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映画『アス』で学ぶタロット『ソード 3』

『ソード3』は決断を表します。迷っている心に無理矢理決断の剣をぶっ刺すと、いい方向に行く、というカードです。『こんな無茶していいの?』という判断が吉と出ます。
『アス』という映画を撮った監督も、このカードが出たのではないか?とぼくは踏んでいます。

これはアメリカ版のポスターです。日本版はこっち。

怖すぎるのでこっちは使いませんでした。これに似たタロットが見当たらなかったからではありません(笑)

キャンプに来ていた主人公一家は、自分たちそっくりの家族と出会います。そっくり家族は自らを「影」と名乗り、主人公たちに襲いかかります。そして、そのドッペルゲンガーたちは実はアメリカ全土に広がっていた…

これだけ聞くと何の話なんだか分かりませんね(笑)
この突拍子も無いストーリーを、ジョーダン・ピールという監督は『恐怖』として描いています。

怖い話を描こうとすると、ゾンビとか幽霊とか、どうしても既存の怖いものが浮かんでしまいます。
ところがこの監督は恐怖を伝えるツールに『アメリカの地下で人工的に作られたそっくり人間の集団』を選んだのです。オリジナリティがイカツイ。
先日この作品を劇場で観たのですが、怖いシーンなのになぜか結構笑い声が聞こえてきました。
それは、怖くないということではなく、初めて味わう感情だから怖がっていいのか笑っていいのか分からない、といった迷いがちな笑い声でした。

アイデアが瞬時に閃くカードは『ソード 1』です。

『ソード 3』はいくつかの選択肢がある中で押し切って正解を出すタイプのカードです。

そっくり人間が徒党を組んで襲ってくるという誰もやっていないことを『怖い』と判断すること、これはなかなか難しいと思います。面白いのか、シュールなのか、悲しいのか、演出としていくつも選択肢がある中で『コレは怖いんだ!』と監督が出した答えは、まさに『ソード 3』のように結果としていい方向に進みました。
是非劇場で観てください。ぼくは若干『おもしろ』の剣が刺さってしまいました(笑)

#映画 #アス #占い #タロット #開運 #US

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