かきっと!

イリヤEブックス https://twitter.com/masuyan2 https…

マガジン

  • ふわっと口語で愉しむ『言志四録』

    明治維新、さまざまな思いを抱いて行動した幕末の志士たちに大きな影響を与えた人物に、佐藤一斎がいます。その佐藤一斎が綴った『言志四録』は、『言志録』『言志後録』『言志晩録』『言志耋(てつ)録』から成り、全部で1133条もの言葉が綴られています。一斎は42歳から82歳まで執筆していました。原文は漢文です。  そのうちの『言志録』を現代に通じる言葉へ、独自視点で変換してお届けしています。

  • 2023 NFL日記

    2023年シーズンのNFLについて、勝手なことを呟きます。

  • 本を出したい! じゃあ、どうする?

    過去にKindleで出した「売れる電子書籍をつくるコツ」と、それに追加した原稿、最新の書き下ろしを随時、掲載しています。

  • 月刊群雛 愛読マラソン シーズン2 2015年

    「月刊群雛 (GunSu) 」の2015年1月号から2014年12月号まで(別冊含む)を、すべて読んで感想を述べます。

  • 月刊群雛 愛読マラソン シーズン1 2014年

    日本独立作家同盟による「月刊群雛 (GunSu) 」の創刊号から2014年12月号までを、すべて読んでコメント。

最近の記事

ふわっと口語で愉しむ『言志四録』 今週の言葉「177 師弟関係」+chat「よい弟子の条件」

177 師弟関係優れたリーダーは、同時に教師でもある。 よく聞き、よく見て、広い知識を持ち、 リーダーシップを発揮できる人物だ。 リーダーと教師は、 必ずしも一致しない。 教えることのできないリーダーや、 リーダーシップのない教師も存在する。 かつては主人と家来の関係にも、 師弟関係はあっただろう。 だが、友達関係の中には、 そのような師弟関係は生まれない。 (言志録 177方聡明叡智) ◆◇ ◆◇ 訳者の蛇足 ◆◇ ◆◇ (師弟関係をもう一度、見直してみよう) ◆

    • ふわっと口語で愉しむ『言志四録』 今週の言葉「176 分裂」+chat「リーダーシップはいらない?」

      176 分裂同じ方向性の人たちが集まるのは 自然なことだ。 世の中の物が、分類できるように 人々も、あるカテゴリーに分けられる。 トップは、組織を一つにまとめるのが仕事。 それが不十分な場合は、 いくつもの小さな集団を 生み出してしまうだろう。 組織内の分裂が進むとき、 リーダーシップは失われている。 (言志録 176方類以聚) ◆◇ ◆◇ 訳者の蛇足 ◆◇ ◆◇ (まとめることの難しさ) ◆◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◆ これまでの言葉は

      • ふわっと口語で愉しむ『言志四録』 今週の言葉「175 知識、見識の乏しい人」+chat「チームワークの要点」

        175 知識、見識の乏しい人世の中、立派な人、賢者ばかりではない。 知識、見識の乏しい人も多い。 でも、そのような人も大切な存在だ。 賢者でなくても、 チームワークがあれば、 よりよい方向を目指せる。 「昔は、立派な人ばかりだった」 という人がいるかもしれない。 だが、それは違う。 知識、見識の乏しい人たちが、 自分たちが知識、見識の乏しい存在であることを自覚した上で、 能力を最大に発揮していたのだ。 (言志録 175世有小人) ◆◇ ◆◇ 訳者の蛇足 ◆◇ ◆◇

        • ふわっと口語で愉しむ『言志四録』 今週の言葉「174 国を動かす人」+chat「国は変われるか?」

          174 国を動かす人食糧の問題、貨幣供給の問題は 国家の解決すべきことで、 失敗は許されない。 税制、資金・財務に目を光らせても、 うまくいかないこともある。 贅沢を敵視しても解決しない。 平和な世をつくり、人口が増えれば 問題も増える。 運を天に任せて、 なにもしないことは許されない。 働かずに暮らす人を減らし、 ムダをなくしつつ、 企業経営者を増やし、 必要な生産をさらに促進する。 奇策に走らず、 国を治める者は十分に手を尽くすこと。 そこに信用が生まれること

        ふわっと口語で愉しむ『言志四録』 今週の言葉「177 師弟関係」+chat「よい弟子の条件」

        • ふわっと口語で愉しむ『言志四録』 今週の言葉「176 分裂」+chat「リーダーシップはいらない?」

        • ふわっと口語で愉しむ『言志四録』 今週の言葉「175 知識、見識の乏しい人」+chat「チームワークの要点」

        • ふわっと口語で愉しむ『言志四録』 今週の言葉「174 国を動かす人」+chat「国は変われるか?」

        マガジン

        • ふわっと口語で愉しむ『言志四録』
          15本
        • 2023 NFL日記
          0本
        • 本を出したい! じゃあ、どうする?
          9本
        • 月刊群雛 愛読マラソン シーズン2 2015年
          11本
        • 月刊群雛 愛読マラソン シーズン1 2014年
          13本
        • かきっと! 更新情報
          8本

        記事

          ふわっと口語で愉しむ『言志四録』 今週の言葉「172 変化が基本」+chat「変わらないよさは本当か?」

          172 変化が基本この世の中は 変わることによって成り立っている。 わたしたちの仕事や考えも 変化させることで成り立っている。 (言志録 172天下之体) ◆◇ ◆◇ 訳者の蛇足 ◆◇ ◆◇ (変化を畏れることはない) ◆◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◆ これまでの言葉は↓ ふわっと口語で愉しむ『言志四録』まとめ  佐藤一斎および「言志四録」については、こちらをご参照ください。 【ご注意】勝手に現代口語に訳すというか、かなり著者なりの言葉にな

          ふわっと口語で愉しむ『言志四録』 今週の言葉「172 変化が基本」+chat「変わらないよさは本当か?」

          ふわっと口語で愉しむ『言志四録』 今週の言葉「173 創業と継続」+chat「人は変われるか?」

          173 創業と継続人の心を大事にし、 規律や教育を大切にする人は、 起業家にふさわしい。 戦う気持を忘れずに、 常に備えている人は、 事業の継続にふさわしい人だ。 (言志録 173吾観) ◆◇ ◆◇ 訳者の蛇足 ◆◇ ◆◇ (場面によって求められる能力が違うなら、考えを切り換える必要がありそう) ◆◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◆ これまでの言葉は↓ ふわっと口語で愉しむ『言志四録』まとめ  佐藤一斎および「言志四録」については、こちらをご参照

          ふわっと口語で愉しむ『言志四録』 今週の言葉「173 創業と継続」+chat「人は変われるか?」

          ふわっと口語で愉しむ『言志四録』 今週の言葉「171 自然に学ぶ」+chat「不自然な人間」

          171 自然に学ぶ空を見上げたり、 遠く大地を眺めると、 太陽も月も輝いて 星も燦然としている。 春の風は穏やかに生命を育み、 つづきは↓ ふわっと口語で愉しむ『言志四録』まとめ chat「不自然な人間」 人間は不自然な生き物なのでしょうか? それとも人間も自然の一部なのでしょうか?  私たちは余暇、旅行で自然を求める傾向があります。その一方、都会を求める傾向もあります。人工物に囲まれている世界と、人工物が少ない(皆無はさすがに少ないから)世界。これは、対立した存在なの

          ふわっと口語で愉しむ『言志四録』 今週の言葉「171 自然に学ぶ」+chat「不自然な人間」

          ふわっと口語で愉しむ『言志四録』 今週の言葉「170 主観」+chat「主観的に生きる」

          170 主観ものごとを正しく知ることは、 どうすればできるのだろう。 自分が進むべき道を進み、 つづきは↓ ふわっと口語で愉しむ『言志四録』まとめ chat「主観的に生きる」  当然ですが、私たちは主観に基づいて生きています。客観的に生きることはできません。しかしながら、社会では主観ばかりでは対立が増え、結論に至りにくくなることもあり、そのために客観的なデータやエビデンスが求められます。したがって、例えば「それはお前の主観だろ」という批判や、「もっと客観的なデータを提示

          ふわっと口語で愉しむ『言志四録』 今週の言葉「170 主観」+chat「主観的に生きる」

          ふわっと口語で愉しむ『言志四録』 今週の言葉「169 科学」+chat「科学的思考の限界」

          169 科学西洋から科学が入ってくると、 大勢の学者たちは夢中になった。 ものごとを正しく知る点では つづきは↓ ふわっと口語で愉しむ『言志四録』まとめ chat「科学的思考の限界」 科学的思考は現代の基本的な、国際的に共通の考え方と見ていいでしょう。だけど、いい面もあれば悪い面もある。さっそくChatGPTにまとめてもらいました。その文章をさらに短くまとめて見ましょう。  いい点は……  論理的アプローチ(ステップ、プロセスがわかりやすい)  信頼性(成功例が豊富)

          ふわっと口語で愉しむ『言志四録』 今週の言葉「169 科学」+chat「科学的思考の限界」

          ふわっと口語で愉しむ『言志四録』 今週の言葉「168 言葉と行動」+chat「ブーメランはなぜ戻る?」

          168 言葉と行動学んだことを人に話せば、 言葉自体は立派なので、 あなたも大した人だと 思われるかも つづきは↓ ふわっと口語で愉しむ『言志四録』まとめ chat「ブーメランはなぜ戻る?」 簡単に言えば、ブーメランは長い部分と短い部分があるから、回転運動をして揚力を得て飛んでいるときも、空気抵抗の差によって曲がるのです。投げた人に戻ってくるのは、ちょうどいいバランスで飛行できた結果だとも言えそうです。速度、角度、そしてブーメランそのものの形状と大きさ。それがちょうどいい

          ふわっと口語で愉しむ『言志四録』 今週の言葉「168 言葉と行動」+chat「ブーメランはなぜ戻る?」

          ふわっと口語で愉しむ『言志四録』 今週の言葉「167 古い考え」+chat「新しい考えについていけない?」

          167 古い考え古い考えを学び、 そこで学んだことだけで 今日を批判するのは危険だ。 以下、ふわっと口語で愉しむ『言志四録』まとめ chat「新しい考えについていけない?」 古い考えで現在を切るのは、錆びたナイフで切るようなものでしょうか。それでも切れる、と言えるし、切れたとしてもぐちゃぐちゃになって、おまけに錆びまでついて、食べられないじゃん、とも言える。  新しい考えについていけない人は、圧倒的に多いはずで、なぜなら、世の中の大半の人たちは現在から見れば古い教育や躾け

          ふわっと口語で愉しむ『言志四録』 今週の言葉「167 古い考え」+chat「新しい考えについていけない?」

          ふわっと口語で愉しむ『言志四録』 今週の言葉「166 看板」+chat「学ばない人」

          166 看板なにかを学ぶ時に、 自分がなにを学んでいるのか ひけらかすのは、 以下、ふわっと口語で愉しむ『言志四録』まとめ chat「学ばない人」 何十年か前、日本は「教育熱心」な国民で、同時に「勤勉」な国民だ、と思っていた人も多かったはずですが、それは過去の話です。実態としては、学ばない人はどんどん増えている。だいたい、大学まで卒業していても、「何を勉強してきたんだ、コイツは!」と思われている。つまり、学ばない、あるいは学べていないのです。  もちろん、優れた人もいます

          ふわっと口語で愉しむ『言志四録』 今週の言葉「166 看板」+chat「学ばない人」

          ふわっと口語で愉しむ『言志四録』 今週の言葉「165 節度」+chat「災いは転じるか?」

          165 節度水と火は生活の必需品だ。 しかし、 どちらも災いの原因にもなる。 以下、ふわっと口語で愉しむ『言志四録』まとめ chat「災いは転じるか?」 節度が大事だというけれど、人間はけっこう度を越してしまうものです。「あー、もうお腹いっぱい」と言っておきながら「ケーキは別腹」と、すでにかなり度を越していても平気だったりもします。「明日、辛いな」と思いつつ、午前二時頃からはじまるサッカーを見てしまう。「この一杯でやめておこう」と決めてから、かれこれ五杯ぐらい飲んでいる。

          ふわっと口語で愉しむ『言志四録』 今週の言葉「165 節度」+chat「災いは転じるか?」

          ふわっと口語で愉しむ『言志四録』 今週の言葉「164 若い欲」+chat「偏食」

          164 若い欲若い時に欲望をためこんでしまうのは、 よくない。 精神がのびのびできないからだ。 だからといって、 セックスにのめりこむのは、 以下、ふわっと口語で愉しむ『言志四録』まとめ chat「偏食」「今週の言葉」にかこつけて、どうでもいいことを呟きます。AIに書かせているのではなく、AIを少し使いながら書いています。30年ちょっと昭和の時代を生きた者です。  偏食はいけないことなのか?  たとえば、ご飯。ごく最近まで、人々は「主食」を求めて大変な苦労をした。飢饉が

          ふわっと口語で愉しむ『言志四録』 今週の言葉「164 若い欲」+chat「偏食」

          ふわっと口語で愉しむ『言志四録』まとめ 言志録1~171

          底本 佐藤一斎および「言志四録」については、こちらをご参照ください。 【ご注意】勝手に現代口語に訳すというか、かなり著者なりの言葉になっていますので、ご興味を持たれたら原典にも触れてみてください。 参考:講談社学術文庫 川上正光訳、岩波書店 日本思想体系46「佐藤一斎 大塩中斎」(1980年5月23日第1刷) M&Aオンラインの著者連載コラム 「M&Aに効く『言志四録』」 「M&Aに効く論語」 171 自然に学ぶ空を見上げたり、 遠く大地を眺めると、 太陽も月も輝いて

          有料
          300

          ふわっと口語で愉しむ『言志四録』まとめ 言志録1~171

          3-2 書く=どこに気を使うか

           本書では、この最後の二つのパートで、編集的な観点から、誰でも比較的簡単に「書く」部分をチェックできる方法と、そのコツをまとめます。 「売れる電子書籍」にするために、ちょっとした気遣いで、品質を向上させることができるので、それをこの章でお伝えします。次の章では、そもそも書き上げないことには「売れる」わけがないので、どうすれば書き上げられるか、そのコツに触れます。  ただし、文章読本のような部分は深くは書きません。いい本がすでにあるので、そちらをご覧ください。ネットで探せば、誰

          3-2 書く=どこに気を使うか