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TC📽️Live! Day9 - NINE STORIES

本日はTCライブ9日目にちなんで、私の好きな本、「ナインストーリーズ」についてご紹介したいと思います。出会いは一番好きな作家、森博嗣さんの「森博嗣のミステリィ工作室」にある影響を受けた100冊で発見したことでした。(森先生についてはほぼリアタイでデビュー作の「全てがFになる」を読んでからのファンなので、これはまたどこか別のnoteで。。。)
調べたらこの本が発行されたのが1999年なので高校時代。思春期の愛読書の影響恐るべし。。。
ということで、当時の図書館 or Bookoff?かどこかで借りて読んで驚きました。そこにはBananafishの文字が。。。我が家にこの名前がある漫画があったのです。それが吉田秋生先生の「BANANAFISH」。なんじゃこりゃー!と驚いたのを覚えています。そして読んでみると難しすぎて何が何だかわからない、、、めまいがしたことを覚えています。(私の母が好きで、吉田秋生先生作品が沢山ありましした。最近映画になって有名なのは「海街diary」ですな。自分は「ラヴァーズ・キス」という作品に憧れてひそかに江ノ電沿いの高校に行きたかったのはここだけの話です。。。)

こんな文を書いていたら、「そういえば文庫本持っているはず」と本棚をガサゴソやったら出てきました!後ろをみたら平成11年発行の54刷。。。どうやら学生時代の自分、新品を買っていたみたいです。今でいう中二病真っ盛りで恥ずかしすぎる。。。

ナインストーリーズ内の短編タイトルは森先生の小説タイトルでも数多く引用されておりファンとしてはニマニマものの一冊です。その後、意外なところでこの本と出会います。それはもう一つの好きな作品、「攻殻機動隊」のアニメシリーズ、「攻殻機動隊 S.A.C」で「笑い男」となのるキャラクターがでてくるのです。作品の中でもライ麦畑で捕まえてからの引用などもあり、J.D.サリンジャーさんの世界ど真ん中に据えたものでした。当時、二十代の私はホクホクしながら観ていた思い出が残ります(中二病、残っているな。。。)。なおこのアニメプロダクションが森先生の作品、「スカイ・クロラ」を映画化するのはこれから数年後、私も結婚して子ども①が生まれる頃になります。。。

学生時代から持っていた本とすると、実家を出てから国内・海外を転々とする生活で5回以上引っ越しています。その間、ずっと肌身離さず一緒に移動しているみたいです。小説の才能には乏しいらしく、その美しさはよくわからなかったですが、とにかく英語タイトルが格好良いという刷り込みが行われ、英語への苦手意識が薄くなり、その後の社会人生活では大きなアドバンテージとなりました。(Peferct day for Bananafishをバナナフィッシュにうってつけの日という訳になることは今も感動しています)

最近、小説をじっくり読むことができなてちょっとだけ悩んでいたのですが、この本をまた読み返してみようかなと思いついた、そんなささやかな幸せの夜でした。


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