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ボージョレ・ヌーヴォー2022の楽しみかた

ハッピーヌーヴォー!

みなさん、楽しんでますか?
今日は、ボージョレヌーヴォー、解禁デーです!🍷✨

さて、高い、高いと言われた、今年のヌーヴォー。
まこと噂に違わず高いんですが、それでも今日は嬉しく楽しい、新酒のお祭りナイト。

つやつやのブドウが収穫できたこと。美味しいワインが造れたこと。

今年も「ワイン、サンキュー!」をめいっぱい味わうため、解禁カウントダウンイベントに行ってまいりました!

駆けつけた頃にはピークを迎えていたミニコンサート

わたしが足を運んだのは、夜中の0時を控えたとあるイオンです。
こちらでは毎年、ボジョレー・ヌーヴォーの解禁イベントがおこなわれておりまして、わたしが初めて参加したのは2020年のことでした。

当日、世間はまだまだ感染拡大防止対策まっただなか。イベントは復活の兆しを見せてはいましたが、いずれも時間は短く、声は出せず、この日ももちろん試飲はなしでした。
「外遊び」が世間様にバレないよう、テレビカメラから外れる画角で、ひっそりと解禁を見守ったことを覚えています。(でも、知り合いにはしっかりバレてました)

ひとが集まりすぎることを防ぐためか、毎年ひっそりと店舗のみでの宣伝をおこなっているこのイオン。どうやら今年もイベントをやるらしいぞと聞きつけたますたやは、しっかりこの日のスケジュールに書き込んでいました。


さあ、肝心のイベントです。

今年も無事にブドウ農家の1年が終わりゆき、やってきました解禁日。そうこうしているうちに、解禁の瞬間まであと10分というところまでやってきました。

ここで、イオンワインのアドバイザーである高野ソムリエから、今年のボージョレ・ヌーヴォーについてご紹介がはじまります。高野ソムリエ、お願いします!

以下、高野ソムリエからワインのご紹介です

今年のボージョレ・ヌーヴォーは、航空機代の高騰や円安の影響で、高いです。正直なところ、いつもと同じ品質でこの値段では、売れないだろう…と思っていました。

しかし、今年のフランスは、暑かった。雨も全く降らず、気温も高く、カラッカラに乾燥したんです。

そうすると、ブドウの収量が自然と落ちたんですね。結果的に、残ったブドウの実の凝縮度があがった。そのことによって、ワインが「大化け」したと思っています。果実味がしっかりある、美味しいワインができあがりました。

今年のボージョレは、ぜひ飲み比べをしてみて欲しいです。農家の努力、そして個性がよく現れた年です。
そして何より、いいボージョレ・ヌーヴォーは、1年は持ちます。すぐに飲まなくても、すこし寝かせて飲むのもよいでしょう。


わたしはこのお話をうかがいながら、いつの間にか心が晴れていくのを感じていました。

実は今年のヌーヴォー、どのように楽しむのか、直前まで悩んでいたのです。
ヌーヴォーは、好きです。でも、果たしてこの値段を出してまで、急いで買う必要があるのだろうか――

「今年のヌーヴォー、予約した?!」

そんな風に職場で声をかけられ、即答ができませんでした。
「今年のヌーヴォーは、値段が高くて…」とモニョるわたしに、「えー?!そうなの!知らなかった!」と答える「ワイン好き」の同僚。

そっかぁ、ヌーヴォーの高騰って、ワインの変態(※褒め言葉)以外は、ご存知ないのかぁ…そうだよなぁ…!

わたしに、心からのお祝いができるだろうか。ワインではなく、航空機にお金を払う、今年のヌーヴォー。そこに納得して、ワインに課金することができるだろうか……

そんな複雑な思いを抱えて向かった、今回のイベント。
高野ソムリエからの「高い。でも、美味しいですよ」の言葉に、「そっかぁ…!そうだよなぁ…!」と、心から合点がいきました。高いよなぁ。でも、美味いんだなぁ…!

こうして解禁5分前に、わたしのワイン脳は完全にお祝いモードにスイッチオンすることができました。ふ~、ギリギリだったぜぇ…!

ソムリエの存在のすごさって、ホントこういうときにひしひしと感じます。ワインと人を繋ぐ架け橋。ワインの「価値」をわかりやすく伝えてくださる、翻訳者。
間違いなく今年のわたしは、高野ソムリエにヌーヴォーと「繋いでいただいた」と、思っています。

残り5分を切りました
解禁のときを待つワインたち

さあ、ワインの説明も終われば、あとはカウントダウンを待つのみ!

みなさん、心の準備はいいでしょうか。

3分前…

2分前…1分…

10、9、8、7、6…

5、4、3、2、1………

おめでとうございます!!

解禁です~!

▶ 動画でもお祝い

解禁から5分後には、試飲もいただきました。解禁、楽しいな~~~!

いただいたヴィラージュもの
果実味がはっきりしつつ、わりとまろみのある輪郭でした。なるほどこりゃ美味ェ!
しかもワインが当たりました
その後すぐに飲みました

ちなみに「ワインを美味しそうに飲む」ことで有名なますたや、今回は夫婦でばっちり取材を受けました。美味そうに飲んでたんやろな。

やだ、われわれの勇姿が全国ニュースで流れちゃう?!なんて思いましたが、これがね〜、なぜか、使われないのよな〜〜…(「果実味」とか「酸味」とか言うたらアカン)

次はもっと「ブドウの味がする」とか、言います!


そんなわけで、わたしのボージョレヌーヴォー2022の楽しみかたは、「今年のヌーヴォーは高い」ことを知ったうえで、それでも新しく生まれたワインに感謝し、年に1度のお祭りを楽しむ!で決まりました🍷

いつものショップにも覗きに行くし、コンビニだってのぞいてみます。そして、2ヶ月ほどのちに到着する、船便ヌーヴォーも楽しみ!

ちなみに――

うちの夫氏にヌーヴォーについての思いを聞いたら、こんな答えが返ってきました。

「長くひとつのものを愛していれば、値段の上下なんかよくあること。それも織り込みずみでワインを愛しているので、問題ない」

生きとし生けるもの、すべてを愛する我が夫氏。夫氏にとってはヌーヴォーの高騰など、自然現象の一部に過ぎないのでした(あっぱれ)


みなさんは、どんな風にボージョレ・ヌーヴォー2022を楽しみますか?🍷

▶ 迷っていた解禁イブに見て、勇気づけられたゆっくりワインさんの動画

▶ 葡萄畑ココスさんのブログも、ヌーヴォーの楽しみ方がたくさんあってわくわくします!わたしのフランスワ旅写真も使っていただきました😊

それでは、2022ヴィンテージも、楽しいワ活に励みましょう♪
3000円台のワインをこよなく愛する、3000円ワインの民ますたやがお送りしました(^○^)ばいばーい!

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■ ますたやとは:
関東在住の30代、3000円ワインの民(たみ)。ワインは週に約5本(休肝日2日)、夫婦で1本を分けあって飲みます。2021年J.S.A.認定ワインエキスパート取得、2022年コムラードオブチーズ認定。夫もワインエキスパートを取得、現在はWSETLevel3を英語で挑戦中の、ワイン大好き夫婦です!

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