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ピカソの故郷 マラガ放浪

※追記 旅行記総集編はこちら↓

前日までのマドリード編はこちら。

スペイン南部の港町マラガに1日滞在した記録です。ヨーロッパの中核都市では一番南にある街。

LCC新幹線でマラガ入り

「LCC新幹線」であるiryoでマドリードからマラガまで移動した。

赤い車体のiryo

そう、スペインには新幹線にもLCCがあるのです。マドリードからマラガまで、約400kmを3時間弱で移動できて、運賃は30ユーロ(5000円以下)。安い!てか日本の新幹線って高いんですね。

道中の停車駅は一つだけで、なだらかな丘の続く人気のない土地をかっ飛ばしていく。日本の新幹線、東海道新幹線は絶えず都市や工業地帯を走っていくし、それ以外の新幹線はトンネルばかり。でも、今回はトンネルというものがほとんどない。車窓の景色はぜんぜん日本と違う。造山運動がそもそも違うことを体感した。

マラガ到着

白い建物が多く、南国を感じる。ランチはクスクス。モロッコに近いこともあって、イスラームを少し感じる街並み。

マラガ市街地

カトリック教会

もちろんマラガにも貫禄あるカトリック教会が多数ある。どれも作られたのは日本では江戸時代だったころ。地方であってもスペインにおけるカトリックの強大さは変わらない。マラガでも多くの教会で毎日ミサをやっているのでしれっと参加。3日連続ミサに出席してしまった。

エンカルナシオン大聖堂。やはり圧巻
巨大なパイプオルガン。まだ演奏できるのか??

マラガ砦

14世紀に建てられた要塞。イスラームがこの土地を支配していたときのものらしく、ところどころイスラーム様式。
要塞なので中の道は複雑です。迷います。
標高が高いので、マラガ市内全体を見渡せる。

要塞なので構造が複雑
マラガ市内を見下ろす

ピカソ博物館

マドリードで「ゲルニカ」を観るまで気づかなかったのですが、マラガはピカソの故郷です。この多様性のある土地の生まれであることは、彼の人格形成に大きく影響を与えたそう。
市内には彼を記念する美術館や博物館が複数あり。
わたしは去年、岡本太郎にハマっていたのですが、太郎さんご本人もピカソに影響受けたと言っているし、過激な言動をしてしまうのもキャラ近いし、なんなら顔もちょっと似ている。

ピカソ、眼光が鋭い。いい年齢なのに…

埠頭からマラガを一望

埠頭の先までいってマラガ市内を見渡してみた。

ディズニーシーにすこし似ている

地中海式の伝統ある建物群が見渡せて、そして背後には山が迫っている。
軍港って、背後に山が迫っていることが多いですよね。横浜も神戸も長崎もそう。きっと上陸してきた敵を遮りやすいからなんだろうな。

さて、明日はジブラルタルへ向かいます。徐々にキリスト教圏からイスラーム圏へ移動していることを感じる。

※追記 続きはこちら


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