仕事と精神疾患と清潔感と

どうも、お風呂は好きですか?お風呂は好きですが、長時間入ってのぼせてぶっ倒れた経験が何度かあるので長湯のできないますいけです。今回は身だしなみ、清潔感のお話をしようと思います。

お風呂は実は面倒くさい

お風呂、気持ちいいですよね。湯船でほっこり暖まって、一日かいた汗を流して体をすみずみまで洗い、髪も洗う。綺麗になった体は清々しくて風呂上がりの体はぽかぽかと暖かくて気持ちいい。そんなお風呂ですが実は結構工程が多いと思うんです。まず、服を脱がなくてはならない。体を流して、湯船につかる。体を洗って、髪を洗って、顔を洗って、再度湯船に浸かって、温まったら体をふいて、清潔な衣服に着替える。ざっと簡単に自分の風呂に入る工程を書き出してみましたが9項目ありました。風呂にまつわる事と考えれば、湯船にお湯を貼るとか、清潔な着替えを準備しておくとかタオルを準備するとかもっともっと工程が増えてしまいます。
元気な時はそれも平気かもしれませんが、気分が落ち込んでいる時や疲れがたまっている時、動けない位のうつ状態の時などがある精神疾患の方にはこの工程をすべてしなくてはならないお風呂は本当にハードルが上がります。
いくらお風呂が気持ちいいという事が分かっていてもこの工程を考えると風呂に入るのに二の足を踏んでしまいます。”風呂に入って気持ちいい”と”風呂入るのしんどい”をはかりにかけた時、後者に偏るちの方も多いんじゃないかと思います。

実際、仕事をしていないうつ状態の時一週間風呂にはいらないという事もありました。「風呂に入らなくても死にはしない!」と心の奥底で唱えていました。入りたいけど入る気力体力が無かったのです。

このお風呂に入って気持ちいいというのはあくまで主観です。お風呂の客観的な側面は清潔にして、周囲の人に不潔感や、不快なにおいを感じさせないために必要なお風呂です。
今(2020年2月)、私は仕事が忙しくなっています。疲れて帰宅して、お風呂に入る気力、体力が残っていません。お風呂は気持ちいいのわかっていてもそこに割く体力が残ってませんし、お腹空かせて帰ってきているので早くご飯食べたくて夕飯前のお風呂をしていません。
ですが、毎日会社に出かける身としては、障害者雇用だからといって周囲の人に不快な思いをさせたくないので、体や髪を洗って清潔でいたいと思っています。どちらかというと客観的な理由でお風呂に入りたいのです。
”お風呂入って気持ちいい”の主観を味わう余裕はありませんが”周囲に不快感を与えないように清潔でいる事”という客観は必要としているので私は今、朝起きた時シャワーを浴びています。湯船に浸からず、シャワーを浴びて体や髪を洗って清潔でいるという最低限を保っています。主観の”気持ちいい”お風呂は休みの日にじっくり味わいたいです。

うつなどでお風呂のハードルが高い方、シャワーから始めてみるといいかと思います。それもハードル高い方、デオドラントシートがドラックストアで売られているので、それで体を拭くのもハードル低く清潔感を保てるのではないかと思います。ただ、今冬なのでスースーするデオドラントシートは寒く感じるかもしれませんが。

着替えだってめんどくさい

毎朝何気なくしている着替えですが、これもまた面倒なものです。その日に着る服を選んで、パジャマを脱いで、服に着替える。その服はちゃんと洗濯してある清潔なものが好ましいです。まずメンタルの状態がよくない時は服を選ぶという時点でどれを選んでいいか分からなくてつまづきますし、着替えるのに体を動かすのすら億劫になります。
できるなら清潔感など気にせずよれよれのパジャマのジャージで出勤して、仕事して、そのまま帰ってきて、パジャマのジャージで寝たい。とさえ思ってしまいますが、社会生活を営んでいるとそうもいかないのが実状です。

会社に行くなら会社にふさわしい恰好を。私用で出かけるなら出かけ先にふさわしい恰好をTPOに合わせてしなくてはなりませんし、その日の天気や気温などにも合わせた格好をしなくてはなりませんし、それらを選ばなくてはいけません。頭が働かない症状が出ている時それは本当に難しい事です。そのへんにあった服を適当に着てきてしまって、気温に合わなかったり、ボタンが取れてたり、しわができていたりするというのは、うつ状態の時はよくあることですし、自分では「ちゃんとした格好してきたぞ」と思いつつも、微妙に場にそぐわなかったりする”服選びの失敗”もよくあります。

サラリーマンの方はスーツと決まっているから楽なのでは?という意見もあるかと思いますが、スーツに合わせるシャツとネクタイ選んで、そのシャツやスーツには皺がない状態にしておかなくてはならない。と考えるとスーツも簡単じゃありません。私服仕事の人もスーツや制服で仕事の方も、清潔感とTPOにあう服というのを満たさなくてはなりません。
これらは先ほどのお風呂と同じくくりをすると着替えの客観的な面です。

着替えの主観的な面というと、その服を着た時に自分がどう感じるかかと思います。着心地のいい衣服はリラックスさせてくれますし、お気に入りの服を着るとテンション上がる時もあります。また、男女問わずスーツに着替えると背筋が伸びるという人もいらっしゃるでしょう。
私は私服で仕事をする職種なのですが、比較的動きやすくて着心地のいいリラックスできる服で行くようにしていますが、たまに「今日は頑張るぞー!!」という時などはテンションの上がる花柄シャツで出勤するときもあります。またうつ状態で仕事に行くときは、よれっとした格好でとりあえず出勤してしまう事も多々あります。

他にも他にも

ここまで、お風呂と着替えを見てきましたが、これに付け加えて家事ではお風呂の準備や衣類を清潔保つ洗濯が必要になりますし、身だしなみの面では男性は髭剃り、女性は人によっては化粧、男女ともに髪型のセットなども必要になります。

社会に出るというと、就職活動にばかり目が行きがちになりますが、これらの清潔感のある身だしなみを保つ最低限の事を行えるかどうかというのも必要なことだと思うのです。お風呂に入って、出かける場に合う服を着て出かけるという事をできるかどうかを見直してみてはいかがでしょうか。

私も、翌日休みで家にいる予定の日などは風呂に入らず、翌日もパジャマで家の中をふらふらしたりします。ですが、会社に行く、人と会う、出かけるときなどは必要最低限はこなせているのではないかな。と思います。


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