴリ2チームまで出場でき

ラフティング世界選手権結果のご報告

日頃より私共、ラフティングレースチーム HORUを応援頂き、誠にありがとうございます。 先般、日本代表への選出をご報告させて頂いておりましたWorld Rafting Championships イタリア大会が6月28日〜7月1日まで開催されました。 日本時間では深夜の開催にも関わらず、ライブ配信にてご視聴、応援を頂いた皆様へ感謝申し上げます。 本日は大会の結果についてご報告させていただきます。 当チームからは、男子シニア(男子のみ4人乗り)、MIXシニア(男女2人ず

チームを応援頂いている皆様へ

日頃より私共、ラフティングレースチーム HORUを応援頂き、誠にありがとうございます。 この度はチームメンバーの新たなチャレンジについてご報告をさせていただきます。 既に一部では告知がされておりますが、当チームのメンバーとして共に活動をしてきた片倉 新選手が、レースラフティングのプロチームであるラフティングチーム・テイケイの練習生となりました。 今後はプロのラフティングレーサーとして世界一を目指してチャレンジをされるとのことです。 片倉選手には2022年4月よりチーム

年の瀬に”ラフティングレーサー”増田貴元の自己紹介をしてみる | 仕事と趣味への向き合い方

noteの更新は久しぶりになります。 今回は、これまでやっていなかった自分自身の紹介をしてみました。 なぜこのような投稿をわざわざ2022年の年末になって行うかというと、この2022年はありがたいことに様々な場所に出させて頂いて、多くの方にお会いする機会がありました。 その時に”ラフティングレーサー”という肩書きについても興味を持っていただける方がいらっしゃったので、改めて自分の気持ちをお伝えする機会が持てればと思いました。 実はnoteでの初投稿時にも簡単に紹介して

3年ぶりの開催!!長良川WWF振り返りと与太話

お久しぶりの投稿です。 10月8日〜10日に開催された長良川WWFに出場しまして、感じたことを書いてみようと思います。 古くは世界大会にインスパイアされた国内で唯一の4種目を実施する大会だった。 この大会の歴史は意外と長く、27回目を迎えました。 今でこそ、リバベンや日本選手権などレースラフティング4種目を1つの大会で全て実施するレースが、年間に幾つかありますが、過去には長良川WWFだけが4種目を行う大会だった時期があります。 そういった意味で、国内のレースラフティ

第45回日本リバーベンチャー選手権大会会計報告について

noteでの発信は凄くお久しぶりになってしまいました。 チームの方の運営と本業の仕事やらでお陰様で多忙になってきまして、筆が進まなくなっていました。 代わりに文字に比べると比較的気軽に収録して配信できるPodcastの方に注力して発信しているので、良かったら聞いてやってください。 すいません、宣伝を挟みましたが本題です。 リバベンクラファンとは?リバベンクラウドファンディングは、コロナ禍によって大会直前になって中止を余儀なくされた第44回大会の際に負ってしまった経費によ

HORU結成まで

こんにちは HORUの山田です いきなりですが、今回は『HORU結成まで』を紹介出来ればと思っています。 HORUの結成は意外と古く、2010年にテイケイの小泉さんがリバベン34回オフィシャル(キャベツ、山田等)と飲み会で 小泉さん 「ホルぞ!ホル、ホル!!」 34回オフィシャル 「わかりました!ホリます!」 と飲み会の勢いで立ち上げたチームです。 (文章にするともはや何を言っているのか意味不明ですね…要は飲み会のノリです) ちなみにHORUという名前は H 本気で O

極寒の年内最終レース。全日本レースラフティング選手権大会振り返り

2021年も年末が近づきレースラフティングのシーズンも最終戦です。 本来は既にシーズンオフとなる時期ですが、今年は最終戦がこのタイミングとなりました。 そんな最終戦は来年の日本代表を決める全日本レースラフティング選手権大会です。 どの競技でも「全日本」「日本選手権」などと呼ばれる国内最高峰の大会が存在しますが、レースラフティングにおいても本大会はその位置付けです。 ただ、悲しいかな多くの選手はこの大会を「選考会」と呼んでいて、日本代表になりたい人が参加するレースという認識

ついに年内最終レース。来年の日本代表を決める全日本選手権の見どころを簡単に

冬が近づいていることを感じさせる11月の末です。 日に日に日没が早くなり、日照時間も短くなりました。 そんな中ですが、明日(11月27日)よりレースラフティング界隈では年内最後のラフティングレース「第6回全日本レースラフティング選手権大会」が開催されます。 本来は10月に予定をされていたのですが、コロナ感染者の増大が続いた9月の段階で延期を発表していました。 今回は国内的に感染者も落ち着いたとのことで、無事開催まで漕ぎ着けました。 この辺りは、御岳カップと同様ですが、中

第22回御岳カップ振り返り。テイケイJrの鮮烈デビューと絶望感

大盛況の中、幕を閉じた御岳カップでした。 この手の振り返りは鮮度が大事なので、最高なのはレース当日の夜にはこの記事を書きたいのですが、今回は筆が進まずこのタイミングになってしまいました。 というのも、今大会前にアップした記事にある様にレースラフティングという競技シーンにおいて御岳カップは久々のレースなのですが、ここから怒涛のレースラッシュです。 ※今回の記事を読みやすくする意味でも前の記事も良かったらご覧ください 今週末には、来年の世界選手権に代表権を争う日本選手権が

久々のレースウィーク到来、第22回御岳カップの見所と雑談を少し

やっと今シーズンも終盤です。 今年は多くの時間が緊急事態宣言下であったこともあり、レースもその間や落ち着いた時期を選んでの開催となりました。 本来のシーズンでは、9月、10月にレースが開催され、この御岳カップをもってシーズンオフとなるチームが多かったかと思いますが、今年は所謂新型コロナ第5波の影響を受けて予定されていたレースが延期もしくは中止となり、この時期までレースはお預けとなっていました。 そんな中、10月の緊急事態宣言解除以降の感染者数も減少が続き、御岳カップは例

日本選手権11月に延期!!大会まであと2ヶ月コロナ禍での遠征について考えてみる

世はシルバーウィークです。 緊急事態宣言下の連休ですが、首都圏では2021年はほぼ緊急事態宣言中とあって、効力が薄れていることを実感します。 実態として移動が発生してしまっているので、移動するな!と言うよりはどうする事でリスクを最小限にすることが出来るのか行政は発信をすべきだと思うのですが、この辺りは難しいところです。 そんな中、レースラフティング界隈では一部が沸き立つニュースがありました。 当初10月でアナウンスされていた全日本レースラフティング選手権の延期が発表され

羽根田卓也が積んだ石とはどんな石か? | 東京オリンピック カヌースラロームカナディアン男子感想

「羽根田卓也メダル獲得ならず」そんな言葉で報道された日でした。 大前提として、僕はカヌースラロームをメインでやっている選手では無いし、羽根田選手を語る様な間柄にあるわけでもありません。 ただ、彼のレースを見たときに同じリバースポーツに携わる身として、心躍る時間を与えてくれた彼に感謝の気持ちが湧いてきて、ちゃんと記しておきたいと思い、書いています。 僕が羽根田卓也という選手を知ったのは2012年のロンドンオリンピックの時でした。当時は近い年齢の方で若くして海外に渡って日本代