忙しぶりたい人たち
現代人は忙しいらしいです。
様々なテクノロジーの発達により、時間の流れが早くなったり、中身が濃くなったりしているのは確かでしょう。
しかし、みんながみんな本当に忙しいのかと言われると疑問に思います。
私がいる世界線程度では、「本当に忙しい人は、いないことはないけどそんなに多くない」という印象です。
今回はそんなお話です。
まず、私が思う「忙しい人」の定義からお話します。
これは 2 パターンあります。
① 使える時間が「やらなきゃいけないこと」で埋まっている方
「仕事が趣味」と言わんばかりにバリバリ働いている方などが該当します。
いわゆるブラック企業に勤めている方も該当してしまいますね。
心中お察しします。
②使える時間が「自分で調整できない用事」で埋まってしまう方
これは子育て中のお母さん、特に乳幼児を抱えたお母さんが該当します。
ちなみに、イメージしやすさのために「お母さん」という表現を使っただけで、男女の役割分担が云々という意味は含んでおりません。
こんなこといちいち言わなきゃいけないの、本当に嫌ですね。
毎日なんとなく生存している方以外は、毎日のタスクをある程度を分類しているはずです。
私の場合は以下のように分類しています。
やらなきゃいけないこと
すぐにやる
早めにやる ( 納期でさらに分類 )
やったほうがいいこと
ゆっくりでいいから進める
長期的な目で見た場合、後で役立つ
あまり得意じゃないけど必要
やりたいこと
やらなくてもいいこと
やらないこと
だいたいこんな感じで分けています。
分け方や呼び方は人それぞれだと思いますが、何かしら分類しているのではないでしょうか。
ただ、分類の軸になるのは「重要度」「時間」「緊急度」辺りかと思います。
私の中でも「このタスクはどこに入れるか?」というのは、その時々によっても変わります。
また、もし私と同じような分け方をする方がいたとしても、価値観の違いでどの引き出しに入れるかは変わると思います。
大きなお世話だというのは重々承知だし、誰がどう時間を使おうと私には関係ないんですが。
それを踏まえて、本当に忙しいですか?と問いたいわけです。
経験上、「 " 忙しい " と言ってる人」の中には必ず以下の 2 種類が紛れ込んでいました。
・ タスクの分類が下手な人
・ 時間の使い方が下手な人
この両方の場合もあれば、やりたくないことをやらないための方便ということもありますが、大きな割合を占めるのはこの 2 つです。
たとえば。
・ さして楽しんでもいないスマホゲームのデイリーミッション消化に時間を使っている
・明日には忘れているようなショート動画を見ていて時間を忘れる
・ 正直興味はないし趣味にも合わない流行りのアニメなどを惰性で再生している
・ SNS などで自分とはなんの関係もない人の発言に一喜一憂して精神衛生を害される
上記を行うことによって、「やらなきゃいけないことはわかっているけどやりたくないこと」を後回しにして、ギリギリになってやっと取りかかる
これらに当てはまる方は、決して忙しくはないと思うのです。
先ほど述べた通り、単純に「時間の使い方が下手」か「タスクの分類が下手」なだけです。
たとえば、別に楽しいと思っていないスマホゲームのデイリーミッション消化なんかは、私の分類の呼称ならば「やらなくていいこと」に入ります。
つまり、「やらなくていいこと」を優先して時間を圧迫されているだけです。
厄介なことに、本人は「マルチタスクでこなしている」と思い込みがちです。
「歯磨きをしながらデイリーミッション消化してる」とか。
個別にやれば 5 分で終わるようなことに 20 分かけてたら、速度を落として 2 つのことをダラダラやっているだけです。
つまり、時間の使い方が下手なわけです。
「常に生産性を意識しろ!」「娯楽は無駄だ!」とか言いたいわけではありません。
娯楽は大事です。
ただ、忙しぶるのだけはやめてほしいです。
この記事の冒頭から、地獄のミサワが頭をチラついて仕方ないんです。
以上
本日はこの辺で。
ありがとうございました!
P.S
睡眠時間に関しては、健康に関わることなのでしっかり確保しましょう。
ただし、睡眠不足耐性は持ってたほうが緊急時に使える時間が増えて何かと便利なのと、寝すぎでも体調が悪くなることは知っておいたほうがいいと思います。
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