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サンソーって、知ってる?~サンソーラブ♡の会を開催しました~

みなさんはご存知でしょうか。
 
南仏の地に生まれ、かつて南アフリカで隆盛を誇った「サンソー」のことを――

サンソーは、ラングドック・ルーションが生まれ故郷と言われている黒ブドウ品種です。温暖で乾燥した天候を好むサンソーは、その後に辿りついた南アフリカの土地にも、よく馴染んだそうです。

果実が大きく収量が増えやすいサンソーは、造り手にとってもありがたい存在。1900年代には2位の黒ブドウ品種の約2倍栽培されていたというから、そのぶっちぎり感たるや、国民的アイドル的栄華を極めたことは間違いなかったよう。

▶ サンソーの全体像については、アフリカーさんの記事に詳しいです

そんなサンソーの栄光も、今は昔。

故郷フランスではブレンド品種として扱われ、サンソー単体のワインともなれば本国でさえ珍しい存在。知り合いのワイン屋に『南仏のサンソー置いてません?』って問い合わせたら、「サンソーwwwうちも常備してないですね、なんせニッチなんでwww」と草をはやされる始末。ひとのサンソーを笑うな。

かつて国民的アイドル的栄華を極めた南アフリカワイン市場でさえも、今となっては自身の血縁である「ピノ・タージュ」が席巻中というから、栄枯盛衰の感があります。(※ピノ・タージュは、サンソーとピノ・ノワールの交配品種です)

こうなってくると、どことなく「後発の姉妹グループの人気に圧され、紅白に落選してしまったかつての国民的アイドル」を見るようなせつなさが漂ってきます。しかたない。これが、アイドル戦国時代の諸行無常なんですよ。知らんけど。

さて。

そんな地味なサンソーを、一同に集めて飲もうじゃないか!という、まさかの会が開かれました。

どういうこと…?

会場は水天宮駅からほど近い、南アフリカワイン専門店アフリカーさん。店主小泉さんのご厚意で閉店後の店内をお貸しいただき、夜な夜なオトナたちが集いました。その名も「サンソーラブ♥の会」。

なにをするかって?

そりゃあもちろん、サンソーを飲むんですよ。

かつての国民的アイドルを愛でるオトナたちの集い

まずはシュワっと駆け付け1杯

今回ご参加いただいたのは、こちらのみなさんです。

■ますたやとアンディさんとのTwitterスペース中に、空気を読んで「サンソーがいちばん好き」などと答えてしまったがためにこんなことになってしまったTakeさん(ますたや夫)
■ワイン会で「南仏サンソーは主要品種」と言い張っていたところに、Take氏の「サンソー好き」を聞きつけ「ほらー!」と相乗りしたクヴェヴリ・エミさん
■タイムラインで「サンソーは主要品種」と言い合うオトナたちに「サンソーいいですよね♪」と乗っかったところ企画に巻き込まれた、アフリカーの店主小泉さんと、超仕事がデキる新人スタッフのカメヤマさん
■おなじくサンソーの騒ぎを聞きつけて、なぜか「僕も参加します」と自ら手をあげて来られた奇特なシニアソムリエ、伊澤さん
■アフリカーでのお買い物中に「Twitter見かけたサンソーの会っていつやるんですか?」と聞いたことによって即参加が決まってしまった、南ア・フリーク澤村さん
■「南仏のサンソーが買えない」と騒いでいたところ、「うちが仕入れますよ」とまさかの神の手を差し伸べてくださったヒサソワさんと、カワイイ奥さま
■「サンソーと言ったらわたくしヒマワインですよ」と言い張る、コンテキスト・ブラインド・テイスティング界の貴公子でありワインYOUTUBERのヒマワインさん
■たまたま店内にいたために巻き込まれてしまった、アフリカーのふつうのお客さま、アーサーさん

濃……(絶望)

というわけで、どう転んでも楽しい会になる予感しかありませんが、まずはかけつけ1杯、スパークリングでシュワッと乾杯です!

新人スタッフカメヤマさんの美しい抜栓シーン
かんぱーい!(写真が撮れず、テイク2を強要)
(面倒くさいブロガーですみません!)

ステレンラスト/ロゼ スパークリング [¥2849(アフリカー価格)]

最初の1本は、ステレンラストのロゼ・スパークリングです。

うひゃ~美味しそう

こちらは、カベルネ・フラン/シャルドネ/シュナン・ブランという珍しいブレンドのスパークリング。オレンジがかったサーモンピンクが美しく、もう飲む前から目が美味い…!

綺麗よ、みんな…!

暑い1日の疲れを癒すような、キラキラした酸味とりんごのようなフレッシュフルーツ感。ホットな夜のはじまりに、最高の1杯でした。

ところでみなさん、このワインとおんなじ生産者が、このあとまた出て来ますからね。

よーく特徴、覚えておくように……

ブラインド・テイスティング・イベント

今回の会では、ちょっとしたイベントを行いました。

それが、サンソーの生まれ故郷「南仏のサンソー」を当てるイベント。これはいわゆる、ブラインド・テイスティングというヤツですね…!

早速ですが、みなさんの目の前には3つのコップがご用意されます。このなかから、「南仏のサンソー」をあてていただきますよ。

なるほどわからん

なおこのあたりから「実はサンソーって、あんまり飲んだことがないんですよね〜」などというセリフが聞かれ始めます。サンソーが飲みたくて集まったのに…?オトナって、ずるい…!(予防線)

こちらのブラインド・テイスティング・イベントは、インスタライブによる配信もおこないました。本気のオトナたちがどんどん予防線を張っていく様子、よかったらご覧くださいませ🎥

ブション・ファミリー・ワインズ/パイス・ヴィエホ・レッド マウレ・ヴァレー 2021 [¥1815(ワイン・マーケット・パーティ価格)]

さて、最初にお出ししたのは、なんと「チリのパイス」です。パイスって、みなさん飲んだことあります?

ヒマワインさんから「なんでパイスなんですか!」と質問がありましたが、そりゃもちろん、ハズしてもらうためですよ…!

というか、最初はですね、全部の品種をサンソーにして産地を変えようと思ったんです。ところが、産地を3つ別にしようとしても、3つめの国が見つからなかった。(ニッチがゆえの苦難)

そこで、おなじ「軽い赤」系統の品種であり、かつみんながあまり飲んだことのない品種にしようと思い付きました。

ここで登場するのが、全わたしの中でブラインド・テイスティングの出題者といえばこの方!との呼び声高い、ワイン・マーケット・パーティ沼田店長。まさかの刺客。

沼田店長から、「パイスは私のなかでは、ラブルスカとヴィニフェラの間のこどものようなイメージ」「サンソーの子どもであるピノタージュもいいんじゃないか」「田舎っぽいのと、基本はロゼ品種ということで、タヴェルのロゼとか混ぜるのもの面白いかも」といった大変有益なアドバイスをいただき、最終的にチリのパイスに決定されたのでした。

ほんと、なんていうか、今回ご参加いただいたメンバーもそうですが、あちこちからプロフェッショナルを引っ張り出しちゃあオトナの本気遊びに付き合わせてしまって、本当にすみません………正直、楽しいです。(ご協力ありがとうございました!)

さて、そんなわけで選ばれたパイスですが、これ美味しかったです。間違いない。

軽やかな酸とフルーツの感じに、白コショウのようなスパイスの香り。これ、夏にごくごく飲める系だったな~。

以前このワインの「白いエチケット」のほうを飲んだことがあるのですが、そちらは野生に自生しているパイスを使ったワインとのこと。「なぜか、野生のパイスのほうが断然美味しいんですよね」とは、このワインのインポーターのかた談なのですが、確かに「白エチケット」のほうがワインとしての凝縮感は高いと感じました。(お値段もちょっと上です)

でも、1000円台でごくごく飲めちゃう軽やか赤って、実は使い勝手よくないですか…?

夏になると「泡・泡・白・泡・白・泡・」みたいになる我が家の赤ワイン消費率ですが、「泡・パイス・白・泡・パイス・泡・パイス」なら、いけるかもしれないと思いました。うん。いけるね。間違いない。

▶ チリのパイスに関しては、ヒマワインさんのこちらの記事に詳しいです。ここに集まったひとたち、なにかとニッチなワインばかり愛でる傾向があるな…!(好き)

サン・マルタン・ダジェル/ジュスト・サンソー2020[¥2380(鈴木酒販価格)]

さてお次は、南仏のサンソーをお出しします。そう、これを当てるんですよ、いいですかみなさん!

こちらは、今回の参加者でもあるヒサソワさんが店長をつとめるお店、「鈴木酒販 三ノ輪店」さんで購入しました。

購入しました、というか、ヒサソワさん、この会のために1ケース(※12本)仕入れてくださったんですよね。まじかよ…

▶ みなさん、お願いですから、買ってください(責任感)

どんどん「知らない子」が増えていくテーブルのうえ

『ジュスト・サンソー』というキュベ名は、英名『ジャスト・サンソー』。つまり、サンソーだけを使いました、という意味の名前なんだそう。

そう考えると、やっぱり南仏でもサンソー単体のワインって珍しいんですねぇなんて、みんなで盛り上がります。おおサンソーよ、かつての栄光はいずこ…!

しかしこのワイン、わたしは好きでしたね~!なんなら今回のワインのなかでいちばん好きだった説まである。

ぎゅうっとしたジューシーな酸味と、じゅわっとしたフランボワーズのような果実味。南仏ワイン特有のかすかな獣の香りが、いい感じに野性味としてのアクセントを加えていました。美味い。

1ケース仕入れちゃって大丈夫かな…?なんて心配してましたが、心配無用でした。売れると思います(断言)

みなさん、アフリカーさんにお越しの際などには、そこから日比谷線で11分の「三ノ輪駅」まで足をお運びください。今現在、日本で確実に「南仏サンソー」が買える珍しいお店、それが鈴木酒販三ノ輪店です。(残り10本)

ステレンラスト/オールドブッシュヴァイン・サンソー2020 [¥2695(アフリカー価格)]

さあ3本目は、本日の主役でもあります「南アのサンソー」でございます。

小泉さんによると、南アでもサンソーは決して栽培面積が多いわけではないんだそう。

ただ、かつて南アワイン界を席巻していたことによって、結果的に樹齢が長い樹が植わっているそうで、そういったサンソーの収量を抑え、質の高いワインを造っていこう、という潮流が確かにあるのだそうです。

ワインの歩んできた歴史って、人間の暮らしとリンクしていてホントにおもしろい。大好き。

こちらのワイン、ほかのふたつの比べて色がだいぶ淡かったんです。そしてあきらかに、樽の香りがある。

軽やかで果実味を感じられるところは似ているのですが、そういう意味ではほかのふたつとキャラが違っていました。「ひとつだけキャラ違いだから、これがパイスかも」と思った方が多かったワイン。ま、違ったけどねえ。(ドヤ顔)

写真では全部一緒に見えますが…

というわけで、誰が正解したのか、そして、ハズしたみなさんがどのような言い訳をしていたのか、そちらはぜひ、Instagramのアーカイブをご覧ください!
イベントなどと銘打っておきながら、実際はオトナたちがただ集まって宅飲みしてるだけみたいなゆるい動画が流れます。友達の飲み会を覗くくらいの軽い気持ちでぜひどうぞ。

それにしても、ブラインドでワインを飲むのって「当てる」ことも楽しいんですが、ワインを先入観なく飲めるところも楽しさのひとつですね。もちろん「これがフランスの味か~」とか「高いワイン、今から飲むぞ!」という構えがある楽しさも大好きなんですが、ときにはこんな風に「なんだかわかんないけど美味しいヤツ」、また飲みたいなと思いました。

みなさん、また付き合ってください!

南アサンソー・飲み比べ

さて、小泉店長のご厚意により切りたての生ハムをいただいたりなんてしつつ、会はまだまだ続きます。

生ハムの「ピカンテ」これ、すんごい美味かった…!
ヒマワインさんからは日高屋おつまみセットのお差し入れもいただきました!日高屋は世界の善である。

さっそく飲み比べたのは、こちらの2本。

おなじ生産者の「産地違い」のサンソー。・・・いやいや「産地違いのサンソー」平行飲みとか、そんな楽しいことできるなんてことある…?!

ニッチすぎるが楽しすぎる平行飲み

いただたいたのは、ナットファレーの造るサンソー。ひとつは「ダーリン」で、もうひとつが「ステレンボッシュ」でした。これが、キャラが確かにはっきり違うんですよ。

ダーリンのほうは、気高い酸味とシックなまとまりが魅力。軽やかながら余韻は長く、そこはかとなく漂う「イイワイン」感。どちらかというと玄人向けというか、クールでスマートなバランスがクラシカルでよかったです。たぶん、ピッタリのペアリングでご飯食べたら、泣くと思う。美味しくて。

一方のステレンボッシュのほうは、果実味が強くチャーミングな印象が前面にあります。野生のいちごの香りと軽やかな酸味で、ごくごくいけちゃう親しみやすさ。これ飲んだら「あ、サンソーって美味しいんだね!」って、きっとみんなにこにこしちゃう「サンソー味のサンソー」でした。

輸入業にも長く携わって来られた伊澤さんによると、ステレンボッシュのほうが「対外的にも有名な産地」なんだそう。認知度が高い分、「一般大衆にも受け入れられやすい」お味にまとまることが多いんだそうです。

なるほどー、南アのワインを選ぶときに、ステレンボッシュを選んでおけばアタシの好みに当たりやすい説ある…?

▶ こども舌のわたしが好きだったのは、ステレンボッシュのほう。

▶ 南ア好き勢にはこちらが人気。酸味星人の方にも好まれておりました。

ザ・サディ・ファミリー・ワインズ/ポフェイダー 2020[約¥8500(ネットショップ価格)]

さてサンソー飲み比べの締めくくりに、南アサンソーの最高峰と名高い「ポフェイダー」をいただきます。

生産者は「ザ・サディ・ファミリー・ワインズ」

ヴィンテージによって価格は微妙に違うようですが、だいたい8000円~1万円前後くらい。地味でニッチなサンソー(※失礼)における1万円って、そりゃ相当の価格ですよ。

ちなみに「ポフェイダーってなんですか?」って小泉さんにうかがったら、真顔で「パフアダーのことですね」って返ってきました。店長、パフアダーは全人類の共通概念じゃないですよ…!(※南アフリカに生息している、毒を持つ大蛇のことでした)

小泉店長、南アでは自然保護区に通って現地のレンジャーと仲良くなるほどの無類の動物好きですが、最近ハマっているYOUTUBEが「毒蛇とかサソリとかを食べるヤツ」だったりして、「動物好き」の方向性がわたしとは微妙に異なっている説ある。みんな違って、みんな好き。

さてさてパウアダーあらためポフェイダー、いわゆる「ピノ・ノワール・スタイル」のサンソーということで、華やかで繊細な香りが印象的。いちごのような愛らしさとなめらかな口当たり、美麗な酸と長い余韻を感じます。

ただ、小泉さん的には「うーん…まだ開いてないかも…」とのこと。しばらくみんなでぐるぐるグラスをまわしておりました。それでも十分に美味しかったんですが、本領を発揮するともっと香りがパアッと開くんだろうなというポテンシャルは感じます。・・・なんて言っとりますが、そう言われたらそんな気がするっていう程度のアレですよ、アタシの舌なんて…!

でも、すぐに飲んでも美味しいし、開いたらもっと美味しいし、たぶん熟成したらもっと表情が変わって美味しいんですよね、きっと。それこそが上質の証と言うかなんというか、わたし、そういった飲み手に親切なワインのこと、たぶん、一生、好きです。

いずれにしても貴重なワインを飲むことができ、ありがい時間でした。美味しかったなー。ていうか、すぐなくなったよねこのワイン。いっぱい飲んだの誰ですか…?!

▶アフリカーさんでは品切れ中です。またの入荷を待ちましょう…!

そして、ワイン会は夜な夜な続く…

サンソー飲み比べのあとは、みなさんが持ち込んでくださったワインも参戦。ワイワイ賑やかに、時は過ぎゆきます。

「講座で使ったワインの残り」という、いかにもワイン業界っぽい持ち込み方がエモい伊澤さん。こちらはNZの美味しいピノ・グリ。コスパや良し!
NZピノも美味しいですよねぇ
先日ベトナムから帰国されたエミさん。ダラットのワイナリーから「カーディナルブレンド」の赤ワインを持って来てくださいました。「ブラインドで品種あててください」…いやカーディナルなんか当てられるかーい!
こちらはヒサソワさんから。『ジュスト・サンソー』とおなじインポーターの南仏ワインとのこと。ちなみにこっちは「テンプラニーリョ × カリニャン」でした。「じゃあ、これもブラインドで…」ってなんなのみんな?!誰か主要品種持って来い!(暴言)

くわえて、料理の鉄人澤村さんがめちゃくちゃ美味しいショコラを作って持ってきてくださり、最高に幸せだったことをここに付記しておきます。・・・写真がないのは、楽しいワイン会の証ってことですよ!(反省)

後半はなぜか、ワイン業界の新人マイコ(※わたしです)の、ワイン業界内でのアイデンティティについて模索する会に。

「みなさんどうして、ワインの仕事をしてるんですか?」

そんな問いから、それぞれのプロフェッショナルとしての流儀が覗きます。

エミさんとジョージアワインとの出会いに泣いたり、ヒサソワさんのエモーションに泣いたり…いやはや、いい時間でした。ほらあ、ますたやすぐ泣く

なぜか小泉さんがカメラをまわしていたので、撮れ高がよければYou Tubeに流れる、かもしれません。みなさんチャンネル登録してチェケラですよ!👀

というわけで、楽しい時間は矢のように過ぎ去り、予定の2時間を大幅に上回って終電ギリギリに走って帰りました。新人スタッフ亀山さんのダッシュを見送ったますたや家は、途中でタクシーなどを駆使して無事に帰路につきました。(無事じゃない)

あ~、楽しかった。今回もすごくいい会でした。オトナの本気、最高だな。

みなさんお付き合いありがとうございました!また夜な夜なワイン飲みましょう!

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■ ますたやとは:
関東在住の30代、3000円ワインの民(たみ)。ワイン好きが高じて、2023年3月から都内のワイナリーで働きはじめました。
2021年J.S.A.認定ワインエキスパート取得/2022年コムラードオブチーズ認定。夫もワインエキスパートを取得し、現在はWSETLevel3を英語で挑戦中。

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